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中国の自動運転スタートアップWeRide(文遠知行)、電気バスメーカーYutong(宇通客車)から2億米ドルを調達

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Xpeng(小鵬)が出資する自動運転スタートアップ WeRide(文遠知行)が、中国最大手の電気バスメーカー Yutong(宇通客車)から2億米ドルの新規資金調達を行ったと12月23日に発表した。また、両社はドライバー用の運転装置を備えていない完全自動運転のミニバスの開発も発表した。 重要視すべき理由:複数の中国の自動車メーカーが中国の自動運転車産業に参入し、地方政府が世界中を巻き込んだ技術的優位…

WeRide(文遠知行)の自動運転ソフトウェアを搭載した。Yutong(宇通客車)のミニバス
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Xpeng(小鵬)が出資する自動運転スタートアップ WeRide(文遠知行)が、中国最大手の電気バスメーカー Yutong(宇通客車)から2億米ドルの新規資金調達を行ったと12月23日に発表した。また、両社はドライバー用の運転装置を備えていない完全自動運転のミニバスの開発も発表した。

重要視すべき理由:複数の中国の自動車メーカーが中国の自動運転車産業に参入し、地方政府が世界中を巻き込んだ技術的優位性の争いに追いつこうと公道での自動運転を許可している。そんな中で、今回の資金調達が発表された。

詳細:23日に発表された共同声明によると、Yutong は単独のシリーズ B1 投資で WeRide に2億ドルを出資した。河南省中央部に拠点を置く Yutong は、中国最大の中大型電気バスメーカーで、国内市場で3分の1以上のシェアを持ち、BYD(比亜迪)や Dongfeng Motors(東風汽車)などがこれに続いている。

  • WeRide は、ハンドルもアクセルもブレーキもない自律型ミニバスを Yutong と共同開発したと発表したが、詳細を明らかにしていない。、
  • 広州を拠点とする同社は、その評価額やシリーズ B ラウンドに関与する他の投資家の詳細を明らかにしなかった。

背景:WeRide は7月から広州の公道で完全な無人車両のテストを行っている。完全な無人車両を公道でテストするのは、アメリカの Waymo に次いで世界で2社目となる。

  • 同社は2018年12月シリーズ A ラウンドで、中国の人工知能ユニコーン Sensetime(商湯)、Xpeng CEO のHe Xiaopeng(何小鵬)氏らに加え、ルノー・日産・三菱アライアンスから資金調達を実施した。調達金額は非開示。
  • WeRide は11月の時点で、郊外の55平方マイル(約142.4平方キロメートル)のエリアで行われたロボタクシーのパイロットプログラムで、6万人の乗客に14万7,000回以上の乗車を提供したという。
  • WeRide の競合 Pony.aiPony.ai(小馬智行)は先月、国有の FAW Group(第一汽車集団)から資金調達した。調達金額は非開示。この際、これは中国の国有自動車メーカーによる自動運転車への初の賭けだと発表していた。

【via TechNode】 @technodechina

【原文】

来年には中国で“無人タクシー”実現も、注目される自動運転「WeRide」を紐解く

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※本記事は提携するTechnode「The Chinese startup bringing robotaxis to the masses」の抄訳になります。 Alphabet(Google)傘下で自動運転技術を研究するWaymoが米国フェニックスにて実証実験を実施してから1年が経つ。そして今、中国系スタートアップの追従が激しくなってきており、たとえば「WeRide」は中国・広州市でパイロットプ…

People lining up to test out a WeRide robotaxi in Guangzhou Science City on Nov. 28, 2019. (Image credit: WeRide)
People lining up to test out a WeRide robotaxi in Guangzhou Science City on Nov. 28, 2019. (Image credit: WeRide)

※本記事は提携するTechnode「The Chinese startup bringing robotaxis to the masses」の抄訳になります。

Alphabet(Google)傘下で自動運転技術を研究するWaymoが米国フェニックスにて実証実験を実施してから1年が経つ。そして今、中国系スタートアップの追従が激しくなってきており、たとえば「WeRide」は中国・広州市でパイロットプログラムを開始した。

