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香港の金融サービス比較サイトCompareAsiaGroupがシリーズAラウンドで4,000万ドルを調達

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香港を拠点とする金融サービス比較サイトの CompareAsiaGroup は本日、シリーズAラウンドで4,000万米ドルを調達したと発表した(編集部注:原文掲載4月22日)。このラウンドを主導したのはGoldman Sachs Investment Partners、Jardine Pacific、Nova Founders Capital、ACE & Company、Route 66 …

image by Ken Teegardin
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香港を拠点とする金融サービス比較サイトの CompareAsiaGroup は本日、シリーズAラウンドで4,000万米ドルを調達したと発表した(編集部注:原文掲載4月22日)。このラウンドを主導したのはGoldman Sachs Investment Partners、Jardine Pacific、Nova Founders Capital、ACE & Company、Route 66 Venturesであった。Zynga設立者のMark Pincus氏、かつてFacebookとMySpaceのCOOであったOwen Van Natta氏などもこのラウンドに参加した。

CompareAsiaGroup傘下には、関連する市場で展開している現地ブランド企業がある。香港とベトナムではMoneyHero、マレーシアではCompareHero、台湾ではMoney101、タイではMoneyGuru、シンガポールではSingSaver 、フィリピンではMoneyMax、インドネシアではHaloMoneyがある。このサイトはクレジットカード、ローン、健康保険、自動車保険など1500の金融商品を集計対象としている。

今回の資金調達ラウンドで獲得した資金は、投資商品や生命保険商品などサービスの拡張やマーケティング活動に活用される。「今後12ヶ月の間に、主婦の方全員に当社のブランドを知っていただけるようにしたいと思っています」と設立者兼マネージングディレクターのGerald Eder氏は述べている。

CompareAsiaGroupが設立されたのは1年半前で、これまでに9つの市場に進出を果たした。消費者が同社のサービスを利用するのは無料だが、金融商品を掲載している60以上の銀行や保険会社はマーケティング料として手数料を支払う。

金融商品を選ぶ際、いまだに多くの人が口コミや広告を頼りにしている一方で、それ以外の人は自分が知っているサービスのみにこだわる傾向があるが、こうしたトレンドは徐々に変わりつつある。Eder氏は旅行業界で起きている市場シフトとの比較をしている。かつて、航空券やホテルの最安値情報を入手するにあたり、誰もが旅行代理店を信用していた。しかしインターネットは旅行業界の慣行を劇的に変えてしまい、今や多くの人が最もお得な条件を自分で見つけるようになっている。

「金融商品についても同じような状況です。当社では取引のある金融機関の商品だけでなく、全ての機関による商品を提供しています」とEder氏は述べている。

私たちは日次、週次ベースで保険会社を変更したりローンの申し込みをするわけではない。そのためCompareAsiaGroupには実際のところ、日次、月次のアクティブユーザはいない。ただし、Eder氏によると顧客が金融商品を見直すのは年に数回、特に自動車保険など現在の契約が失効する時だと言う。 そのような時、顧客は現金を手にしている。

「当サイトを見に来る人は皆ただふらっと訪れるわけではありません。特定のニーズを持っているのです。比較をしている人は商品の購入をしたい人なのです」と彼は述べている。

Eder氏によると、他の地域と比較してアジアで成功するには強力なモバイル体験と人間によるサポートが必要だという。CompareAsiaGroupは、展開している全てのマーケットでコールセンターを運営している。それ以外の点については、アジアと他の地域はそれほど大きく変わらないという。「消費者が時間とお金を節約したいと思う気持ちは世界中どこでも同じです」と彼は述べている。

CompareAsiaGroupはアジアの金融サイト大手だとしているが、ここでの競争はとても激しい。インドネシアだけでもライバルサイトは最低7社ある。しかしEder氏によると、特定の国だけのプレーヤーではなく地域内プレーヤーであることで、CompareAsiaGroupは「規模の経済のメリットをかなりの程度享受できる」という。

CompareAsiaGroupには強力な支援者もいる。最近、Goldman Sachsからの資金を得たことで、「パートナーシップを組んでいる銀行や保険会社との信頼性、信用は高まります」とEder氏は述べている。Goldman Sachsはこのスタートアップに役員を送り込む予定だ。

同社を共同で設立したのはNova Foundersで、地域内の強力なプレーヤーであるRocket Internetと多くの共通点がある。Novaは証明がなされた既存モデルにフォーカスし、市場が伸びていて競争の少ないところで実践をする点はRocketと共通しているとEder氏は言う。しかしかつてのRocket従業員の1人の見方として、法的な構造や企業文化は両社で大きく異なるという。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】