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ウワサの「iPhone 12 mini」とPixel 4a 5G、どちらが勝者となるか(3/3)

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(前回からのつづき)そしてこれは最も大きなリスクになるかもしれないが、Googleは昨年、Qualcommの最新フラグシップモデルであるSnapdragon 8シリーズのプロセッサーを搭載した。しかし2020年のPixel全モデルではミドルレンジのSnapdragon 7シリーズを使用している。Pixel 4a 5GとPixel 5のプロセッサーはSapdragon765Gだ。Qualcomm標準…

Google Pixel 4a (5G)の日本価格は税込60,500円

(前回からのつづき)そしてこれは最も大きなリスクになるかもしれないが、Googleは昨年、Qualcommの最新フラグシップモデルであるSnapdragon 8シリーズのプロセッサーを搭載した。しかし2020年のPixel全モデルではミドルレンジのSnapdragon 7シリーズを使用している。Pixel 4a 5GとPixel 5のプロセッサーはSapdragon765Gだ。Qualcomm標準からするとミドルレンジの中でも上位なことは確かだが、シリーズ8からシリーズ7への移行は、Pixel 4のユーザーにとってPixel 5にアップグレードするきっかけとはならない。

本質的に、プロセッサーテクノロジーが進化しているさなかでPixelシリーズは横ばい状態だ。

AppleのiPhone 12に搭載されるであろうA14 Bionicチップ11TOPS(1秒間に11兆回の演算が可能)だ。765Gは5.5TOPSしかなく、AIパフォーマンスで注目されるようなことはない。他がすべて同等だったとしてもパフォーマンスは50%と大幅に低くなっている。また、A14 Bionicの完全なベンチマークはまだ発表されてはいないが、CPU・GPUともにQualcommの最新版のSnapdragon 865を圧倒することはほぼ確実であり、古い765Gとは比較にならない。

Googleとは異なり、AppleはおそらくiPhone 12に1年前のミッドレンジオプションではなく最新のプロセッサを搭載する。その結果、iPhone SEPixel 4aと同様、iPhone 12 miniの方がPixel 4a 5Gより高価で画面が小さいにもかかわらず、要求の厳しいアプリやゲームの実行が大幅に高速化されているために選ばれることになるだろうと考えている。

人々は平均して3年間同じ端末を使い続けるため将来性が特に重要だ。Appleが少なくともGoogleと同じくらい、新しいiOSリリースでiPhoneをサポートし続けることは間違いない。

GoogleがAppleの中央部に新しいPixelの狙いを定めたことが賢明だったかどうかは時が経てばわかるが、結果がどうなろうと、これは来年を見守る興味深い戦いになるだろう。iPhoneほどの販売量を達成していないとしても、iOSに対するAndroidの最大の利点は、iPhoneのように悪名高い利益率を設定せずに、より優れたものも含め、非常に多様な価格帯のデバイスを複数の企業が提供できる点だ。

今年のPixelは単なるミッドレンジのパフォーマンスを備えたAndroid端末ではなく、2020年にAppleが対応する用意のない人々にとって、5Gにアクセスできるようになる可能性がある。それだけでもその存在を正当化できるはずだ。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

Googleの「5G Pixel」iPhone 12との価格差で大化けの可能性も(2/3)

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(前回からのつづき)Googleが打ち出すPixelの選択肢はシンプルだ。全ての機種に5Gを搭載し、好みに応じて499ドル、599ドル、699ドルの3つから選択すればよい。また、全ての機種は128GBのストレージが確保され、ハイエンドモデルであるPixel5を使いたければ699ドル払えばよい、ただそれだけだ。その一方、Appleは同社初の5G対応iPhoneをストレージ選択前の段階において初期値7…

日本の価格はGoogleの公式サイトでPixle 5が税込74,800円

(前回からのつづき)Googleが打ち出すPixelの選択肢はシンプルだ。全ての機種に5Gを搭載し、好みに応じて499ドル、599ドル、699ドルの3つから選択すればよい。また、全ての機種は128GBのストレージが確保され、ハイエンドモデルであるPixel5を使いたければ699ドル払えばよい、ただそれだけだ。その一方、Appleは同社初の5G対応iPhoneをストレージ選択前の段階において初期値749ドル、999ドル、1099ドルより打ち出すとされており、両者において価格的差が注目されることは避けられないだろう。

