完全自動運転車開発のチューリング、30億円をプレシリーズA前半調達

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チューリングのコンセプトカー「Turing Machine Alpha」
Image credit: Turing

完全自動運転車の開発をリードする チューリング は23日、プレシリーズ A ラウンドの前半で30億円を調達したと明らかにした。このラウンドは ANRI がリードし、デジタルハーツホールディングス(東証:3676)、DIMENSION、未来創造キャピタル(みずほリースの CVC)、みずほキャピタル、NTTドコモ・ベンチャーズ、ヤンマーベンチャーズ、Z Venture Capital、グローバル・ブレイン、JGC MIRAI Innovation Fund(日揮ホールディングスの CVC)、名前非開示の個人投資家が参加した。

これはチューリングにとって、2023年8月に実施した5.2億円の調達に続くものだ。今回参加した投資家のうち、ANRI、グローバル・ブレイン、DIMENSION は2022年4月にチューリングが明らかにしたシードラウンドに続くフォローオン。今回の調達を受けて、チューリングの累積調達額は明らかになっているものだけで45億円を超えた。

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チューリングは、カメラから取得したデータを使用し、ステアリング、ブレーキ、アクセル操作を含む運転の全判断を AI が行う、End-to-End(E2E)の自動運転開発に特化している。自社開発のマルチモーダル生成 AI「Heron」を用いて、未遭遇の走行状況にも倫理的に対応可能な自動運転システムの構築を進めている。Heron は、ルールベースのシステムでは実現が難しいレベル5の完全自動運転を目指すものだ。

今回調達した資金は主に、2025年までに実現を目指すプロジェクト「Tokyo30」に使われる。このプロジェクトは、人間の介入なしで東京都内を30分間連続して走行できる自動運転システムの開発を目標としている。また、資金は Heron の専用計算基盤である大規模 GPU クラスタ「Gaggle Cluster」の構築にも充てられ、チューリングのエンジニアは国内トップクラスの計算資源を活用できるようになるとしている。

via PR TIMES, PR TIMES, PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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