クラウド上の製品構成情報とサプライチェーンデータ収集基盤により製品LCAの実現を支援するデジタルサービスを展開

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株式会社クラウディオ(以下、クラウディオ)は、クラウドに構築された製品構成情報およびサプライチェーンデータ収集基盤を提供することで、製品LCAの実現を支援するデジタルサービスとして、『GHG Visualizer LCAオプション』を本年2月から提供開始します。部材製造から完成品製造、物流、使用、リサイクル、そして廃棄までのライフサイクルフローを定義し、各プロセスで発生するCO2等のデータをサプライヤーなどのサプライチェーン関係者から収集、LCA分析のためのレポート生成までのプロセスを仕組み化して、製品LCAの取組みを通じた製品価値および企業価値向上の実現をサポートします。
背景2021年のコーポレートガバナンスコード改訂から、企業のGHG排出量算定はScope3への取組みが加速しています。それだけでなく、欧州ではバッテリー規則が施行され、さらに2027年2月には電池パスポートの開示が義務付けられるなど、製品を構成する部材の資源情報やライフサイクルを通じた環境や社会観点での情報開示が求められています。これらの動向はデジタル製品パスポートとして、消費者への情報開示の取組みにも広がっています。各国規制への対応もさることながら、消費者意識への対応としても、企業は自社製品のサステナビリティについて積極的に情報開示し、製品価値そして企業価値を高めることが必要になります。
製品LCAプラットフォーム『GHG Visualizer LCAオプション』概要GHG VisualizerのLCAオプションは、LCA算定に必要な製品ライフサイクルにおけるライフサイクルフローの設定と公開、およびプロセス単位の活動量・排出量の算定、環境影響評価とレポーティング機能までを一貫してサポートするための機能を提供します。
部材の製造過程でのCO2排出量など、調達先からの一次データ収集を依頼から収集までシステムで一元管理することで、正確かつ迅速な対応を実現します。また一次データ収集が困難である場合には二次データによる算定にも対応し、現実的な取組みを支援します。
各プロセスで収集したデータを積み上げ、製品単位で様々なLCA分析が行えます。プロセス別、サプライヤー別にCO2排出量を分析でき、CFPの可視化を実現します。分析結果は他の製品との比較により製品価値向上の取組みに活かし、またさらなる脱炭素製品への投資判断を行うためのインプットとしても期待されます。

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