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「社員ファーストの企業文化作りを」ーーAIによる従業員エンゲージメント「LEAD」が米「Alchemist Accelerator」を卒業、日本人2人目

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サンフランシスコを拠点に2017年創業された従業員向けAIマッチングサービス「LEAD」が9月20日、米国アクセラレータ「Alchemist Accelerator」のプログラム卒業を発表した。 LEADは普段交流が少ない従業員同士をコーヒーやランチタイムの機会を通じてマッチングさせるサービス。社内の異なる部門やチームのメンバー同士を繋ぎ、コミュニケーションを円滑にするといった場面での活用を目指し…

LEAD共同創業者の木村祐美氏

サンフランシスコを拠点に2017年創業された従業員向けAIマッチングサービス「LEAD」が9月20日、米国アクセラレータ「Alchemist Accelerator」のプログラム卒業を発表した。

LEADは普段交流が少ない従業員同士をコーヒーやランチタイムの機会を通じてマッチングさせるサービス。社内の異なる部門やチームのメンバー同士を繋ぎ、コミュニケーションを円滑にするといった場面での活用を目指しているという。

LEADを利用するにはSlackやGmailに代表される社内コミュニケーションシステムと連携するだけ。現在、Fortune 500から数社を含め、パイロットテスティング及び無料版ボット利用実績数は合わせて約20社に上る。また、英語圏のみならず日本市場向けの最適化も目指して動いているという。日本語版ボットの詳細はこちら

同社は日本人起業家、木村祐美氏が共同創業者として設立した米国スタートアップ。日本人起業家のスタートアップでAlchemist Acceleratorプログラムを卒業した事例ではAutifyに次いで2社目となる。

日本の既存投資家にはベンチャーキャピタル「ISGS」、その他13名のエンジェル投資家が名を連ねる。米国からはBRDのAdam Traidman氏、Oculus共同創業者のMicheal Antonov氏、Alcehmist Acceleratorが投資している。

LEADは従業員エンゲージメントの高い企業文化作りをサポートする目的で開発されたエンゲージメントソフトウェア。日本でも頻繁に取り上げられる「働き方改革」への貢献を目指す。

LEADが解決する課題は大きく2つ存在する。1つは従業員満足度を上げるためのデータ分析。

従来、従業員満足度を計測するためのデータは自由記述入力のサーベイ手法。定性データという特色から、回収手法によってデータ不備が多分に見られた。

そこでLEADはAIを用いた従業員満足度の匿名分析機能を併せ持つ。SlackやGoogle Suite、各社が利用するHRツールと連携し、従業員の行動傾向をデータ化。簡単な質問内容をまとめたサーベイデータを効率的に集めるように定期的にメッセージを送る。各チャネルから収集された満足度データを統合し、分析結果を即座に出力できるようにした。

各従業員のパーソナライズ趣向データを分析してマッチング精度向上を図る。エンドユーザーはLEADの分析結果に従って提案されるマッチングサービスを受けるだけのシンプルな使い方になっている。

知らない同僚と仕事について話す機会を設けたり、メンターとのマッチング機会を創出することで企業全体の従業員エンゲージメント率を向上させ、最終的に仕事場に対する満足度を上げる狙いである。

従業員のエンゲージメント向上は、四半期や1年毎に実施される従業員アンケートでは決して達成できない。長期的に満足度を上げるための質の高い従業員体験を提供し続けることで初めて達成される。LEADはこうした企業側の手の回らない需要に応えようとしている。

2つ目の課題は従業員が会社で孤独になっている現状だ。

40%の従業員は職場で孤独感を感じ、企業への帰属意識やロイヤリティーを著しく欠いているというデータがある。また、ミレニアル世代の75%がメンターを欲しいと望んでいるが、そのうちの2%しか実現していないというデータも発表されている

一方、職場に一人でも気さくに話せる同僚がいるだけでエンゲージメントが3 – 7倍へ増えるという米国過去30年間の職場データも存在する。加えてメンターが出来れば、いない時と比べて同じ職場に5年以上いる確率が2倍へと跳ね上がるというデータもあるとのこと

このように現実と理想に大きな乖離が発生しているのが企業の現状である。従業員が一人で仕事をこなし、何か問題があっても一人で抱え込んでしまうような環境改善も行うソリューションを提供することで市場ポジションを確立したい考えだ。最後に木村氏からコメントをもらったので紹介したい。

2016年、Meitu Technology日本支社のカントリーマネージャーを務めていた際、従業員と1:1チェックインの機会を持ちました。

チームを効率的に運営するため必要なリソースの根回しも必要であったことから、会社内の人とのコーヒーやランチミーティングは非常に効果的だったことを覚えています。実際、1年間で日本市場のシェアを30%上昇させる難しいKPI達成にも繋がっています。

こうした経験から社員間の友情やメンターシップに気付きLEAD誕生に至ります。その後、日米の企業社員3,000人にインタビューを実施。市場課題を洗い出し、私たちのソリューションが効果的であるという点を検証しました。LEADをβ版テストユーザーのフィードバックを基に改善してようやくリリースに漕ぎ着けることができました。

日本語版リリースに当たり、日本企業が改めて従業員エンゲージメントを見つめ直し、職場体験をデザインする「働き方改革」の一環としてLEADをぜひ活用していただきたいと思っています。

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