【PDFのトレンドに関する分析レポート】PDFの過去と未来

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PDFに関する現在の傾向、そしてこのファイル形式の歴史や未来について、PDF Guruがオンラインツールを使ったマーケティング調査および文献調査を行いました。

本調査について
調査期間:2024年6月
調査機関:自社調査
調査対象:インターネットユーザー
調査方法:Google KeyWord ToolやGoogle Trendsなどのオンラインツールを使った独自の定量調査および文献調査

PDF(ポータブル・ドキュメント・フォーマットの略)が登場し、ペーパーレス化に革命が起きてから30年以上が経ちました。机の上が紙で埋もれていた時代は、人々の記憶から消え去ろうとしています。これだけ時間が経てば、もう改善すべき点はほとんど残っておらず、さらにはPDFファイルへの関心も薄れているのではないかと思われるでしょう。

デロイトトーマツ社が業界のリーダー1982人を対象に行った最近の調査(出典)を見ると、企業においてジェネレーティブAIの活用に注目が高まっていることは明らかです。事実、それらの企業では、ジェネレーティブAIによって節約された経営資源をイノベーション(45%)と業務改善(43%)に再投資することを主な計画としています。つまりは、ジェネレーティブAIの適用が、ビジネスにおけるイノベーション推進の強化につながるということです。マッキンゼー社が1363人を対象に実施した別の最新調査(出典)では、3分の2以上が社内でのジェネレーティブAIの採用していることが明らかになりました。この数字は前年と比べ、ほぼ倍増しています。

このようにAIへの注目が高まる中、今後もPDFに対する関心やその役割は存続するのでしょうか?
その答えは「イエス」です。

現在進んでいるジェネレーティブAIの開発は、自然な言葉で内容に関する質問をしたり、内容を要約したり、リアルタイムの共同作業やインタラクティブな注釈機能を可能にする双方向性のあるPDFファイルなど、PDFにも進化をもたらしています。実際、日本におけるPDFファイルへの関心は時間の経過とともに高まっており、GoogleではPDF関連トピックの検索数が毎月100万件以上記録されています。日本におけるPDF関連の過去2年間の月間検索数を見ても、関心が高まっていることがわかります。

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