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キャスタリアがナイロビのストラスモア大学と提携、4月からモバイルラーニングの実証実験を開始

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モバイルラーニングプラットフォーム「goocus pro」、「goocus 3」を開発するキャスタリアが、ケニア共和国ナイロビ市のストラスモア大学と同社が開発したサービスを活用した実証実験を来月4月から実施するための覚書に調印したことを発表した。 キャスタリアは2013年10月に、アフリカ・セネガル共和国ダカール市の大学「Institut Supérieur de Management」においても…

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モバイルラーニングプラットフォーム「goocus pro」、「goocus 3」を開発するキャスタリアが、ケニア共和国ナイロビ市のストラスモア大学と同社が開発したサービスを活用した実証実験を来月4月から実施するための覚書に調印したことを発表した

キャスタリアは2013年10月に、アフリカ・セネガル共和国ダカール市の大学「Institut Supérieur de Management」においても、同社の「goocus pro」活用した実証実験を開始している

セネガルでの実証実験を振り返って、キャスタリアでアフリカを担当している犬束敦史氏は、

犬束氏「スマートフォンで学習をするということに対する姿勢は非常にポジティブなものでした。セネガルの実証実験後のアンケートでも、モバイルで学習できることに対する評価を聞いたところ、ネガティブな反応はまったくありませんでした」

このように、モバイルラーニングの普及に関して、可能性を感じたとコメントしている。だが、普及までの道のりには越えなければならない課題も多い。回線や端末の問題もそのひとつだ。

通信環境やモバイルの利用状況における違い

犬束氏「日本の場合、スマートフォンを使ってさえいれば、回線や端末が問題になることはそれほど多くありません。しかし、セネガルではモバイル回線は3Gのみ。さらに、プリペイドの従量課金で契約している人が多いため、学習行動よりもコミュニケーション目的での通信利用を優先したいと考える人が多いという状況です。

そのため、学習サービスはWiFiのある学内やカフェなどでしか利用していないという人も少なくありませんでした。結果として、データをダウンロードしてオフラインで利用できるようにしてほしいという声が多数出ました。

また、端末についても日本では発売されていない、名刺入れよりも小さいサイズの端末も少なくありませんでした。そういった端末で適切に表示できないことがあるという課題にも対応する必要がありました」

アフリカの人々とのコミュニケーション

課題は通信環境や端末の種類などハードやインフラに関わることだけではなかった。アフリカの人々とのコミュニケーションにおいても、課題が生じていたという。

犬束氏「セネガルでは、日本のように、メールが来たら早く対応しなければ、というような感覚はそれほど強くないと感じました。なので、先方に資料などを出してもらう場合、期限をきちんと伝えないとずっと先延ばしになります。

かつ、期限を伝えても「忙しくて」「海外出張で」など色々な理由で返事がこないこともあります。結果的に、Skypeなどで相手を捕まえて話をすることができれば、話がスムーズに進むことが多かったです。

今回、ストラスモア大学との提携でも感じたことですが、コミュニケーションのやりやすさは「メール << 電話 << 実際に会う」で、現地に張り付いて先方と話をできる人がいなければ、スムーズに話を進めるのは難しいですね」

モバイルサービスの先進事例も生まれているアフリカ

goocusの画面
goocusの画面
今回実証実験を行うことになったストラスモア大学には、「@iLabAfrica」という学内研究機関が存在する。同機関は、アフリカ東部の大手通信企業サファリコムの支援を受け、2011年からモバイルアプリ開発人材育成のための施設「サファリコム・アカデミー」を運営している。

サファリコム・アカデミーは、英国ボーダフォン系列のケニア最大の携帯通信キャリアであるサファリコムがストラスモア大学、ボーダフォンと提携して2011年に開設したモバイルアプリ開発施設。

サファリコムは、銀行口座なしで、SMSで送金可能なモバイルバンキングサービス「M-PESA」を開発した会社としても知られ、「M-PESA」は途上国発のものが先進国に普及する「リバース・イノベーション」の事例としても知られている。

モバイルコミュニケーションに長けた人材の育成

今回の取り組みでは、サファリコム・アカデミーにおいて提供されているモバイルテレコミュニケーション・イノベーション修士課程プログラムの学生を対象として、学生がソーシャルにモバイルラーニングを行える環境を提供する。

「研究手法」「コンピュータ・グラフィクス」「ネットワーク・セキュリティ」「暗号学」の4つの授業を対象に、モバイルラーニングの提供を開始。教材となるのは、ストラスモア大学においてすでに活用されているもので、キャスタリアが教材のモバイル化の支援を行う。

今後は、同大学の学士課程プログラムへもモバイルラーニングの導入を進めていく予定だ。

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キャスタリアが新製品「goocus 3」を発表、スマホ時代におけるコーポレートラーニングのスタンダードを目指す

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キャスタリアが提供するモバイルラーニングプラットフォーム「goocus pro」の最新版の発表会が南青山で開催された。最新版の発表に合わせ、ITジャーナリストの松村太郎氏による「Designing Mobile Native」をテーマにしたセミナーと合わせて、最新版「goocus 3」の説明が行われた。 「goocus3」で、キャスタリアはスマートフォンならではの学び方を提案することを目的としてお…

キャスタリアが提供するモバイルラーニングプラットフォーム「goocus pro」の最新版の発表会が南青山で開催された。最新版の発表に合わせ、ITジャーナリストの松村太郎氏による「Designing Mobile Native」をテーマにしたセミナーと合わせて、最新版「goocus 3」の説明が行われた。

