EV向け超急速充電器「Hypercharger」展開、パワーエックスが24.6億円をシリーズC1調達——累積調達額は259.2億円に

SHARE:
Image credit: PowerX

電気自動車(EV)向けの超急速充電器「Hypercharger」を提供するパワーエックスは11日、シリーズCラウンドで24.6億円を調達したと発表した。このラウンドには戸田建設(東証:1860)、SMBC 日興証券、Frontive Holding、Spiral Capital、ちゅうぎんキャピタルパートナーズ、その他金融機関1社、従業員持株会らが参加した。

これは同社にとって、2024年1月に実施した調達に続くものだ。Frontive Holding、Spiral Capital、ちゅうぎんキャピタルパートナーズは以前のラウンドに続くフォローオンでの参加。今回の調達を受けて、パワーエックスの累積調達額は約259.2億円に達した。

パワーエックスは、2021年3月創業。再生可能エネルギーと蓄電技術を中心とした多様な事業を展開している。具体的には、大型蓄電池の製造・販売や電気自動車向けの超急速充電器 Hypercharger の提供を行っており、日本国内での生産を強化している。

リリースによると、「Hypercharger」は昨年秋に量産が始まり、すでに60台以上が出荷されているという。また、同社は電力供給事業や、再生可能エネルギーを活用した電気運搬船「バッテリータンカー」の開発も進めている。

これらの技術を活用し、パワーエックスは自社の蓄電池製品を国内外に提供することで、電力の効率的な管理や脱炭素社会の実現を目指している。さらに、岡山県玉野市には自社の蓄電池工場「Power Base」を建設し、大規模な量産体制を整えている。

今後は定置用蓄電池の生産を強化し、現在の2日に1台の生産ペースを1日1台に増強する予定だという。また、パワーエックスは今夏から東京エリアのオフィスビルに再生可能エネルギー電力の供給を開始した。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する