ヘルスケアアプリ「HELPO」を使用した福岡市の遠隔特定保健指導で完遂率96%を達成

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ソフトバンク株式会社の子会社であるヘルスケアテクノロジーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO:大石 怜史、以下「ヘルスケアテクノロジーズ」)は、福岡市から2021年度に受託した特定保健指導の業務において、指導の対象となった人のうち約96%への指導を完遂した他、8割以上の人から指導内容に満足したと回答いただきましたので、お知らせします。
今回の特定保健指導には、ヘルスケアテクノロジーズがヘルスケアアプリ「HELPO」において提供する「HELPO 遠隔特定保健指導(※)」を活用しました。「HELPO 遠隔特定保健指導」は、特定健診の結果により特定保健指導の対象となった方の、食事や睡眠、運動などの生活習慣の改善を目的として、ビデオ通話やチャットによる健康指導や、健診データによるリスク予測、ウエアラブル端末を通した歩数・睡眠時間のデータ取得、生活習慣のスコア化などを行うサービスです。

特定保健指導の対象者は、生活習慣を改善するために医師や保健師、管理栄養士と面談を行い、生活習慣の改善計画を策定した上で、改善状況などのヒアリングを受けます。「動機付け支援」と「積極的支援」の2つのプログラムがありますが、特に、「積極的支援」の場合には、3カ月以上の継続支援が必要であるため、途中で離脱してしまうケースが発生することが課題の一つです。「HELPO 遠隔特定保健指導」は、電話やファクスでのやり取りではなく、スマートフォンアプリを通して手軽に指導を受けられるようにすることで、対象者の負担を減らして、指導の継続・完遂に貢献します。なお、指導はヘルスケアテクノロジーズに在籍している医師や保健師、管理栄養士が行います。

ヘルスケアテクノロジーズは、福岡市が2021年7月に公募した「福岡市国民健康保険特定保健指導の遠隔実施モデル事業業務委託」に応募し、採択されました。2022年3月に委託業務が完了したため、下記の通りお知らせします。

※「HELPO 遠隔特定保健指導」は、東京大学センター・オブ・イノベーション「自分で守る健康社会拠点」が開発したメタボリックシンドロームや関連疾患のリスクを減らすための行動変容アプリケーション「MIRAMED」をベースに開発したものです。

特定保健指導とは

特定保健指導は、メタボリックシンドロームに着目した「特定健診」の結果に基づき、生活習慣を改善するサポートを行うもので、生活習慣病の発症リスクが高く、生活習慣の改善による予防効果が期待できる人が対象となります。腹囲、BMI、血糖や脂質などの情報を基に、「動機付け支援」と「積極的支援」の2つのプログラムから適切なプログラムに沿って、指導を行います。

「HELPO 遠隔特定保健指導」を利用した特定保健指導の流れ

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