「goocus3」で、キャスタリアはスマートフォンならではの学び方を提案することを目的としており、モバイルラーニングを通じてすべての会社や組織、そして人が学び続けられるようにしていきたいと考えているという。

Designing Mobile Native

松村氏は、今後訪れるモバイルネイティブの時代についての展望を語り、そこにどうアプローチしていくのかについて語った。松村氏が会場に訪れた参加者に問いかけたのは「あなたの生活はきちんとモバイルでデザインされているか?」というものだった。

松村氏は参加してきたAppleのイベントで見た、直近のAppleの動きを交えながら、予測を語ってくれた。

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松村氏「iPhone6の登場で、画面が大きくなったスマートフォンは使用頻度が減っていくと思います。ただ、画面の解像度や処理速度は向上する。ポケットにメインコンピュータを入れて持ち運び、Apple Watchのような周辺環境のいろいろなものと連携させていく、モバイルを中心としたエコシステムの構築が今後起きていくことだと思います。」

タブレットはPCの代替として活用される方向へと進み、スマホとは別文脈で捉えられると語る松村氏。ただ技術的に優れていることではなく、それらを活用して身の回りの課題解決に取り組むことが重要だという。

さて、ここで「モバイルデザイン」という冒頭のキーワードに戻る。松村氏はモバイルデザインについて、UberやAirBnbなど、モバイルの進歩と普及によって便利になったサービスたちを例に出しつつ、空いているリソースを効率的に再分配するデザインパターンだと語る。

  • 「手元のデバイスで問題解決する」by Jack Dorsey
  • 「モバイルは習慣化と学びを促す」 by マネーフォワード 辻
  • 「モバイル化で個人がデータサイエンスによる問題解決を利用可能に」 by Slice

と、モバイルが手元にあることで可能になる問題解決について、モバイルサービスの開発に取り組んでいるプレイヤーの言葉を引用しながら紹介した。常にポケットに問題解決手段が存在する。これらの問題解決を活かしているかどうか、これが自らの生活をモバイルでデザインしているかどうかだという。

そして、これはエンタープライズ領域にとっても同様だ。モバイルによって、「アクセスしやすさ」と「自分ごと」化が進んだ。エンタープライズであっても、デザイン性は無視できなくなっている。

「goocus3」は、デザインに気遣ったエンタープライズ向けサービス。「あなたの学びはきちんとモバイルでデザインされていますか?」という問いかけでセミナーは終了し、「goocus3」の説明へと移った。

スマホ時代におけるコーポレートラーニングのスタンダードを目指す「goocus3」

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キャスタリアは創業当初から、人がスマホで勉強する時代が当たり前になるというビジョンを掲げ、サービスを提供してきた。

いずれ到来するであろう時代において重要になるのは、人とのつながりから学ぶ「ソーシャルラーニング」と、学習の継続性を生み出し個に最適化された学習を可能にする「モバイルラーニング」だ。

「goocus 3」は、企業向けの研修などでも利用可能な、大規模人数への個別学習ツール。キャスタリア代表の山脇智志氏は、「10万人が一気に学ぶこと、個人個人に最適化しながら学習できる環境を提供することできるのではと考えています」と語る。

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彼らが取り組むLMS(Learning Management System)という領域は、2018年までに約80億ドルの市場規模になるとの予測が出ているという。アジア・パシフィックに伸びる余地があり、かつLMSにはまだ絶対的なプレイヤーがいない状態。「学習のSaaS(Software as a Service)」、例えて言うなら、教育のセールスフォースのような存在を目指す」と山脇氏は方向性について紹介した。

「goocus 3」は組織内における学習に特化しており、さらに、10ヶ国語11言語に対応し、API連携やプラットフォームとしてコンテンツ販売などを実施していく予定だという。

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「goocus 3」のユーザーインターフェースについては、キャスタリア クリエイティブ・ディレクターの景山泰考氏が紹介した。「goocus 3」には、以下のような機能が備わっている。

  • タイムライン – 情報の集約化、ラーニンググループで興っていることを可視化
  • ラーニンググラフ – 学習の蓄積、傾向をサマライズ、学習の傾向の自己認識
  • 学習バッジ・ポイント制度 – ユーザーの行動を可視化/数値化、収集によるゲーミフィケーション、個々の学び手の傾向把握と目標可視化
  • カスタマイズ – 各社にあったUIスキンカラーを設定可能、管理画面からのUIカスタマイズ
  • CMS – モダンなカードUIベースの管理画面、グラフによる傾向・履歴の可視化

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学習サービスはどれも継続性の実現に苦労している印象だが、コーポレートラーニングであれば、ユーザにとって学習を継続する必要性が高いため、他の学習サービスとは状況が異なりそうだ。

冒頭で松村氏が語った文脈にのって提供される「goocus 3」は、個人が持っているモバイルで企業内での学習という問題の解決を目指す。そして、モバイルになったことにより、エンタープライズでありながら、デザイン性も高い。

すでに「goocus 3」を活用した事例も生まれているという。反転学習のような使い方もできそうだ。コーポレートラーニングのあり方をスマートに変えてくれそうな「goocus 3」は、2015年2月一部法人顧客向けに提供が開始され、2015年4月ウェブサービスとして一般向けに提供開始される予定。

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