
Image Credit: Beamery
企業がより良い採用プロセスを構築することを支援するソフトウェアを開発するBeameryは昨日、Index Ventures主導による500万ドルの新規調達ラウンドを発表した。
ロンドンに拠点を置くBeameryのウェブサイトによれば、顧客関係管理(CRM)とマーケティング、人工知能の各要素をつないで「候補者を顧客のように扱う」という。VentureBeatの取材に対して、CEOのAbakar Saidov氏は「採用におけるSalesforce、Marketoのようなものと想像してみてください」と回答している。
Saidov氏によれば、従来の採用方法というのは、応募者追跡システム(ATS)に空きのポジションを作成し、それらを応募した候補者で埋めることがベースになっているという。Saidov氏はこう説明する。
そのポジションが緊急になれば、企業は有料で広告を出したり、仲介業者に依頼するなどします。新しい職務ごとに、一から始めることになります。将来に対する視野はなく、ビジネスの必要性に対応するということ以上に持続可能な戦略というものはありません。
Beameryいわく、FacebookやVMware、Criteo、GitHub、Dropboxなど既に50以上の顧客が利用しているという。会社の規模や機能、利用度によって、サブスクリプションベースの料金は異なるという。
この領域においては、LinkedInやGlassdoorといった従来の仕事検索サイトが主要なプレイヤーであるが、Saidov氏はAvatureとSmashFlyを直接的な競合であるとみている。
これまで同社は800万ドルを調達しており、今回調達した資金は、新しいテクノロジー、エンジニアの採用、米国でのプレゼンスの向上に使われる予定だ。
2013年に創業し、Beameryのロンドンの本社とサンフランシスコ、オースティンの拠点には25名の社員が働いている。
【via VentureBeat】 @VentureBeat
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