
ユーザや研究者が ChatGPT の性能が時間とともにどのように変化したかを議論し続けている間でも、OpenAI はその特徴的なジェネレーティブ AI チャットボット製品に新機能を追加する手を緩めていない。
8月第1週、OpenAI 初のデベロッパーアドボケイトがあり、デベロッパーリレーションのエキスパートである Logan Kilpatrick 氏は、X(旧 Twitter)に、「ChatGPT の大規模アップデートが来週にかけて展開されます」と投稿した(編注:現在のところ、まだ大規模なアップデートは未確認)。
Kilpatrick 氏が強調した新機能の中には、プロンプトの例(以下のスクリーンショットを参照)、返信とフォローアップ質問の提案(Kilpatrick 氏は「疲労を軽減するのに非常に役立つ」と書いている)、GPT-4 のデフォルト設定(ChatGPT Plus の有料契約者が新しいチャットを開始するたびに、公開されている最新/最先端の OpenAI 大規模言語モデル(LLM)をオンに切り替える必要がないようにする)、OpenAI プラグイン「Code Interpreter」を使用する際の複数ファイルのアップロードのサポートなどがある。
https://twitter.com/OfficialLoganK/status/1687151401523089408?s=20

Image credit:VentureBeat/OpenAI
ユーザからの最初の反応はさまざまだった。デフォルトの GPT-4 や、従来の2週間を過ぎても「ログイン状態を維持」できる機能など、新機能を称賛する声がある一方で、Reddit の OpenAI および ChatGPT のコミュニティの他の人たちは、「これは停止するのですか?」と尋ねました。
中には、例文のプロンプトが追加されるのは気が散るから「ADHD の人には最悪だ」と批判する人までいた。
OpenAI just added prompt examples, suggested replies, multiple file upload and more to ChatGPT today!
by u/IversusAI in OpenAI
しかし、新機能が追加されてまだ日が浅く、最終的にユーザがどの新機能を採用し、ワークフローに最も活用するのか、また、どの新機能が採用されないのか、あるいは長期的には却下されるのかはまだわからない。
この新機能に関しては、OpenAI がアメリカ特許商標庁(USPTO)に、現在進行中のシリーズの次の LLM である GPT-5 の商標を申請しており、その申請には、「人間の音声やテキストの人工的な生成 」や「ある言語から別の言語へのテキストや音声の翻訳」といった可能性のある機能が含まれるという報道もある。
【via VentureBeat】 @VentureBeat
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