次期iPhoneは順当にいけばiPhone 12と呼ばれることとなり、最も低価格な機種はiPhone 12 miniで5.4インチのスクリーン、64GBのストレージとなることが予想されている。つまり、Pixel 4aのスクリーンサイズをiPhoneで手に入れようとすると、最低でも749ドルの出費が必要となる。しかし、それでもストレージは半分のデバイスとなってしまうのだ。

Googleは今回の価格調整によって、5G対応のデバイスを求める潜在的な数百万人の顧客に対して大きなアピールに成功した。これによりAppleは、現状5Gデバイス市場としては価格に見合わない商品を提供することとなり、両者はそもそもフェアな戦いとならないことが予期される。また、4Gデバイス市場ではGoogleはPixel 4a (4G対応)を349ドルで出しており、価格破壊が起き始めていることが分かる。仮にこのトレンドが続くと仮定すると、Pixelはスマートフォンデバイス市場において一気に広がりを見せることになるかもしれない。

しかし、Googleが推し進める「ミドルレンジ」戦略には、どうしても絶対的な存在(いわゆる「hero」モデル)が欠けてしまうため、今後幾つかのリスクに直面する可能性もある。まず第一に、数多くの企業がミドルレンジの5G対応のAndroidスマートフォンを製造しており、そうした市場はレッドオーシャンであることが挙げられる。

また「hero」モデルからミドルレンジへ変身を遂げることで、唯一無二のプレミアム機能が失われ、セールスポイントが弱くなるマイナス点が挙げられる。実際に、新モデルのPixel 5では前作のPixel 4で見られたような、Soli rader、Neural Core AI processor、望遠カメラなど幾つかのプレミアム機能が消失しているのだ。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

Googleの「5G Pixel」はAppleの痛いところをついてきた(1/3)

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ビジネス上の意思決定の中には最初の瞬間から明らかに素晴らしいものもあれば、判断するのに時間がかかるものもある。 GoogleのPixelスマートフォン体験はまだ、判断が出ていない。このAndroidソフトウェアのフラグシップとして作られたハードウェアはまだ、Googleが期待した売上高や影響を生み出していない。そう、そこには常にAppleのiPhoneという存在が長らく影を落としていたからだ。 し…

The Pixel 5と次期iPhone12のレンダリングモデル:Image Credit: Google/Ben Geskin

ビジネス上の意思決定の中には最初の瞬間から明らかに素晴らしいものもあれば、判断するのに時間がかかるものもある。

GoogleのPixelスマートフォン体験はまだ、判断が出ていない。このAndroidソフトウェアのフラグシップとして作られたハードウェアはまだ、Googleが期待した売上高や影響を生み出していない。そう、そこには常にAppleのiPhoneという存在が長らく影を落としていたからだ。

しかし今週、Googleは戦略を変更した。ーー少なくとも現時点、では。Pixelsを新たなミッドレンジの5Gデバイスとして扱うことによって、彼らはより大きな成功を追求する姿勢が明らかになった。Googleのこの選択が最終的にスマートなものになるのかどうかはまだ蓋を開けてみないとわからないが、実際に新たな戦略を投入してその経緯を見守っているという点で同社の方向性は賞賛に値するだろう。

2020年が恐ろしいことになっているように、今年は手頃な価格のスマートフォンと、価格に見合った大きな価値を提供することの両方に焦点を当てる年になりそうだ。そしてそれはまさにGoogleが新しいPixelに込めた戦略になる。新たに発表された4a 5GとPixel 5は、真正面からAppleの歴史的な弱点を狙ったデバイスとなった。というのも、もしAppleが全く競合たちの追い上げを感じずに新たなiPhone12ファミリーを発表しようと考えていたのであれば、このタイミングでGoogleが数百ドル安いAndroidの5Gデバイスを提供することの意味は大きい。

特に多くの端末購入を計画している企業にとって計算は簡単だ。Googleの5G Pixelsは、エントリーレベルの5G iPhoneの予想価格より150ドルから300ドルも安い。大企業のボリューム感で掛け合わせられるこの節約差は大きいものになるだろう。

Pixel 4a 5Gは6.2インチの有機ELスクリーンと6GBのRAMを搭載し、防水性のないプラスチック製のボディに収められた499ドルの5Gスマートフォンだ。ベースモデルはSub-6GHzの5G対応で、世界の現在の5Gネットワークのほとんどと互換性がある。一方、Verizon固有のミリ波5G対応バージョンは599ドルとなる。

