象印マホービン、基幹系システムとクラウド型ワークフローシステムのデータ自動連携のため「Gluegent Flow」APIを採用

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~自動起票ツールを新規開発し、申請・承認業務の大幅な効率化を実現~

 サイオステクノロジー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:喜多伸夫、以下、サイオステクノロジー)は、象印マホービン株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役 社長執行役員:市川典男、以下、象印マホービン)において基幹系システムとのデータ自動連携のため、クラウド型ワークフローシステム「Gluegent Flow」API*1が採用されたことを発表します。
 企業を取り巻く環境は大きく変化しており、ITを活用した生産性向上や社内外の業務間連携によるDX推進の重要性は企業規模を問わず高まっています。しかしながら、依然としてシステムが業務単位でサイロ化しているなどの課題が見受けられ、変革の阻害要因となっています。

 象印マホービンは、暮らしの課題、社会の課題を解決しながら持続的に成長するソリューションブランドへ着実に移行するため、中期経営計画(2023-2025)における重点課題・施策のひとつに「デジタル化の推進」を掲げています。デジタル技術活用・データ利活用・デジタル人材育成により、業務の効率化をはかり、高付加価値業務へのシフトに取り組んでいます。
 これに先駆けて、2018年よりグループウェアのGoogle Workspaceの導入と合わせて、SAML対応したシングルサインオンを実装できる「Gluegent Gate」と、Google Workspaceだけでは不足していたワークフロー機能を補う「Gluegent Flow」を採用しており、このたび、営業担当者の取引価格等の申請・承認業務効率化のために、「Gluegent Flow」APIを採用し、自動起票ツールを開発して、基幹系システムとのデータ連携を実現しました。自動起票ツールは、サイオステクノロジーのパートナー企業である株式会社フライトシステムコンサルティング(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:片山圭一朗)が象印マホービン向けに新規に開発しました。

 「Gluegent Flow」APIと自動起票ツールを用いることにより、基幹系システムのデータを用いて自動的にワークフローを起票し、ワークフローの回送後、承認されたデータを再度、自動的に基幹系システムに取り込むことが可能になりました。ワークフロー申請から上長による承認、その後の基幹系システムへのデータ登録という一連の業務の流れを自動化することで、基幹系システムのマスターと「Gluegent Flow」間のデータの連携漏れも解消され、生産性の向上につながっています。また、「Gluegent Flow」はモバイルアプリが標準提供されているため、外出先や出張先からの申請・承認が可能になり、大幅な業務効率化と申請・承認時間の短縮化にも成功しています。
 さらに、基幹系システムとの連携のみに利用していたシステムを撤廃し「Gluegent Flow」に統合したことで、これまで1件当たり約6時間を要していた設定変更等の業務をわずか30分程度にまで短縮しました。
 象印マホービンでは、今回開発した自動起票ツールを活用して、基幹系システムだけでなく他のシステムにおける「Gluegent Flow」との連携ニーズにも迅速に対応し、さらなるデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を目指しています。

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