再チャレンジ起業のロールモデルとしてThinkerの活動を紹介

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兵庫県の起業家再挑戦プログラム「AGAIN」トークセッションにCEOの藤本と小山が登壇

“指先で考えるロボットハンド”の実現に取り組む株式会社Thinker(読み:シンカー、本社:大阪府大阪市、以下Thinker)の代表取締役兼CEOである藤本弘道と大阪大学基礎工学研究科システム創成専攻助教でもある小山佳祐が、兵庫県による起業再挑戦支援を目的としたアクセラレーションプログラム「AGAIN」のトークセッション(7月13日開催)に登壇いたしました。
Thinkerは藤本がコロナ禍の影響により、かつて経営していた企業を清算したのちに“再チャレンジ”として創業した企業でもあります。その立ち上げまでの準備や、小山の研究成果でもある「近接覚センサー(※)」を製品化するまでのプロセスを振り返りつつ、起業や経営の経験を有する再チャレンジ経営者と大学研究者との組み合わせのシナジーや社会的意義の大きさを語るとともに、人材のマッチングを促す仕組みの整備の必要性について提言いたしました。

■当日のトークセッションのコメント抜粋

・会社清算は、労力的にも、精神的にも確かに過酷。でも、その中で見えてくるもの、つかめるものは計り知れない。やや逆説的だが、この経験ほど、経営者の糧になるものはないと思う。(藤本)

・特定分野を掘り下げた研究成果を持つ研究者と、豊富な経験をもつ再チャレンジ経営者は相性がすごくいいと感じる。両者は互いを補完しあう関係性を構築できる。(小山)

・起業は経営者の力次第と思われがちだが、大切なのはやっぱり人の力の結集。チームビルディングが鍵を握る。(藤本)

・研究者と経営者のキャリアの違いを理解し、お互いに尊敬し合う関係性を築けたことで、意見をぶつけ合えるチームになれたと思う。(小山)

・Thinkerの創業後の事業活動のベースは、ほとんどが創業前につくられている。小山さんを含む何人かで創業準備のためにつくったチームで、会社の方向性について、何度も何度も話し合ったことが大きい。(藤本)

「AGAIN」とは
兵庫県が実施する再チャレンジ起業家育成事業。起業への再挑戦を応援するため、日本全国から再チャレンジを目指す有望な起業家を集め、ミッション、ビジネスモデル、事業計画までを一貫して練り上げていくアクセラレーションプログラム。

※ 近接覚センサーTK-01について
「近接覚センサーTK-01」は、赤外線とAIを組み合わせた独自の高速・高分解能なセンシングによりモノの位置と形を非接触かつ高速に把握できるセンサーです。これにより、従来の産業用ロボットでは難しいとされていた鏡面・透明物質の取り扱いや、現場環境に応じた臨機応変なピックアップが可能となり、ロボットハンドによるピッキングの可能性を飛躍的に広げることができます。また、ティーチング(※注)の時間や労力を大幅に軽減できることから、これまでとは異なる領域でのロボットハンドの活用も期待されています。5月23日より受注開始(7月31日より順次出荷予定)。
※注・・・・・ティーチングとはロボットに作業を教え込む工程。

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