また、Pixel 5は6インチの有機ELスクリーン、8GBのRAM、防水アルミボディを搭載した699ドルの5Gスマートフォンだ。このモデルでVerizonのミリ波5G対応モデルに追加料金はかからない。Pixel 5の米国版はすべてミリ波とSub-6GHzの両方の5Gに対応しており、米国以外のモデルはSub-6GHzのネットワークにしか対応していない。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

【Pixel 5発表】5G対応で日本は74,800円のお手頃価格に(2/2)

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(前回からのつづき)Pixel 5のリフレッシュレートはPixel 4と変わらず90Hz。Pixel 5のディスプレイは6インチ、2,340×1,080 OLED(アスペクト比19.5:9)だ。背面カメラは画素数12.2メガ+16メガでPixel 4・Pixel 4a(5G)と同じだが、16メガは超広角カメラとなっておりPixel 4の望遠レンズよりも広い。前面カメラは8メガ広角カメラだ。背面に指…

The Pixel 5 / Image Credit: Google

前回からのつづき)Pixel 5のリフレッシュレートはPixel 4と変わらず90Hz。Pixel 5のディスプレイは6インチ、2,340×1,080 OLED(アスペクト比19.5:9)だ。背面カメラは画素数12.2メガ+16メガでPixel 4・Pixel 4a(5G)と同じだが、16メガは超広角カメラとなっておりPixel 4の望遠レンズよりも広い。前面カメラは8メガ広角カメラだ。背面に指紋センサーがついているのはPixel 3と同じ。Googleは流線型のデザインを選び、Pixel 4に搭載されていたSoilレーダーによるジェスチャー操作機能を捨てた。

他のPixel 5の特徴としてはIP68防水・防塵、Sub6・5G対応、18W USB-C充電、ワイヤレス充電が挙げられる。また、Google Assistantの「Hold for Me」という機能が搭載されており、保留待ち中に相手が電話に出ると知らせてくれる。(Googleによると、現在Hold for Meはアメリカの英語フリーダイヤルのみで利用可能)。

Googleの夜間撮影モード「Night Sight」がポートレートモードに対応するようになった。「Portrait Light」は逆光のときにも被写体を照らしてくれる。「Cinematic Pan」 は動きの速度を落とし安定化させることによって滑らかにパンする動画を撮影することができる。

Pixel 4a(5G)はやや面白みに欠けるが、ディスプレイはPixel 4よりも大きい(6.2インチ/5.8インチ)。解像度(2,340×1,080)、プロセッサ、カメラ、イヤホン端子なしはPixel 5と同じだが、それ以外の要素については劣っている。Pixel 4a(5G)はリフレッシュレートが60Hz、RAMは6GB、バッテリーは3,885mAh、Pixel 5のGorilla Glass 6の代わりにGorilla Glass 3を使用し、IP準拠の防水・防塵性はない。

Googleによれば、Pixel 4a(5G)の価格は499ドルで、349ドルのPixel4aよりも150ドル高い。米国、カナダ、イギリス、アイルランド、フランス、ドイツ、日本、台湾、オーストラリアで利用できる。Pixel 5の価格は米国、イギリス、カナダ、アイルランド、フランス、ドイツ、日本、台湾、オーストラリアで約699ドルで、799ドル以上のPixel4よりもかなり低価格となっている。(編集部注:日本における価格はGoogleの公式サイトでPixle 5が税込74,800円、Pixel 4aが税込60,500円となっている)。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

【Pixel 5発表】予想通り5G対応、でもお得意の「AIショーケース」ではなかった(1/2)

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予想通り、Googleは本日(現地時間で9月30日)の新製品発表会「Launch Night In」で2つのスマートフォンを発表した。「Pixel 5」と「Pixel 4a(5G)」だ。Pixel 5は昨年のPixel 4の後継機種で、Pixel 4a(5G)は8月に発売されたPixel 4aの5G対応版となる。 どちらのスマートフォンも、既存のPixelデバイスで利用できないようなとんでもないA…

Image Credit:Google

予想通り、Googleは本日(現地時間で9月30日)の新製品発表会「Launch Night In」で2つのスマートフォンを発表した。「Pixel 5」と「Pixel 4a(5G)」だ。Pixel 5は昨年のPixel 4の後継機種で、Pixel 4a(5G)は8月に発売されたPixel 4aの5G対応版となる。

