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北京の大気汚染警告アプリ「DirtyBeijing」が中国で論争を引き起こす可能性

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【翻訳 by Conyac】 【原文】 北京を拠点とするスタートアップ企業 Fresh Ideas Studio(Fresh Ideas 工作室)は、おそらく一番見た目がクールであろう「Dirty Beijing」と呼ばれるiPhoneとAndroid向けのローカル大気環境アプリをリリースした。しかしこのアプリ、トラブルに足を突っ込みかねないのだ。と言うのも、中国で強制的に使用を義務付けられている…

【翻訳 by Conyac】 【原文】

北京を拠点とするスタートアップ企業 Fresh Ideas Studio(Fresh Ideas 工作室)は、おそらく一番見た目がクールであろう「Dirty Beijing」と呼ばれるiPhoneとAndroid向けのローカル大気環境アプリをリリースした。しかしこのアプリ、トラブルに足を突っ込みかねないのだ。と言うのも、中国で強制的に使用を義務付けられている指標ではなく、さらに厳しい内容である米国環境保護庁(EPA)の指標を使用しているからである。iPhone と Android 用にアプリは無料で提供されており、北京のスマートフォン所持者に向けて「PM2.5」と呼ばれる記録情報を提供している。これは、直径2.5マイクロメーター未満の極小粒子状物質の類を指すものである。PM2.5 物質は、中国の古いシステムで用いられる指標で示される大きな汚染物質よりも、都会に住む人々の肺に深刻なダメージを与えるものと考えられている。そしてそれが理由で、北京のどんよりした「もや」の中にあるものの実態を、より明らかにするEPAのPM2.5計測法は、物議を醸し出すものになるのだ。

中国における、中国語でのその呼称は「北京空気汚染指数」と普通なものだが、 このアプリの正式名称は英語表記でDirtyBeijingであり、これもまたリスクを伴うものとなっている。このアプリはかなり単純な仕組みで、画面1つのみのアプリで、まだ新しく、しかもバージョン1.0である。今のところ、2つのグラフ、PM2.5の記録情報、そして外出を考える人々へのマスクが必要かなどのアドバイスを2件ほど提供するのみとなっている。

このスタートアップは、都会の在住者が「より直感的に大気汚染に反応できる」よう、このアプリの背景画像が切替式になっていると述べた。素晴らしい。指標やカラーコードシステム(下図参照)や、なぜこのアプリが便利なのかということの説明があればより良いのだが。米国のEPAが必須としているPM2.5大気汚染指標を本アプリでは使用している。

「優良」イコール「不健康」

そして実際、なぜPM2.5がこれほどまで有効とされているのか? 政府運営の中国環境監督センター(CNEMC)の北京向けのページをちょっとのぞいてみると、異なった計測値により大気環境状態は(これがまた、およそ2日前のものなのだ)「優良」であるとなってており、「大気汚染指数」の数値は27となっている。これが本来意味するところは分からないが。しかしEPAのPM2.5計測値は違う結果となっている。そしてこのアプリの実に便利な 30日履歴タイムラインを使用し、同じ時間帯の北京の大気状態を調べてみるとオレンジ区域に到達しており、「敏感な人にとっては不健康な状態」との説明で、インデックスも125となっていた。もはやこれは間違い探しのレベルである。

これらの背景から、PM2.5はいまだ取り扱いにくい問題なのだ。先週、南京市がPM2.5の大気汚染データをWeibo(微博)上の地方自治体ページに誤って投稿した後すぐに削除したことを、私の同僚のCharlieは気付いたらしい。昨年、北京の米国大使館の良い空気を欲するスタッフが、彼/彼女の説明の仕方があまりにも独創的すぎて、公式の@BeijingAir アカウント上で北京市のオゾン層が「狂ったほど悪い状態」と述べたおかげで、EPAシステムは中国で悪評を得ることになってしまった。しかし Joycleanでは、ほぼ2000万人もの人々が日々空気中のどういった物質を吸い込んでいるのかを警告し、より事実に基づいたデータを提供している。この記事を書いている間にも、北京のオゾンレベルは165から172へと悪化し、今ではレッド区域で「不健康」レベルとなっている。

このiPhoneおよびAndroid向け無料アプリは、Fresh Ideasのホームページから入手可能だ。

【via Penn Olson】 @pennolson

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