薬局のDX推進を後押し、医療サービスのさらなる質向上へ

株式会社ファーマシフト（本社：東京都港区、代表取締役社長：多湖 健太郎、以下「当社」）が提供するLINEで使えるお薬手帳「つながる薬局」は、2023年1月26日より運用が開始された「電子処方箋」に対応いたしました。これにより、「つながる薬局」が有する「処方箋送信機能」の利用時に、従来の紙の処方箋に加え電子処方箋の利用が可能になりました。現在58万人を超えるユーザーがスムーズに利用できるシステムを提供することにより、時代に沿った新しい医療体験の力になります。

背景

2023年1月26日より運用がスタートした電子処方箋は、医師・歯科医師、薬剤師間で処方箋をオンラインでやり取りすることができる仕組みです。これにより医療機関と薬局の間で効率的な処方箋のやり取りが可能になるのみならず、処方薬のお薬データを医療機関、薬局、患者間で連携できるようになります。
なお、電子処方箋は、オンライン資格確認のシステムを基盤としているため、オンライン資格確認の導入が前提となります。オンライン資格確認は、患者さんのマイナンバーカードを顔認証付きカードリーダで読み取ることで、保険証に記載されている資格情報などをオンラインで確認することができ、2023年4月からは原則義務化される予定です。
電子処方箋の運用により、これまで患者さんが紙で受け取っていた処方箋は電子化され紛失のリスクがなくなります。また、患者さんの同意後は複数の医療機関・薬局をまたがる過去3年分のお薬情報を医師・薬剤師と共有することができ、医療機関受診時にリアルタイムで重複投薬の確認や飲み合わせの注意喚起ができるようになり、薬局はより正確で、安心・安全なお薬のお渡しが可能となります。

概要

「つながる薬局」は、病院でもらった処方箋を事前に薬局に送信する「処方箋送信機能」を有し、従来より患者さんの待ち時間削減、感染症対策等に貢献しています。今回、これまでの「紙の処方箋」をスマートフォンで撮影し薬局に送信する方法に加え、電子処方箋の運用開始とともに、電子処方箋選択時に発行される専用の引換番号が記載された「処方せん（控え）」の送信にも対応いたしました。
また、電子処方箋に対応した薬局か否かの表示機能により処方箋送信がさらに便利になりました。その結果、電子処方箋利用時に得られる薬局、患者さん双方における様々なメリットを、「つながる薬局」のご利用の際にも享受することができます。