どちらのスマートフォンも、既存のPixelデバイスで利用できないようなとんでもないAI機能を搭載した・・ようには見えない(ちなみにPixelのハードウェアは、歴史的にGoogleのAI技術革新のためのショーケースとなっている)。代わりに彼らは、ミッドレンジ・ラインナップに力を入れることにしたようだ。

いずれのスマートフォンも手頃な価格で、飽和し切ったこの市場でパッと伸びる可能性が高いだろう。むしろこの件は最先端の技術よりも重要になっている。報道によればグーグルは今年のPixel 5 スマートフォンの生産台数を100万台以下にする予定なのだそうだ。5G接続可能なPixel5はおおよそ80万台程度の生産となる見込みらしい。

Pixel 5は名前だけ見ると後継機かもしれないが、QualcommのSnapdragon 855プロセッサから低消費電力のSnapdragon 765Gに交換したという点で、Pixel 4からのダウングレードであることは間違いない。一方、RAM容量は6GBから8GBにアップグレードされており、アプリの切り替えなどのタスクを高速化に寄与するだろう。Pixel 5はまた、4,080mAhのバッテリーを搭載している。これはこれまでのどのPixelよりも大容量となった。Googleは、ユーザーがどのアプリを起動したままにしておくかを選択できるモード「Extreme Battery Saver」を使用することで最大48時間使えるとしている。

バッテリーといえばPixel 5では、GoogleのPixel BudsなどのQi対応機器をワイヤレスで充電できる逆充電機能「Battery Share」を導入した。SamsungのGalaxy S10やS20シリーズに搭載されたQi逆ワイヤレス充電機能と同様のものだ。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

Google、AI活用で速報検知などの精度向上ーー自然災害や選挙に影響

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GoogleはAIとマシーンラーニングを活用し、自然災害など速報性が求められる情報検知システムの向上に成功したと発表した。同社バイスプレジデントのPandu Nayak氏によれば、同システムは現在数分前後で関連性の高い速報を検知することが可能だという。これは、数年前までまでの40分前後と比較すると大きく向上していることが分かる。 こうした速報性が伴うニュースは、自然災害などに加え、例えば2020年…

Photo by PhotoMIX Company on Pexels.com

GoogleはAIとマシーンラーニングを活用し、自然災害など速報性が求められる情報検知システムの向上に成功したと発表した。同社バイスプレジデントのPandu Nayak氏によれば、同システムは現在数分前後で関連性の高い速報を検知することが可能だという。これは、数年前までまでの40分前後と比較すると大きく向上していることが分かる。

こうした速報性が伴うニュースは、自然災害などに加え、例えば2020年におけるアメリカ大統領選挙にも大きく影響を与えていくことが想定される。

カリフォルニア州やオレゴン州で被害が甚大な山火事は、まさに一瞬で状況が変化するため、最新の情報が求められることは明らかだ。また、選挙活動などにおけるフェイクニュースを見極めるうえでも、正しい情報をその場で手に入れることが出来る環境整備は重要になる。

Pandu氏は同社ブログにて、以下のように述べている。

「ウェブに公開される情報が増えるにつれ、特に速報性を伴うニュースの信頼度を見極めることの難易度は上がってきていました。だからこそここ数年、私たちは最も信頼度の高い情報へアクセスできるシステム環境を整えてきました。しかし、人々の情報に対する欲求は時に独り歩きしてしまう可能性が多くあるのです」。

Googleはまた、BERTベースのモデルを活用し、ニュース情報とファクトチェックのマッチング設計改善を試みているそうだ。Pandu氏によれば、現在同モデルはニュースとファクトの関連性を正確に感知し、Googleニュースのフルカバレッジ機能で表示する仕組みを取っている。

Pandu氏は、こうしたファクトとニュースの整合性精査は、Googleそのものの取り組みと大きく一致する点が多いとし、大きな進展が期待されていることを明かしている。

例えば、同社が今までも利用してきたWikipediaの一部を検索上部に表示する機能では、機械学習が用いられれ、より正確性が増したとされている。同氏によれば、仮にWikipedia自体に情報の問題があった場合でも、異常性の検知が可能としている。

