ドローンを活用した港湾施設の点検・維持管理の効率化に関する技術開発・実証事業を開始

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~国土交通省 中小企業イノベーション創出推進事業(SBIRフェーズ3実証プロジェクト) 採択~

 株式会社DAOWORKS(ダオワークス)(本社:岐阜県岐阜市、代表取締役社長:吉田和晃 以下、DAOWORKS)は、国土交通省 中小企業イノベーション創出推進事業『国際競争力強化に資する交通基盤づくりに向けた技術の開発・実証』分野にて、「ドローンによる港湾施設の点検・維持管理の効率化と、災害時においても現状把握できる可視化の仕組みの技術開発・実証」事業が採択されたことをお知らせします。
 DAOWORKSは当事業の代表スタートアップとして、国立大学法人 北海道大学(所在地:北海道札幌市、大学院工学研究院長:幅崎浩樹 以下、北海道大学)、パナソニック アドバンストテクノロジー株式会社(本社:大阪府門真市、代表取締役社長:水野 勇介 以下、パナソニック アドバンストテクノロジー)、日本データーサービス株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役社長:石原知樹 以下、日本データーサービス)と連携協定を締結し、事業を推進していきます。

■本事業実施の背景と事業内容
 近年、国内にある巨大インフラの老朽化は大きな社会課題となっています。その中で2,000以上ある港湾施設の点検・維持管理は、点検作業者が現地にて手作業で行っており、熟練した技術系・技能系人材の知見・ノウハウに依存した運用となり、大きな人的コストがかかっています。また、熟練した技術系・技能系人材の高齢化により人材確保も困難になりつつあり、また、これら施設の維持管理に使える財源は限られていることから、修繕工事時、災害発生時以外では十分な点検作業を行えていないのが現状です。
 これら課題に対し、本事業において手作業で行なっていた測量・点検・維持管理作業をワークフロー化し、ドローンでの測量により点検作業の省人化、効率化を実現します。また、ドローンで取得した点群データを位置情報と紐づけ、3次元データで可視化する仕組みを導入することにより、迅速な点検とリスク可視化ができるようにします。合わせて、点検作業の効率化により、より多くの港湾で平時から点検を行えるようにし、災害時に港湾の変状をより迅速に把握することができる体制づくりを進めていきます。

本事業では、以下の取り組みを実施します。
1.画像データによる、遠隔点検システムの開発
2.3次元データでの、港湾の変状等のリスクや緊急性を可視化
3.港湾管理者の修繕計画立案等をサポートする仕組みの構築

【事業イメージ】

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