チケット選びから作品解説まで、初心者のための芸術鑑賞サブスク「recri」/Monthly Pitch! スタートアップの扉

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栗林嶺さん

本稿はベンチャーキャピタル、サイバーエージェント・キャピタルが運営するサイトに掲載された記事からの転載。毎月第2水曜日に開催される Monthly Pitch へのピッチ登壇をご希望の起業家の方、オーディエンス参加をご希望の起業家の方の応募はこちらから

サービス概要:recriが運営するのは、芸術鑑賞のチケットサブスクリプションサービス「recri」。ユーザーである芸術鑑賞初心者が好みや予定をrecriに伝えると、代わりに演劇や歌舞伎などのチケットを選び、手元に届けてくれます。料金は月額2400円の展覧会プランと、7900円の舞台プランの2種類。チケットに加えて、recriオリジナルの解説も用意。興行主と協力してミュージカルのバックステージツアーや展覧会の解説も実施しています。オンラインチャット機能を使って、芸術のプロに、例えば「結末がよくわからなかったので教えてほしい」といった問い合わせも可能です。

Monthly Pitch編集部はココに注目:敷居が高い業界の敷居を下げて、もっと多くの人に芸術鑑賞してもらいたい。そう言ってピッチを始めたのはrecri代表の栗林さん。現在サービスの拡大フェーズで、ホームページから既に10万回、チケット診断がされました。

recriのユーザーの多くは、生活に余裕のある女性や若い女性。強みは継続率の高さです。興行主からチケットをコストパフォーマンス高く提供できる点も、ビジネスモデル上有利に働いています。

また芸術鑑賞チケットには、様々なアプリが使われたり、コンビニでの発券が必要だったりと、ユーザーに優しい状態ではありません。recriのユーザーが拡大した暁には、様々な興行で利用できる電子チケットサービスの展開も狙います。またサービス拡大に伴いユーザーデータが蓄積すれば、プロダクトアウト的に作品が作られるこの業界において、マーケットイン的な作品制作を可能にするかもしれません。自身が興行をすることで、こういった作品も世に出していきたいとrecriは意気込みます。

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