早期の認知症予防へ 記憶に関するアンケート調査 物忘れが増えたと感じる30~40代の過半数「10年前より睡眠時間短い」

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物忘れの1位「人物名などの固有名詞」2位は「直前まで考えていたこと」

30代・40代からの早期の認知症予防で「生涯健康脳」の社会を目指しサービスを展開する株式会社CogSmart(本社:東京都千代田区、代表取締役:樋口 彰[※1]、瀧 靖之[※2])は、9月21日の世界アルツハイマーデーを前に、物忘れや生活習慣に関するアンケート調査を実施しました。30~40代を対象にした調査では、物忘れが増えたと感じる人の過半数が、10年前よりも睡眠時間が短くなったことが分かりました。また、物忘れの具体的な内容については「人物や場所などの固有名詞」と答えた人が最も多く、8割以上を占めました。そして約5割が「直前まで考えていたこと」と回答し、2番目の多さとなりました。
[※1] 日本法弁護⼠・英国法弁護⼠(Solicitor in England and Wales)/東北大学加齢医学研究所 分野研究員
[※2] 東北大学加齢医学研究所 教授 医師・医学博士/東北大学スマート・エイジング学際重点研究センター 副センター長

◆調査の背景
アルツハイマー型認知症は、顕著な脳萎縮を特徴としていますが、脳の中でも記憶を司る「海馬」の萎縮は、早い人で30代から始まります。また、睡眠や運動などの生活習慣の悪化によっては、加齢による「海馬」の萎縮以上に、萎縮が加速度的に進行することが分かっています。一方で生活習慣の改善により「海馬」の体積は何歳になっても大きくなり、認知機能を維持できることもわかっています。認知症予防を早期に行うには、30代や40代から生活習慣の改善をスタートすることが大切なため、今回の調査で30~40代を対象に調査を実施しました。

◆調査概要
調査対象:30~40代の男女
実施期間:2023年8月7日~8月21日
調査方法:インターネットリサーチ
有効回答数:502
※数値は、小数点第二位以下を四捨五入し、小数点第一位で表記しています。
※当データ使用の際は「コグスマート調査」とクレジットの記載をお願いいたします。

調査結果1. 6割以上「10年前に比べて物忘れが増えたと感じる」
30~40代に、10年前に比べて物忘れが増えたと感じるか聞いたところ「少し感じる」と答えた人が最も多く、38.8%となりました。また「感じる」は25.5%で、全体の64.3%が「10年前に比べて物忘れが増えたと感じている」ことが分かりました。

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