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サービス業フリーランスの営業支援プラットフォーム「Summon」、決済機能・顧客誘導機能などを強化し正式版をローンチ

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東京を拠点とするスタートアップ MOSOmafia (モーソーマフィア)は、サービス業フリーランスの営業支援プラットフォーム「Summon(サモン)」を2017年1月から提供している。同社は4日、サービスを大幅リニューアルし、正式版をリリースした。 Summon はフリーランスの美容師やネイリストなど、独立したてのサービス業プロフェッショナルが、集客・予約受付・決済など一連の営業業務をしやすくする…

Summon で提供されているサービスの一部
Image credit: MOSOMafia

東京を拠点とするスタートアップ MOSOmafia (モーソーマフィア)は、サービス業フリーランスの営業支援プラットフォーム「Summon(サモン)」を2017年1月から提供している。同社は4日、サービスを大幅リニューアルし、正式版をリリースした。

Summon はフリーランスの美容師やネイリストなど、独立したてのサービス業プロフェッショナルが、集客・予約受付・決済など一連の営業業務をしやすくするためのプラットフォームだ。iOS アプリから、写真をアップロードするだけでウェブサイトを開設でき、起業したばかりの個人が店舗を持っていなくても、顧客先への出張などから事業を開始することを前提に設計されている。

今回の正式版発表に伴うサービスリニューアルでは、クレジットカード決済を使った料金支払が、事前の予約時だけでなく、店舗訪問時やサービスを受けたタイミングでも行えるようになっている。いずれの場合でも Summon のアプリを通じて決済が行われるので、サービス提供者側はクレジットカード端末(CAT)を用意する必要が無い。

Summon に新しく追加された対面でのクレジットカード決済機能
Image credit: MOSOMafia

Summon の料金体系はフリーミアムで、Summon を通じて顧客が誘導されサービスが販売された場合に1.9%、クレジットカード決済を伴った場合に決済手数料込で5.5%の手数料がかかる。初期費用や固定費用がかからない料金体系がスモールスタートを図りたいフリーランスに受け、これまでの約1年半で決済流通量約1.5億円(今年5月時点での月額流通額は約2,000万円)を取り扱うまでに成長したという。今後は6月末をメドに CRM(顧客管理)機能、7月にはサービス提供者がオウンドメディアを簡単に開設できる機能の追加を行う予定だ。

創業者で代表取締役の渡辺大介氏によれば、Summon を使ってサービスを提供するフリーランスの人々は、当初の美容師など以外にも、ケータリング、出張サービス、ポップアップレストランなどの飲食業が増えてきているとのこと。これは、学生でありながら出張レストランを始めたところ、予約客4,000人待ちという Jonah Reider 氏のようなニュースに刺激を受け、飲食業フリーランスを始める人が増えているからではないか、という。このほか、イベントのチケット販売、ファンクラブ、マーチャンダイズ販売などに使えるということで、芸能エンタメ系からの需要も多い。

Summon の アプリには GPS 機能が備わっているので、サービス提供者が近くに来た時に申し込む、というような使い方も可能だ。昔ながらの豆腐や野菜の移動販売、有名シェフや美容師による出前サービスなど、今後リリースされるオウンドメディアとの連携とあわせ、サービスを活用できる事業分野はさらに増えそうだ。

Image credit: MOSOMafia

MOSOMafia では今年5月、フリーランス向けにビジネスマッチング、セミナー、開業支援などを行う MOSO CONNECT というサービスもスタートさせている。また、今年に入って、本社を東京・恵比寿と白金台の間の一軒家に移転させており、Summon を使うフリーランスに屋上バルコニーを公開し、グランピングイベントを開いてもらうような計画もあるという。詳細が決まり次第、MOSOMafia のウェブサイトや Summon に告知が掲載されるだろう。

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サービス業フリーランスの営業支援プラットフォーム「Summon」運営、投資型クラウドファンディング募集開始から4時間で約3,500万円を調達