また、こうした改善は予想変換機能(オートコンプリート)にも反映されている。具体的には、オートコンプリートされる検索結果に信頼度の低いコンテンツが含まれている場合、変換予想が表示されないような市雲となっている。こうしたアップデートに関し、Pandu氏は以下のように述べる。

「Googleでは、以前より不適切な予想がオートコンプリートへ表示されないためのポリシーを厳しく制定してきました。今回のアップデートでは、クエリがコンテンツの信頼性を検出した場合、予想そのものを表示しない自動化システムへ改良を遂げることができました。これらシステムは完全に正確とは言えないため、仮に予想に適さない結果を得た場合は、ポリシーを手動的な適応を繰り返し対応していきます」。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

【詐欺撲滅】Google、電話発信元が「認証済かどうか」を表示する機能をAndroidに追加

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GoogleはAndroidスマートフォンに新たな発信元認証機能を導入した。この機能により、企業が自らのアイデンティティを証明し、ユーザが電話に出る前に電話をかけた理由を伝えることができるようになる。 この機能のローンチには、新型コロナウイルスに関連した電話によるスキャマーの急増が関係している。連邦取引委員会(Federal Trade Commission:FTC)によると、2019年に「人々が…

「Verified Callers」

GoogleはAndroidスマートフォンに新たな発信元認証機能を導入した。この機能により、企業が自らのアイデンティティを証明し、ユーザが電話に出る前に電話をかけた理由を伝えることができるようになる。

この機能のローンチには、新型コロナウイルスに関連した電話によるスキャマーの急増が関係している。連邦取引委員会(Federal Trade Commission:FTC)によると、2019年に「人々が最も多くスキャマーと接触したと報告した」のは電話だったという。悪意のある発信者に対する認識は高まっており、知らない電話番号からの電話には応答しない傾向がある。Googleの新機能「Verified Calls」はこの問題を解決する手助けとなる。

通常業務として電話発信を行う企業は、Neustar、Five9、Vonage、JustCallなどのGoogleパートナーを通して「Verified Calls API」にアクセスし、電話番号、企業名、ロゴを提出する。これらが発信先のスマートフォン上に表示される。さらに、電話をかけた理由も表示させることができる。たとえば、振り込め詐欺の恐れがあって銀行から確認の電話を入れる場合や、出前に関して生じた問題についてフードデリバリー企業が顧客に電話する場合などだ。

下の画像は、企業が認証を得る前(左)と後(右)の着信画面を並べたものだ。

Googleの新機能「Verified Calls」(右)

スタンドアロン

Googleの電話アプリは多くのAndroidスマートフォンにプリインストールされているが、GoogleはPlayストアからダウンロードできるスタンドアロンのベータアプリを介して、徐々に多くのデバイスに対応できるようにしている。同社は9月8日、Android Pie以降のOSを搭載したデバイスに限り、9月第2週以内に同アプリを正式ローンチするとしている。初期ユーザからのフィードバックを精査した後、「カスタマイズされたAndroid実装」のデバイスへと拡大する計画だ。

Googleのスマートフォンは、特定の電話番号をブロックしたり、警告を表示したりするなど、スキャマー被害やスパム被害を防ぐための機能が数多く盛り込まれた状態で出荷されている。しかし「Verified Calls」のねらいは一歩進めて、ロボットやセールスからのコールとの戦いに疲れた消費者の信頼を回復させ、正当な企業からの電話を受けてもらえる手助けをすることだ。

通話認証テストは数カ月前よりブラジルで試用が始まっている。Googleの広報担当者はVentureBeatに対して、テスト結果から応答率に「非常に重要な」改善がみられたと述べているが、具体的な数値は明かさなかった。

「Verified Calls」の前にもGoogleは過去に似たような機能を実装していた。たとえば昨年「verified SMS」がAndroidのアプリ「Messages」向けにローンチされた。数カ月前にもGoogleはGmailに認証済ブランドロゴを表示するパイロットプログラムを実施している。

「Verified Calls」はまずアメリカ、メキシコ、ブラジル、スペイン、インドで利用可能となる。その後数カ月以内により多くの国々へと拡大される予定だ。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

Google Mapsがより使いやすく、色彩や道の広さが一瞬で判別可能に

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世界の都市がソーシャルディスタンスを実現できる、歩行やサイクリングなどの「Solo Transport」を好むように変わりつつある中、Googleは同社の地図アプリGoogle Mapsに、より詳細なストリートレベルでのデータ(道路のサイズや形状など)を追加する計画を発表した。 Google Mapsは既に小さな路地や大通りを見分けるためのデザインを施しているものの、今後は正確な縮尺で表示するとい…

