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インタラクティブ動画サービス「TIG(ティグ)」開発のパロニム、タイのテレコム最大手AISの親会社から資金調達

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この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから。 インタラクティブ動画サービス「TIG(ティグ)」を開発・提供するパロニムは6日、タイのテレコム最大手 AIS(バンコク証取:ADVANC)の親会社である Intouch Holdings(バンコク証取:INTUCH)から資金調達したことを明らかにした。調達額は非開示。 パロニムは昨年からシリーズ B ラウンドでの調達を…

昨年12月、「ROCK THAILAND」に登壇したパロニム代表取締役の小林道生氏
Image credit: Masaru Ikeda

この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから。

インタラクティブ動画サービス「TIG(ティグ)」を開発・提供するパロニムは6日、タイのテレコム最大手 AIS(バンコク証取:ADVANC)の親会社である Intouch Holdings(バンコク証取:INTUCH)から資金調達したことを明らかにした。調達額は非開示。

パロニムは昨年からシリーズ B ラウンドでの調達を続けており、これまでに日本郵政キャピタルと NTT ドコモ・ベンチャーズから約2.3億円を調達したことを明らかにしている。同社は今回の Intouch Holdings からの調達でシリーズ B ラウンドをクローズする。創業来の累積調達金額は約6.9億円。

2016年に設立されたパロニムは、動画に触れることで必要な情報にアクセスできるインタラクティブ動画サービス「TIG(ティグ)」を開発・提供している。ユースケースはインテリア(動画を再生中、興味のある家具にタッチすると購買サイトへジャンプ)、ファッション(動画を再生中に、興味のある洋服にタッチすると購買サイトにジャンプ)、レシピ(動画を再生中に食材にタッチすると、そのページへジャンプ)、旅行(動画を再生中に旅のスポットにタッチすると、そのページへジャンプ)などがある。

「ROCK THAILAND」で TIG の事業開発タイムラインを説明する小林氏
Image credit: Masaru Ikeda

コンテンツ提供元・開発元には、動画中のオブジェクトに紐付けができるトラッキング編集ツール、多くのユーザがどの位置をタッチしているかがわかるヒートマップツールが提供される。ブランチ動画、マガジン、サイネージ、コマース、ラーニング、ライブの6つの異なるバーティカルに適したラインアップを用意。そのインタラクティブ性から、EC 取引に至るコンバージョン率は、Instagram と比べ2倍以上、YouTube と比べ3倍以上に上るという。

パロニムは昨年12月、在タイ日本大使館とタイ財閥最大手の CP グループが開催した越境オープンイノベーションイベント「ROCK THAILAND」の第2期に登壇、代表取締役の小林道生氏が事業提携、シリーズ B 調達、販売パートナーの獲得を模索していた。今回はその努力が実を結んだ格好だ。パロニムでは今後、Intouch Holdings との共同記者会見を予定しており、両社での具体的な事業展開についてはその際に明らかになるとみられる。

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タイ発の企業向けソーシャルメディア・マーケティング・ツール「SocialEnable」が、現地メディア大手から9,200万円相当を調達

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HootSuite に代表されるソーシャルメディア・アグリゲーション・サービスの波は、2012年あたりで一つのピークを迎えたように思う。サービスに価値が無いわけではないけれども、同社のような企業がこの先に狙うのは、高値でのシナジーある企業への売却だろう。 一方、企業向けのソーシャルメディア・ソリューションは、新しいサービスが続々と生まれている。先週、ad:tech tokyo でモデレータを務めさ…

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HootSuite に代表されるソーシャルメディア・アグリゲーション・サービスの波は、2012年あたりで一つのピークを迎えたように思う。サービスに価値が無いわけではないけれども、同社のような企業がこの先に狙うのは、高値でのシナジーある企業への売却だろう。

一方、企業向けのソーシャルメディア・ソリューションは、新しいサービスが続々と生まれている。先週、ad:tech tokyo でモデレータを務めさせてもらったカナダのスタートアップ企業紹介に登壇した Vision CriticalWishpond、先々週の Startup Sauna 東京イベントで優勝した Brand Pit なども、企業がソーシャルメディアを使いこなすための、分析や仕掛けのツールを提供するサービスだ。そしてこの流れに、東南アジアのスタートアップも照準を合わせつつある。

今日、タイで企業向けのソーシャルメディア・ソリューション SocialEnable を提供するスタートアップ Computerlogy は、タイのメディア大手コングロマリット InTouch Group の投資部門 InVent からシリーズAラウンド資金調達したと発表した。リリースでは調達金額は明らかにされていないが、タイのメディア各社の報道によると、約2,900万バーツ(日本円で約9,200万円相当)と推定される。調達した金額に対し、InVent は25%のエクイティを獲得したとされ、企業価値評価(バリュエーション)は約3.7億円と推定される。

InTouch Group はタイの大手メディア・コングロマリットで、傘下にテレビ局 ITV や携帯電話会社 AIS を有する。日本人に馴染みのある言い方をするなら、以前、タイの首相を務めた実業家タクシン・シナワトラ氏が創業した会社だ。Computerlogy は、そのVC部門から1億円近い金額を資金調達したことになる。筆者の記憶が正しければ、タイのスタートアップ史上ではおそらく、シリーズAラウンド資金調達として最高金額だ。金額は公表されていないものの、おそらく、これまででこの規模に相当するのは、タイのレストランサイトWongnai に対するリクルート・ストラテジック・パートナーズからの出資だろう。タイのスタートアップも、他の東南アジアのそれにようやく肩を並べ始めたことを示唆している。

以下は、共同創業者兼CEO を務める Vachara Aemavat 氏のコメントだ。

Vachara Aemavat
Vachara Aemavat
ソーシャルメディアは急速に成長しており、どの企業にとっても重要なマーケティング・ツールです。我々が作った最初のプロダクト SocialEnable により、企業がより有効にソーシャルメディアを利用できるようにしたいと思います。現在、我々は SocialEnable を使ってタイの有力企業150社以上の Facebook ファンページを管理しており、短期間でソーシャルROIの改善を実現しています。

企業は SocialEnable を使って、Facebook、Twitter、Google+ などと連携し、顧客からの連絡を受けて、関係する社内チームに仕事をアサインしたり、サービスレベル維持に活用したりすることができる。分析とマーケティングのアクションの両方ができることも特徴の一つだ。

ウェブサイトがタイ語ではなく英語で作られていることからもわかるが、Computerlogy はタイ国外への進出を念頭に置いており、今回調達した資金を使って、アジア市場への進出とプロダクトの機能強化を推し進めたいとしている。ただ、アジアをターゲットにしているにもかかわらず、東南アジアで人気の LINE との連携について全く言及されていないのは不思議だ。これらの点から憶測すれば、彼らのターゲットは、実は欧米のように思えなくもないが、前述のように、欧米市場にはこの分野にライバルが少なくない。

タイでは久々のシリーズAラウンドで珍しい大型案件だけに、現地の他の起業家の目にも刺激的に映るだろう。このような動きに感化されて、タイのスタートアップ・シーンがより活気づくことを期待したい。

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