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ナイジェリアのチャレンジャーバンクKuda、SBI Investmentら出資

ピックアップ:After raising $1.6m pre-seed last year, Nigerian digital bank, Kuda bags a $10m seed investment ニュースサマリ:モバイルベースのチャレンジャーバンクをナイジェリアで展開するKudaは、2019年9月にナイジェリアのスタートアップのプレシードラウンドでは最高額といわれた160万ドルの資金調達…

Image Credit : Kuda

ピックアップ:After raising $1.6m pre-seed last year, Nigerian digital bank, Kuda bags a $10m seed investment

ニュースサマリ:モバイルベースのチャレンジャーバンクをナイジェリアで展開するKudaは、2019年9月にナイジェリアのスタートアップのプレシードラウンドでは最高額といわれた160万ドルの資金調達に続き、先月11月にシードラウンドで1,000万ドルの資金調達を実施した。これはシードラウンドでの調達額としてアフリカ最大といわれている。

このラウンドはベルリンを拠点とするVCのTarget Globalが主導し、Entrée CapitalSBI Investmentが参加、AuxmoneyのRaffael Johnen、HolviのJohan Lorenzen、Stashの創設者であるBrandon KriegとEd Robinsonや、Nubank、Revolut、Chimeなど、ブラジル、英国、米国などのモバイルチャレンジャーバンクにも投資しているOliver Jung氏・Lish Jung氏といった著名なエンジェル投資家らも参加した。

詳細な情報:Kudaは現在、個人消費者と中小企業の両方で30万人を超える顧客がプラットフォームを使用しており、毎月5億ドル以上のトランザクションを処理している。Kudaのデジタルバンクの特徴は、モバイルファースト、ゼロに近い低額な手数料、顧客目線でのサービス(需要がありながらレガシーな銀行が行ってこなかった類のサービス)や充実したオプションサービスなどにある。

  • Kudaはフルスタックのデジタルオンラインバンクで、全ての取引がKudaのプラットフォーム上で完結できるが、同国内での事情などを考慮し、西アフリカの3つの銀行、Guaranty Trust Bank(GTB)、Access Bank、ZenithBankと戦略的パートナーシップを結び、ユーザーはデビットカードを使用しこれらの銀行を介して現金の引き出しもできる。
  • これまではナイジェリア国内のみでサービス展開をしてきたKudaだが、今後はアフリカ全土や世界中に住むアフリカ人がどこにいても利用できる銀行にしていきたいと考えている
  • 2016年にBabs Ogundeyi氏とMustapha Musty氏によって創立されたKudaはKudimoneyという融資プラットフォームを提供していたが2019年6月にナイジェリア中央銀行から銀行免許を取得し、デジタルバンクへと事業を移行した。

執筆:椛澤かおり/編集:岩切絹代

わずか5分で銀行口座開設を完了ーーナイジェリア初の銀行免許を有したペイメント・アプリ「Kuda」

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ピックアップ:Nigerian online-only bank startup Kuda raises $1.6M ニュースサマリー:9月10日、ナイジェリアのラゴスを拠点とするモバイル・ペイメント「Kuda」が、プレシードラウンドにて個人投資家2名から160万ドルの資金調達を実施した。同社はナイジェリア中央銀行から銀行業ライセンスを受けており、モバイル・ペイメントアプリとATMカードを通した完…

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ピックアップNigerian online-only bank startup Kuda raises $1.6M

ニュースサマリー:9月10日、ナイジェリアのラゴスを拠点とするモバイル・ペイメント「Kuda」が、プレシードラウンドにて個人投資家2名から160万ドルの資金調達を実施した。同社はナイジェリア中央銀行から銀行業ライセンスを受けており、モバイル・ペイメントアプリとATMカードを通した完全オンラインの銀行サービスを提供する。

送金・決済・残高の確認などを全てスマホ上で実現。既存の銀行を代替し、ナイジェリアの金融をデジタル化することを目指す。代表のBabs Ogundeyi氏は元々ナイジェリア政府の財務顧問として活躍し、共同創業者のMusty Mustapha氏はウガンダの市中銀行でソフトウェア・デベロッパーを務めていた経歴を持つ。

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話題のポイント:Kudaはナイジェリア初の銀行業ライセンスを保有したモバイル・ペイメントサービス。同国内で非常に高い競合優位性と市場ポジション獲得に成功しています。

銀行がスマホアプリを持つ利点としては、顧客に課す本人確認手続き(KYC)をスマホアプリで簡易化し、わずか5分で銀行口座開設を完了させるUXを提供できる点にあります。長期的には銀行が実施するレンディング事業へも拡大できるお金の流れを作りあげることも可能でしょう。

Kudaはナイジェリアで最大の3つの銀行と提携を結んでいるため、それらの銀行が国内に展開する3,000以上のATMへのアクセスが許可されています。これにより新しい銀行と言えども、ATMの少なさでユーザーが困ることはありません。

また、ナイジェリアにはSwitchと呼ばれる中央銀行が管理する大規模決済システムが存在し、銀行や金融機関、その他フィンテックサービス間の送金インフラとなっています。Kudaは銀行として直接的にSwitchに利用でき、デポジットや送金などを行うことができます。

こうした巨大なインフラへのアクセス権を獲得できていることでユーザーへ圧倒的に高い価値を提供できているのです。

今回の調達資金はKudaアプリをベータ版から本ローンチへ移行するための開発資金として利用予定。ローンチ後、数カ月以内に消費者預金システムやP2Pペイメントシステムなどを追加で開発していくと発表しています。

Image Source&Credit : Kuda, Apple Store