HuaweiがAppleを抜き、世界第2位のスマートフォンブランドに

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スマートフォン出荷台数は、2018年第2四半期に年率換算2%の減少となり、第1四半期の3%減から引き続き減少傾向。また、中国の主要メーカーは、平均販売価格を上げ、利益を重要視する傾向に。

カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチ (英文名: Counterpoint Technology Market Research 以下、カウンターポイント社)は、自社のMarket Monitorサービスによる2018年第2四半期のスマートフォン市場の最新市場調査を発表致しました。
全世界のスマートフォン出荷台数は、2018年第2四半期には年率換算で2%の減少となり、トップ10社が市場の79%を占め、残りの21%の市場で600以上のメーカーが熾烈な競争を繰り広げている状況です。中国、米国、西欧などの先進国では、買い替えのサイクルが長くなった結果、販売が失速し、世界のスマートフォン需要を押し下げる傾向が顕著に見られます。Huaweiは、飽和しつつある中国市場において首位、そしてグローバルでは単一四半期として初めてとなる第2位の座を獲得しました。

Huaweiの躍進について、カウンターポイント社のアソシエイトディレクターTarun Pathak氏は以下のように述べています。

「2018年第2四半期におけるHuaweiの業績は好調であり、スマートフォン出荷台数でAppleを上回り、過去7年間続いたAppleとSamsungの二強体制に代わって、全世界のスマートフォンランキングで第2位の座を獲得した。Huaweiは、プレミアム機種を市場へ投入するとともに、サブブランドであるHonorの急成長で、中級機市場セグメントを取り込むことで、市場シェアを伸ばした。幅広い品ぞろえを誇るHonorは、海外市場向けに買いやすい価格設定へとポートフォリオを刷新したことで、狙い通り海外市場で躍進した。Honorは、すでにインターネット通信販売チャネルでは強力なブランドだが、東南アジア市場では、Honorブランドのリアル店舗販売を組み合わせたマルチチャネル戦略を仕掛けている。将来的には、こうしたリアル店舗の売上も効果を上げると予想している。」

図1: 全世界のスマートフォン出荷ランキングとシェア - 2018年第2四半期

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