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東京のスタートアップ MOSOmafia は15日、日本クラウドキャピタルが運営する投資型クラウドファンディング・プラットフォーム「Fundinno」上でキャンペーンを開始したが、先ごろ、キャンペーン開始から4時間で3,498万6,000円の資金調達を完了したことを明らかにした。調達した資金を使って、MOSOmafia は、同社のサービス業フリーランスの営業支援プラットフォーム「Summon(サモ…

Fundinno 上で展開された MOSOmafia のクラウドファンディング・キャンペーン

東京のスタートアップ MOSOmafia は15日、日本クラウドキャピタルが運営する投資型クラウドファンディング・プラットフォーム「Fundinno」上でキャンペーンを開始したが、先ごろ、キャンペーン開始から4時間で3,498万6,000円の資金調達を完了したことを明らかにした。調達した資金を使って、MOSOmafia は、同社のサービス業フリーランスの営業支援プラットフォーム「Summon(サモン)」のサービスリニューアルや機能拡張に活用するとしている。

MOSOmafia は2015年8月、弁理士でシリアルアントレプレナーの渡辺大介氏により設立。同年末、美容サロンのプロをオンデマンドで呼べるサービス「careL(ケアエル)」をローンチ、2016年2月、ガイアックス(名証:3775)のシェアリングエコノミーファンドからシード資金を調達(調達額非開示)、2016年末に Summon をローンチした。

Summon はフリーランスの美容師やネイリストなど、独立したてのサービス業プロフェッショナルが、集客・予約受付・決済など一連の営業業務をしやすくするためのプラットフォームだ。iOS アプリから、写真をアップロードするだけでウェブサイトを開設でき、起業したばかりの個人が店舗を持っていなくても、顧客先への出張などから事業を開始することを前提に設計されている。

Summon

Fundinno に参加している投資家人数について、運営元の日本クラウドキャピタルは今年2月に開いた事業計画発表会で、2017年度中に2万人を目指すとしており、現時点では数千人程度に達していると推測される。MOSOmafia の渡辺氏によれば、Summon の機能拡張のためベンチャーキャピタルからの投資を模索していたが、迅速に資金を調達すべく Fundinno でのクラウドファンディング実施を決めたとのこと。

MOSOmafia は今回の投資型クラウドファンディングを通じて約300人の新株主を獲得したことになり、新株主には普通株を発行割当する予定(財務局指導により、現時点で種類株の発行割当には一定の制約がある模様)。日本クラウドキャピタルと提携関係にある、みらい証券の「株主コミュニティ」のしくみにより、株式の流動性も確保される見込み。Fundinno の利用には10万円の審査費用、募集成立時に10%〜20%程度の手数料がかかるため、今回のクラウドファンディング成立により、MOSOmafia が実際に手にする資金は3,000万円程度と推測される。

今回調達した資金を用いて、MOSOmafia では Summon 上での月間流通金額を、現在の1,000〜1,500万円から2億円程度にまで成長させたいとのこと。また、現在フリーミアムモデルで提供されている Summon に、サービス業フリーランスが、潜在顧客に向けたメールマーケティングやオンラインプロモーションできる機能、Google カレンダーと連携できる機能を追加し、手数料収入以外の収益源の確保を目指すとしている。Summon に先行する CareL については実質的に追加開発をストップしている状態だが、Summon の流通取扱を向上させ API 連携することにより、最終的にはアメリカの StyleSeat のようなサービスを目指すようだ。

ICO(Initial Coin Offering)、投資型クラウドファンディングなど、従来のプライベートエクイティやベンチャーキャピタルなどに加え、スタートアップにとっての資金調達の選択肢が多様化しているのは興味深い。一方で投資リスクを軽減するための、十分な情報収集や情報開示を支援するしくみづくりが今後の課題となるだろう。

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サービス業フリーランスの営業支援プラットフォーム「Summon」、バーティカルメディアとの連携で集客機能強化を目指す

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弁理士でシリアルアントレプレナーの渡辺大介氏率いるスタートアップ MOSOmafia については、一昨年末、同社が美容サロンのプロをオンデマンドで呼べるサービス「careL(ケアエル)」をローンチした際に紹介した。MOSOmafia はその後2016年2月、ガイアックス(名証:3775)のシェアリングエコノミーファンドからシード資金の調達に成功している(調達額非開示)。 昨年末、MOSOmafia…

