バイオマス原料からプロピレンを製造、iPEACE223が2.3億円をプレシリーズA調達——日本化薬、UMIから

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Image credit: iPEACE223

ゼオライト触媒技術の実用化を目指す iPEACE223 は10日、プレシリーズ A ラウンドで2.3億円を調達したと発表した。このラウンドには日本化薬(東証:4272)、ユニバーサルマテリアルズインキュベーター(UMI)が参加した。

これは同社にとって、2023年12月に実施した調達に続くものだ。UMI は以前のラウンドに続くフォローオンでの参加。今回の資金調達と共同研究により、バイオエタノールを原料としたバイオプロピレン製造技術の実用化に向けた取り組みを加速させるとしている。

iPEACE223は、2023年8月創業。三菱ケミカルが開発したエチレンからプロピレンを製造できるゼオライト触媒技術を活用し、バイオエタノールからプロピレン(化学品原料)やプロパン(燃料)を製造するプロセスの開発に注力している。この技術により、従来の石油化学原料から製造されるエチレンやプロピレンに比べ、CO排出量を削減できると期待されている。

また、iPEACE223 は日本化薬と共同で2024年度から研究を進めており、2025年にベンチプラントでの技術実証を目指している。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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