コワーキングスペースを展開するnaked Hub(裸心社)は、ビル管理のソフトとサービスで新たなマネタイズを目指している。このサービスは、不動産デベロッパーらが所有するビルをフレキシブルでソーシャルなワークスペースに変えるものだ。収益と入居率の向上が見込まれる「サービスとしてのコミュニティ」を標榜しており、デベロッパー大手3社がすでに契約を結んでいる。TechCrunch Shanghai 2017 では、naked Group の CEO である Grant Horsfield 氏が TechNode(動点科技)に対し、naked Hubが初のアジア以外でのコワーキングスペースを開設する計画があると明かした。場所はロンドンのビクトリア駅付近を予定している。
サービスとしてのコミュニティ(community-as-a-service; CaaS)を目指すこのソフトは、サービスとしてのソフトウェア(Software as a Service; SaaS)と同様、利用者単位(オフィス利用者)かつ月単位の料金体系となる。カスタマイズ料金は別途発生する。naked Hub はデベロッパーに対して、ビル内に知識豊富なコミュニティ管理者の配置も提案できるよう計画している。
中国におけるコワーキングスペース業界では大手の運営企業による合併や提携が相次ぎ、活況の同業界は成熟期を迎えようとしている。4月には、中国コワーキングのユニコーン企業 URWork(優客工場)とそのライバル企業 New Space(洪泰創新空間)が戦略的合併を行った。それからわずか数ヶ月後となる昨日、上海に本社を置くnaked Hub(裸心社)は香港で同社初となるスペースをオープンさせ、その際にシン…
naked Hub Hong Kongでジェネラルマネージャーを務める Deborah Negrash 氏は、同社はどのようにしてWeWorkとの差別化を図っているのかという質問に対し、「私たちはローカリゼーションに重点を置いています」と答えた。
naked Hub が初めて香港でオープンしたスペースは上環(ションワン)の中心部にあり、ビルが密集した大都市でよく見かける細長い「鉛筆形」をした16階建てのビルで、800以上のデスクを設けることができる。オープンオフィスやホットデスクはもちろん、上環のハブでは、その土地のニーズやセンスに合わせて専用オフィスや香港の茶室のような待合室があり、窓が二重ガラスになっていたりネオンライトがついていたりする。naked Hub を運営するライフスタイル/ホスピタリティ企業、naked Group の設立者である Grant Horsfield 氏は次のように語っている。
上海を拠点とするコワーキングスペースネットワークの naked Hub(裸心社) は本日(11月23日)、シリーズ B ラウンドで最初の資金提供を受けたことを発表した(金額は非公表)。このラウンドで資金を提供したのは、不動産市場に特化した投資企業 Gaw Capital Partners が管理するファンドだ。 naked Hub によると、今回の投資を受け同社は地域的な事業拡張を行うほか、Gaw…
上海を拠点とするコワーキングスペースネットワークの naked Hub(裸心社) は本日(11月23日)、シリーズ B ラウンドで最初の資金提供を受けたことを発表した(金額は非公表)。このラウンドで資金を提供したのは、不動産市場に特化した投資企業 Gaw Capital Partners が管理するファンドだ。
naked Hub によると、今回の投資を受け同社は地域的な事業拡張を行うほか、Gaw Capital Partners 経由物件のリソースを増大させるという。新たに24~30ヶ所(約15万平米、3万人分)を中国本土、香港、シンガポール、その他東南アジアの主要都市で展開する意向だ。
ライフスタイル・ホスピタリティ企業の naked Group が支援する naked Hub は現在、上海近郊の8ヶ所、新天地、徐匯区、南京路(人気のショッピングエリア)、世紀大道(金融センター)、虹橋(輸送ハブ)、静安区、古北などで事業展開している。
naked Group の CIO である Dominic Penaloza 氏は次のように述べている。