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弁理士でシリアルアントレプレナーの渡辺大介氏率いるスタートアップ MOSOmafia については、一昨年末、同社が美容サロンのプロをオンデマンドで呼べるサービス「careL(ケアエル)」をローンチした際に紹介した。MOSOmafia はその後2016年2月、ガイアックス(名証:3775)のシェアリングエコノミーファンドからシード資金の調達に成功している(調達額非開示)。

昨年末、MOSOmafia は第二弾として「Summon(サモン)」というサービスを新たにリリースした。当初 Summon は「CareL」がピボットしたものかと思ったのだが、渡辺氏に尋ねたところ、CareL には無かった機能を補完する新サービスなのだという。CareL のようなサービスの提供者と利用者をマッチングするプラットフォームにおいては、常に〝にわたま問題〟がつきまとうが、そうは言っても、まずは提供者側を集めなければ話が始まらない。ただ、大手企業と違って、高いユーザアクイジションコストをかけられないスタートアップにとって、どうやって提供者側のプロフェッショナルを集めるかが知恵の絞りどころだ。

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Summon はフリーランスの美容師やネイリストなど、独立したてのサービス業プロフェッショナルが、集客・予約受付・決済など一連の営業業務をしやすくするためのプラットフォームだ。iOS アプリから、写真をアップロードするだけでウェブサイトを開設でき、起業したばかりの個人が店舗を持っていなくても、顧客先への出張などから事業を開始することを前提に設計されている。

営業拠点を持たなくても、コンシューマ向けに提供できるサービスは意外と幅が拾いものだ。家賃の高さなどから、美容院の実に9割が3年以内に閉店するという現実の中、AirSALONMIRRENTA のようなサービスを使えば、サロンを持たない美容師や施術師以外も「面貸し営業」が容易にできるし、他の事例として、渡辺氏は、いそべん(居候弁護士=自身経営の事務所以外に籍を置く弁護士だが、弁護士自身は個人事業者であるため、他の相談案件も受けられる)や、出張ライブや撮影会を行う地下アイドル、出張料理人、定期購読型のオンラインサロンなどをスコープに入れていると語った。

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MOSOmafia 代表取締役 渡辺大介氏

集客機能をもっと充実させていこうとしている。例えば、ブログを書いて、その内容が美容系のものであれば美容専門メディアにシンディケーションできるような機能をつけたい。メディアには EC 機能をつけていくという潮流があるので、バーティカルメディアとの相性は極めていいと思っている。(渡辺氏)

提供者のスケジュールが空いている部分を一定条件下で自動開放し、そのタイムスロットにサービスの予約を受け付けるような機能も実装予定で、そこは弁理士の渡辺氏らしく特許出願中なのだそうだ。利便性や自動化を追求する一方で、サービス提供者への心配りも怠らない。そこには、弁理士という個人事業の経験を通じての渡辺氏の思いが見え隠れする。

プロフェッショナルサービスのマッチングサービスは難しい。サービスを提供する側は、他の人と横並びにされたくないと思っているから。(渡辺氏)

例えば、ネイリストと施術希望者をマッチングするサービスとして、2016年4月にローンチした「MICOLY(ミコリー)」などがあるが、いい人がいいタイミングで見つかって、さほど高くない金額でサービスの提供を受けられるか、という点ではまだ課題が少なくないのではないか、と渡辺氏は指摘する。起業意欲のある独立まもないプロフェッショナルを数多く集め、彼らに満足してもらい、サービスの質を上げ、同時にユーザアクイジションコストを下げていく、というのが Summon の事業戦略だ。

<関連記事>

Summon と CareL にもシナジーがある。Summon で登録したサービスが、美容やリラクゼーションなどに関するものであれば、Summon で公開した予約在庫を CareL に連携して出品できる。また、CareL は2015年末のサービス開始以来モバイルウェブで提供されてきたが、近い将来、アプリをリリースする計画もあるそうだ。Summon とあわせ、今後の CareL のサービス進化にも注目したい。

 

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