東芝データ、三菱総合研究所のオルタナティブデータによるナウキャスティング実証に購買統計データを活用

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~消費に関する家計や経済のリアルタイムな動向の可視化を可能に~

東芝データ株式会社(代表取締役CEO:北川 浩昭、本社:東京都港区、以下:東芝データ)は、株式会社三菱総合研究所(代表取締役社長:籔田健二、本社:東京都千代田区、以下:MRI)が行った社会・経済の「いま」を可視化するナウキャスティングに関する検証において、購買統計データを活用し、一定精度で公的統計の傾向を把握できる取組みに寄与しました。これにより、公的統計に1~2カ月先んじて家計や経済の状況をリアルタイムかつ詳細に把握することが可能になります。
1. 背景・経緯
昨今、デジタル化やテクノロジー進化に伴い、日々さまざまな場所でデータが産み出されています。これらはオルタナティブデータと呼ばれ、容易に利用できる環境が整いつつあります。一方、社会や経済の先を見通すことが難しく、気候変動や自然災害など前例主義では乗り越えられない局面が目立つようになりました。このような状況下の今、よりリアルタイムに経済活動を把握する必要性が高まり、データの鮮度が求められる時代へと変化してきています。
そこで、東芝データでは、購買統計データ活用におけるオルタナティブデータ連携の研究を進め、科学的根拠に基づくマーケットの全体像把握や社会・企業における迅速な意思決定の寄与に貢献していきたいと考えています。
その実現の第一歩として、今回MRIのオルタナティブデータを活用したリアルタイムな状況の可視化、いわゆる「ナウキャスティング」に関する検証にデータ提供を行いました。

2. MRIとの検証の概要・特徴
購買統計データ(※1)による検証
購買統計データを活用し、精度評価のベンチマークとなる家計調査と食料品に関する消費支出額の対前週比推移を比較を行った結果、高い精度で傾向が近いことが明らかとなりました。

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