AI教習システムの有償サービス開始

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日本初!2022年6月から南福岡自動車学校で指導員同乗なしでのペーパードライバー講習をサービスリリース

AI教習所株式会社(本社:東京都渋谷区渋谷、代表取締役:江上喜朗、以下「AI教習所」)は、AIと自動運転技術を活用した運転技能及び教習システム(以下、「AI教習システム」)を使ったAIペーパードライバー講習が、株式会社南福岡自動車学校(本社:福岡県大野城市、取締役社長:山田康之、以下「南福岡自動車学校」)にて6月から正式サービスを開始するに際し、AI教習システムの有償サービスを開始することを発表しました。
【AI教習所】https://ai-driving.school
【AI教習システム開発の背景】
昨今、地域の交通教育を支える自動車教習所は、指導員の高齢化や採用難による人材不足に直面しており、在籍指導員の負担増加や運転免許取得希望者及び免許更新を控えた高齢運転者の受入難という社会課題が顕在化しています。この課題解決を目的とし、ティアフォーの創業者でもある加藤真平氏が東京大学の准教授として研究代表者を務めるJST CREST(※1)の研究課題「完全自動運転における危険と異常の予測」の研究成果、ならびに、ミナミホールディングス株式会社が有する教習所における知見を活用し、AI教習システムの開発を進めてきました。
※1 国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)の戦略的創造研究推進事業 チーム型研究(CREST)を指します。

【サービス化への道のり】
2020年9月に事業化を発表後、2021年5月にミナミホールディングス株式会社と株式会社ティアフォーの2社の合弁でAI教習所を設立し、免許既得者および新規免許取得者向けにAI教習システムの開発と検証を重ねて参りました。
多くの教習車両が走行する教習所コース内において、400時間以上のモニターによる検証を行い、指導員が同乗することなく(※2)、機能面・安全面においてAI教習システムを利用できる目処が立ったことから、全国で初めて南福岡自動車学校に対して有償サービスを開始する事になりました。尚、同社ではAIペーパードライバー講習としての利用を予定しています。
※2 指導員が相応の力量があると判断した方に限られます。

【AI教習システム概要】
AI教習システムは、AIと自動運転技術を用いて、教習所コース内における車両位置、車両状態、周辺環境及びドライバーの確認行動をリアルタイムに把握することで、ドライバーの危険運転行動の検知、及び事前に収集した教師経路と実際にドライバーが運転した走行経路の差分などに基づく運転技能評価につき、指導員の同乗を必要とせず、指導員と同程度の精度でドライバーを評価することが可能です。
また、運転席のタブレットで受講者自身が講習メニューを選択し、走行後は自身の運転を映像で振り返ることにより、運転技能の向上を図ります。指導員の同乗なしでも安全に受講ができるよう、一定の条件で作動する自動補助ブレーキが実装されています。

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