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Facebookがライブコマースへ本腰、しかし中国市場には未だ巨大市場が眠る

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ピックアップ: Facebook Acquired a Startup to Build a Live Shopping Feature ニュースサマリー: Facebookは2019年12月20日、同社フリマサービス「Marketplace」内でライブ動画ショッピング機能を実装するため、2017年にシリコンバレーで創業した「Packagd」を買収していたらしい。関係者筋の話としてBloomber…

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ピックアップ: Facebook Acquired a Startup to Build a Live Shopping Feature

ニュースサマリー: Facebookは2019年12月20日、同社フリマサービス「Marketplace」内でライブ動画ショッピング機能を実装するため、2017年にシリコンバレーで創業した「Packagd」を買収していたらしい。関係者筋の話としてBloombergが報じたもので、買収時期は2019年初頭。

PackagdはYouTube動画向けのショッピング機能を開発していた。次世代の24時間テレビショッピングネットワークの構築を目指していた。同社チームの大半は、9月にはFacebookチームに参画していたという。今後どのようなサービス設計になるかは明らかにされていないが、ユーザーがライブ動画を見ながら買い物を楽しめるものになるとのこと。

Facebookは2018年、タイでライブコマース機能を試験投入していることから、本買収を通じて米国市場で類似機能を再現するとされている。

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話題のポイント: ライブコマースは中国市場で爆発的に普及しています。独身の日セールでは、Alibaba(阿里巴巴)やTencent(騰訊)傘下のEコマースサービスで28億ドル規模のライブコマース経由の購買が行われています。一方、米国市場では中国ほどの売上を上げている印象はありません。たとえば、今では米国世帯の半数がPrime会員に加入しているとはいえ、Amazon Prime Dayにライブコマースが売上を伸ばしているといった話は聞きません。

そこで登場するのがFacebook。従来、Marketplaceはローカル特化のフリマとして成立していましたが、もしライブコマース機能が実装されれば、国が離れていたとしても個人間売買を促進できる、越境ライブコマースサービスとして市場参入できます。

SNSの特徴を最大限に活かし、欧州と欧米ユーザーを繋ぐプラットフォームとして機能させることでAmazonとは違った価値提供ができます。今回の買収を通じて、これまでローカルだった場所が、急にグローバルなネットワークへと成長するとっかかりを得られる可能性も見いだせるでしょう。

ただ、Facebookは大きな商機を逃しています。というのも、最もライブコマースがホットな中国市場に参入しようとしても、市場から締め出しを食らっているため出来ないのです。このGAFAの参入障壁を狙っているのが欧米のスタートアップたち。たとえば米中をライブコマースで繋ぐ「ShopShops」や、インフルエンサーが店舗からライブ動画配信する「roctona」が挙げられます。彼らは中国市場向けに越境ビジネスを仕掛け、ライブ配信者ネットワークを構築しています。

GAFA勢の穴を埋めるように、スタートアップは成長を遂げています。日本でも「Live Shop!」などが人気ですが、仮に中国市場向けにアパレル・医薬品商品を販売するライブコマースアプリへと方向性を変えれば成長が狙えるかもしれません。ここで覚えておくべきことは、GAFAが取りこぼした大きな商機が、中国顧客を前提とした越境市場に潜んでいる点です。この点を見逃さず、配信者ネットワークを世界規模で展開できた企業は、ライブコマース市場で勝ち抜けられるはずと感じます。

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