背景:自動運転の実証実験が盛んなカリフォルニア州のDepartment of Motor Vehicles of California(カリフォルニア州車両管理局)が公開したレポートによれば、WeRideは注目すべき中華系企業の一つとされている。

  • 自動運転レベル4を持つWeRideの高度な自動運転車は、成長可能なビジネスモデルを通じて市場開拓を目指す。
  • 同社は前CEOで、Baidu(百度)の自動運転部門シニアバイスプレジデントを務めていたWang Jin氏によって2017年にシリコンバレーで誕生。当時の社名はJingchi.ai。
  • Wang氏は2018年にBaiduから企業秘密の漏洩に関連して訴訟を起こされCEOを辞任。その後Baiduは訴訟を撤回し、同社は社名を変更した。
  • 本社をサニーベールから広州へ2017年末に変更し、R&D拠点を北京とサンノゼに設立。

ユニーク性:競合とされるPony.aiとは異なり、完全自動運転の商用化を前提として政府との話し合いを積極的に行うなど、マーケティング戦略に非常に優れている。

  • 先月より同社は広州で20の日産自動車を利用した実証実験を開始。中国の都市では初の試みとなる。
  • 約28ドル相当のクーポン券を配布し、実証実験への参加を促した。
  • 来年度には、合計50台の無人タクシーへ導入するという。

投資家:WeRideの投資家は多様性に優れているといえる。Alliance Renault-Nissan-Mitsubishiを始め、Kai-fu Lee’s Sinovation VenturesやAI unicorn Sensetimeが名を連ねる。

  • 同社はこれまでの総調達額やバリュエーションは公開していなかった。ただ、2017年に実施したプレシリーズA時点では、5,700万ドルの資金を調達していたとされる。

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現状:WeRideはローカルコミュニティーとのコミュニケーションも忘れていない。ローカルタクシー組合と話し合いを通し、数多くの車の無人化を進めている。

  • WeRideは2,550万ドル相当のジョイントベンチャーをBaiyun Taxi GroupとScience City Guangzhou Investment Groupと創設
  • 同ジョイントベンチャーではフルタイムのエンジニアとオペレーションスタッフが雇用され、さらに150人に及ぶパートタイムのセーフティードライバーも雇用された。
  • 同社が開発する自動運転技術は、セーフティードライバーが必須。2022年を目途に完全ドライバーレスを目指すという。
  • 3分の1ほどの従業員300人はシリコンバレー勤務。同社が保有する車体は、100万キロの走行距離を中国と米国で実施済み。カリフォルニア州車両監理局からライセンスも取得済み。

市場観:中国では自動運転タクシー市場に挑戦するスタートアップが近年非常に多く見れる。たとえばPony.aiは既に広州と北京にて招待制ではあるものの4万回のパイロットプログラムを完了している。

  • Baiduは長沙市にて自動運転タクシープログラムのローンチを発表したが、詳細についてはまだ明らかになっていない。
  • ライドシェア大手Didiや自動運転スタートアップAutoXなどが、2019年末を目途に上海に自動運転タクシーのローンチを計画している。

今後:WeRideは業界でもひとつ頭抜けていることは確かである。しかし、同社の収益は不透明であり技術面や規制面で数多くの課題が残されている。

  • 自動運転タクシーは政府も後押ししているものの、商用化については未だ不透明となっている。広州交通局はTechNodeに対し、自動運転技術が確たるものでない今、通常営業のライセンスを付与するのは難しいと述べている。
  • 中国全土への展開を進めるために、WeRideは各ライドシェア事業者やタクシー会社と協業の話し合いを進めることが求められる。
  • 自動運転タクシーはモビリティー市場をディスラプトする可能性を多く秘めているが、これは「ドライバーレス」を完全に達成した時のみにいえることである。

【via TechNode】 @technodechina

【原文】