慶應イノベーション・イニシアティブが2号ファンドを103億円で募集終了

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アカデミアの研究成果を活かして社会課題を解決するスタートアップを育成

大学VCの慶應イノベーション・イニシアティブは2号ファンドの募集を103億円にて終了いたしました。2号ファンドではシード・アーリーステージからのリード投資を中心に、幅広く技術系スタートアップに投資対象を広げます。
大学ベンチャーキャピタルの「慶應イノベーション・イニシアティブ」(通称:KII、代表取締役社長 山岸広太郎)は、2021年1月22日に2号ファンドの募集を総額103億円で終了いたしました。中小企業基盤整備機構をはじめとする追加出資者の参加により、2号ファンドの総額は1号ファンドの約45億円から2倍以上に拡大いたしました。

KIIでは2016年7月に開始した約45億円の1号ファンドより慶應義塾大学の研究成果を活用した企業や卒業生が設立した企業19社に対して投資を行ってきました。代表的な投資例としては、2020年12月に東京証券取引所マザーズに上場した創薬ベンチャーのクリングルファーマや、日本で最初にデジタル治療薬として承認されたCureApp、2020年に最も企業価値が増加した未上場企業である次世代バッテリー製造のAPB、2020年12月に人工衛星の実証機を打ち上げた宇宙ベンチャーのSynspectiveなどがあります。

2号ファンドは2020年1月より運用を開始し、2021年1月25日現在5社に対して投資を行っております。2号ファンドでは20~25社程度への出資を計画しており、慶應義塾大学に限らず、大学や研究機関等の優れた研究成果を活用したスタートアップに対して、シード・アーリーステージからリード投資家として支援を行っていく方針です。

KIIはスタートアップへの投資育成を通じて日本が誇る大学等の研究機関の技術や知的財産といった優れた研究成果の社会実装を推進し社会貢献の一翼を担うと同時に、ベンチャーキャピタルファンドとして高い収益性を確保し持続的なイノベーションエコシステムの構築に取り組んで参ります。

<KII2号ファンドへの追加出資者(有限責任組合員)>

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