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学校も“ノーコード”で設立、オンライン授業プラットフォーム「Thinkific」

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ピックアップ:Online course platform Thinkific raises $22M ニュースサマリー:オンライン授業立ち上げサービスを運営する「Thinkific」は、2,220万ドルの資金調達を実施したと発表している。リード投資家には既存投資家でもあるRhino Venturesが参加している。同社はSaaS型でオンライン学習プラットフォームを作成できるツールを提供するスター…

ピックアップ:Online course platform Thinkific raises $22M

ニュースサマリー:オンライン授業立ち上げサービスを運営する「Thinkific」は、2,220万ドルの資金調達を実施したと発表している。リード投資家には既存投資家でもあるRhino Venturesが参加している。同社はSaaS型でオンライン学習プラットフォームを作成できるツールを提供するスタートアップ。ドラッグ&ドロップで容易に自身のウェブサイトを作成できる特徴を持つ。

話題のポイント:オンライン学習作成プラットフォームの代表格と言えばUdemyや、1億ドルの調達を発表したMasterclassなどが挙げられますが、Thinkificはあくまでオンライン学習プラットフォーム立ち上げに焦点を当てており一線を画しています。同社のSaaSは自社で顧客を集める戦略などはなく、コンテンツクリエイター側に集客を完全にゆだねています。SaaS型でオンライン授業に特化したウェブサイト開発機能だけを充実させ、集客をノータッチにすることで、コース販売に関わる手数料は取らず個人の収益最大化を売りとしています。

そのため、オンライン授業製作者は4つの月額プランからコースの性質に応じて自由に選ぶことが可能です。無料プランでも最大で3つの授業を作成することができるため、最小限の機能とコンテンツ量であればこちらのプランで充分でしょう。ウェブサイト開発も、ドラッグ&ドロップを軸にプレミアムコンテンツの設定や受講条件の設定、メンバーシップサイトの作成などを簡単にすることができます。

covid new course creators
Image Credit :Thinkific

もちろんUdemyなどにコンテンツをリスティングすれば、ターゲット層にリーチしやすくなるものの、コンテンツの性質やプロモーションにお金をかけられない場合などは、自身のサイトで運営する方がベターです。Udemyのような学習プラットフォーム、ThinkificのようなSaaS型学習プラットフォームは対立するようで、実際に載ってくるコンテンツはそこまで被らない気がします。

ちなみに同社によれば、COVID-19以前と以降で比較するとオンラインコース制作量が221%増となったそうです。今後も増え続けると思われるオンラインコースの絶対量ですが、中長期的目線で見れば自身でウェブサイトを保有しマネジメントできる(しなければいけない)ThinkificのようなSaaS型の需要はより一層高まりそうです。

共同執筆:「.HUMANS」代表取締役、福家隆