将来宇宙輸送システムが3.6億円を調達、累積調達額は12.2億円に——宇宙往還機で地球上どこでも90分以内移動を目指す

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Image credit: Innovative Space Carrier

宇宙往還を可能とする輸送システムの実現を目指す将来宇宙輸送システムは10日、直近のラウンドで3.6億円を調達したと発表した。ラウンドステージは不明。これは同社にとって、2023年8月に実施した調達に続くものだ。

このラウンドには、みやこキャピタル、Angel Bridge、SMBC ベンチャーキャピタル、MOL PLUS(商船三井の CVC)などが参加した。今回の調達を受けて、将来宇宙輸送システムの累計調達額は12.2億円に達した。

将来宇宙輸送システムは、2022年5月創業。再使用可能な単段式宇宙往還機(SSTO)の開発を行っている。同社は、2040年代までにこの技術を実現することを最終目標とし、まず2028年までに再使用型人工衛星打上げ用ロケットの開発を進める計画だ。

同社が実現を目指す「高速二地点間移動(Mach-speed point-to-point city carrier)」は、宇宙空間を経由して大陸2地点間を高速で移動する手段。この移動が実現すると、地球上のどこでも90分以内に移動できるようになるという。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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