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宅食「マッスルデリ」が2.5億円調達、コロナ禍追い風にブートストラップモード脱却——パーソナライズD2C参入も

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ダイエットやボディメイクに主眼を置いた宅食サービス「Muscle Deli(マッスルデリ)」を運営する Muscle Deli は先月、同社初となる外部調達で約2.5億円を調達したことを明らかにした。このラウンドに参加したのは、三菱 UFJ キャピタルと竹内真氏(ビジョナル取締役 CTO)。シードラウンド相当と推定され、調達金額には金融機関からのデットファイナンスが含まれる。 Muscle Del…

「YOUR MEAL」
Image credit: Muscle Deli

ダイエットやボディメイクに主眼を置いた宅食サービス「Muscle Deli(マッスルデリ)」を運営する Muscle Deli は先月、同社初となる外部調達で約2.5億円を調達したことを明らかにした。このラウンドに参加したのは、三菱 UFJ キャピタルと竹内真氏(ビジョナル取締役 CTO)。シードラウンド相当と推定され、調達金額には金融機関からのデットファイナンスが含まれる。

Muscle Deli は、サバイバルゲームフィールド運営の ASOBIBA(アカツキライブエンターテイメントが事業統合、その後、BAKERU が事業譲受)の共同創業者の一人である西川真梨子氏により2016年11月に創業。2017年5月から、低糖質・高タンパクなメニューを体質・目的・嗜好性などから選ぶことができる宅食サービスを展開している。

低糖質・高タンパクを前面に出した宅食サービスとしては、大阪を拠点とする NOSH(ナッシュ)などが先行する。NOSH に比べれば、Muscle Deli の価格帯は少し高めだが、平均的に一食で摂取可能なエネルギーやタンパク質量、ポーションなどが多めに設定されているようだ。150種類に及ぶメニューの豊富さも、Muscle Deli がユーザから高評価を得ている理由の一つだろう。

Muscle Deli は4年間にわたりサービスをブートストラップモードで回してきたが、その間、目立った外部資金を投入せずに事業継続できたことから考えて収支は良好状態にあると見られる。このタイミングでエクイティファイナンスを実施し、事業モードをスタートアップモードに切り替えることについて、執行役員 CXO の山岡大介氏は、健康意識の高まりやコロナ禍のライフスタイルの変化で事業が急拡大したことを理由の一つに挙げた。

前列左から2人目が創業者で CEO の西川真梨子氏。後列左から2人目が 取締役副社長 COO 須藤大輔氏、後列右端が執行役員 CXO の山岡大介氏
Image credit: MuscleDeli

取締役副社長 COO 須藤大輔氏、それに、前出の山岡氏も正式にチームに参画したのは資金調達が発表された先月のことだ。「一時は在庫がなくなるほど(山岡氏)」サービスの需要が伸び、西川氏らは事業を急成長させられる可能性を確信したという。

同社は事業のさらなる差別化に向け、今週、新サービス「YOUR MEAL」をβローンチした。YOUR MEAL ではユーザが20程度の質問に答えることで(当初はメールや LINE で回答する形を取るようだ)、最適なプランが提案される。現在の Muscle Deli では、低糖質・減量・維持・増量の4つのプランを選びメニューが構成されるが、YOUR MEAL ではこの選択の幅を広げることに挑戦する。

プラン毎に整理されたメニューのバリエーション総和は前述した通り現在約150ほどだが、YOUR MEAL のローンチに伴い、このメニュー数もさらに増えることになる。サプリメントやスキンケア製品で一般化しつつあるカスタマイズ D2C の波が、毎日の食事にももたらされることになるわけだ。究極的には、目的や嗜好性に特化した食のロングテールを実現できるかもしれない。

Muscle Deli は先週、世界的食品流通大手の日本法人であるネスレ日本と、食事領域ビジネスで協業すると発表した。ネスレ日本が D2C スタートアップと組むのは初めてだという。具体的に何をするかはまだ言及できないとのことだが、両社は発表した声明で、日本の消費者の QOL 向上に貢献することを目指し、商品・サービスの共同開発、マーケティング・PR で協業するとしている。

宅食サービスを提供するスタートアップの快進撃は、このところ枚挙にいとまがない。今週初めには、「つくりおき.jp」を運営する Antway がシリーズ B ラウンドで15億円の調達を発表したばかりだ。

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