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自然言語入力ができるカレンダーアプリ「Fantastical 2」がバージョンアップしiOS版が完全日本語対応、Apple Watch版もリリース

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テキストボックスに自然言語を入力するだけでカレンダー入力ができる「Fantastical 2」は、Mac 版で今年2月に日本語対応を発表していたが、本日新たにバージョン2.4をリリースし、iPad 版 と iPhone 版の日本語対応を完了。iPhone 向けには Apple Watch アプリのバンドルを開始した。 今回のバージョンアップでは、入出力インターフェイスの日本語対応が改善されたほか、…

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テキストボックスに自然言語を入力するだけでカレンダー入力ができる「Fantastical 2」は、Mac 版で今年2月に日本語対応を発表していたが、本日新たにバージョン2.4をリリースし、iPad 版iPhone 版の日本語対応を完了。iPhone 向けには Apple Watch アプリのバンドルを開始した。

今回のバージョンアップでは、入出力インターフェイスの日本語対応が改善されたほか、Fantastical 2 for iPhone には、保存前の書きかけの予定を一時的に残せる下書き機能が追加。Fantastical 2 for Apple Watch では、Apple の Enhanced Dictation により、英語や日本語などでの音声入力によるスケジュール登録を実現している。

Fantastical 2 は本稿執筆時点で、iTunes AppStore(日本版)の「Productivity」カテゴリで、無料・有料混在のアプリによる全体で20位、有料アプリで12位。Fantastical 2 を開発する Flexibits の CEO Michael Simmons によれば、この順位からわかることは、Fantastical が他アプリに比べ有料アプリとしての評価が高く、同じダウンロード数の無料アプリと比べてもマネタイズがうまくいっていることの、良い証明になるのだという。ビジネスとしてはうまく行っているので、当面のところ、VC など外部から資金調達する予定もないとのことだ。

Fantastical 2 は Mac 版、iPad 版、iPhone 版、Apple Watch 版しか提供されていないが、その操作しやすいインタフェースから、ユーザからは Android 版の開発を求める声が多く寄せられており、今後、Android 版の開発も検討していきたいとしている。

Fantastical 2 は、6月に開催された Apple の WWDC で Apple Design Award を受賞している

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自然言語入力ができるカレンダーアプリ「Fantastical 2 for Mac」がローンチ、日本語に対応

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テキストボックスに自然言語を入力するだけでカレンダー入力ができる「Fantastical」は、iPad / iPhone / Mac ユーザの間で絶大な人気を誇っているが、昨日(米国東部標準時25日午前9時)、初の日本語対応版となる「Fantastical 2 for Mac」がリリースされた。Mac OS X 10.10(Yosemite)以上で動作し、価格は4,000円。14日間は無料お試しが…

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(右から)Fantastical 開発元 Flexibits の CEO の Michael Simmons と CTO の Kent Sutherland

テキストボックスに自然言語を入力するだけでカレンダー入力ができる「Fantastical」は、iPad / iPhone / Mac ユーザの間で絶大な人気を誇っているが、昨日(米国東部標準時25日午前9時)、初の日本語対応版となる「Fantastical 2 for Mac」がリリースされた。Mac OS X 10.10(Yosemite)以上で動作し、価格は4,000円。14日間は無料お試しができる。なお、iPad / iPhone 版については、今後順次、日本語対応を計画しているとのことだ。

今回の日本語対応版リリースにあたって、Fantastical 開発元 Flexibits の CEO の Michael Simmons と CTO の Kent Sutherland に話を聞くことができた。Flexibits は Michael の自己資金で運営されており、Michael はサンフランシスコ、Kent はボストンを拠点に活動している。この2名が Flexibits の全社員だ。

コーネル大学でコンピュータ・サイエンスを専攻していた Kent に出会い、自然言語処理に関して Kent が持っていた知見を最大限に生かせる分野が何かを考え、それを具現化したのが Fantastical だ。

英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語に対応しており、今回の新バージョンで日本語に対応した。アジア市場を狙うなら、中国語じゃなくて、なぜ日本語なのかって? そう聞くと思った。日本を愛しているからだよ。(Michael Simmons)

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Fantastical が最大の特長として掲げる自然言語入力の日本語対応により、例えば、「田中さんと11時に新宿でランチ」というような文章表現で、カレンダー入力が可能になった。Mac OS ネイティブのカレンダーアプリや Google Calendar との同期ももちろん可能だ。

Michael は自ら Flexibits を始める前、タスク管理ツール「Things」の開発元 Culture Code に参画し、日本進出を成功させている。つまり、彼は日本人がツールに求めるものをよく理解しており、その経験に基づいて日本市場への進出を選んだというのが背景のようだ。Fantastical 2 のユーザの国別順位を見てみると、アメリカ、ドイツ、イギリス、カナダと欧米勢が名を連ねているが、この上位陣に日本市場が加えることが、Michael と Kent の当面の目標だ。

資金調達の可能性は模索しつつも、今のところ、彼ら2人以上にチームの人数を増やす予定は無いようだ。ならば、Fantastical 以外にアプリを開発する可能性があるのかと聞いてみたところ、Michael は Kent を見ながら、

うーん、その質問にはどうなんだろう。今後のことはわからないよね、Kent。Chatology という、メッセージチャットの中の、特定のやりとりを検索するアプリも出してもいるが、こちらはユーザの需要が非常にニッチ。だから、今言えるのは Fantastical のユーザ体験向上に注力していくということ。

…と語った。

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3月23日、都内で開催された Fantastical のミートアップ。

少数人員で特定分野に特化するアプローチによって、彼らのアプリがもたらすユーザ体験のみならず、会社の運営姿勢までもがスマートに映る。今週都内で催された Fantastical のミートアップにも多くのユーザが駆けつけ、日本での並々ならぬ人気ぶりを見せつけた。

Things 日本上陸時のあの快進撃を、Michael は今回手塩にかけた Fantastical で再び現実のものとできるかどうか。今後の動向を楽しみにしたい。

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