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世界の都市がソーシャルディスタンスを実現できる、歩行やサイクリングなどの「Solo Transport」を好むように変わりつつある中、Googleは同社の地図アプリGoogle Mapsに、より詳細なストリートレベルでのデータ(道路のサイズや形状など)を追加する計画を発表した。

Google Mapsは既に小さな路地や大通りを見分けるためのデザインを施しているものの、今後は正確な縮尺で表示するという。また、横断歩道や歩行者天国の場所などを正確に伝えるデザインも導入予定で、障害を持つユーザーにも役立つ設計を目指す。

現在のGoogle Maps(左)、開発中のGoogle Maps(右)

また、Googleは視覚的に場所を判別可能な機能「color-mapping algorithalgorithmic technique」を追加した。これにより、ビーチ、砂漠、渓谷などの類似する自然的特徴を持つ場所を一目で区別することが可能となる。

以下のアイスランドの前後比較のように、国全体における「緑」の密度が異なり、氷の塊も一瞬で判別可能なことが分かる。

これは、同社が衛星画像にコンピュータービジョンを活用し、該当地域が乾燥、森林、山地、氷地等のいずれに当てはまるのかを識別することで実現した。その後、HSCカラーモデルを用いて色の範囲を割り当てた。

進化したGoogle Mapsは今週からアップデートが開始される。より詳細なストリートレベルのアップデートについては、まずニューヨーク・サンフランシスコ・ロンドンの3都市から開始するとされるが、数か月単位で新しい都市が追加される予定だという。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

世界22億人の視覚障害者をAIで支援する「Lookout」がアップデート

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Googleは2018年に開催したI/O開発者会議にて、視覚障害を抱えるユーザーを手助けするアプリ「Lookout」のローンチを発表している。LookoutはAIを活用し物体やテキスト、人物などを識別する機能を提供する。 同アプリは今まで米国のみで、かつ対応言語は英語のみの対応だった。今回発表されたアップデートでは、新しく4つの言語(フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語)を追加し2GBのR…

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Image Credit: Google

Googleは2018年に開催したI/O開発者会議にて、視覚障害を抱えるユーザーを手助けするアプリ「Lookout」のローンチを発表している。LookoutはAIを活用し物体やテキスト、人物などを識別する機能を提供する。

同アプリは今まで米国のみで、かつ対応言語は英語のみの対応だった。今回発表されたアップデートでは、新しく4つの言語(フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語)を追加し2GBのRAMを搭載したアンドロイド6.0以上のデバイスであれば問題なく動作するようになった。また、各モードを容易に切り替えできるUIの工夫も施された。

世界には推定22億人が視覚的障害を抱えていると言われている。視覚に難があることで、通常では容易と思われる情報の把握が難しい局面は多い。例えば建物の壁に貼られたメンテナンスを知らせるチラシ、真新しい食品に利用されている成分や材料をきちんと把握することも決して簡単ではない。

Google Lookout

Lookoutは、そうした障壁をスマートフォンが持つコンピュータービジョンアルゴリズムと音声機能を組み合わせることで解決することを目指す。Lookoutは「3時の方向に障害物がある」、といったようにユーザーを中心に指示を出すことが可能。これにより、プログラムが逆に混乱を生み出すことないようアプリ開発チームは心掛けているという。

新デザインのLookoutでは、今まで全画面表示だった撮影モード選択がアプリフッダーへ移動しスワイプで変更可能となった。また、新機能の一つに「Food Label(食品ラベル)」モードを追加し、バーコードに加えてラベルパッチから食品情報を読み取れるようになる。Googleによれば、想定される利用者にとってバーコードよりラベルを見つけ出すほうが用意であるとしている。利用者が上図にラベルやバーコードを見つけられない場合、「製品を反対側に傾けてみてください」のように音声での手助けにも対応する。

2つ目の新機能は「Quick read」。その名前の通り、封筒や手紙などのテキストを音声で読み上げてくれるというもの。撮影方向が逆向きでも問題なく動作する。

Google Lookout

また、米ドルを識別できる機能「Currency」も追加され、実際の額面を裏表関係なく伝えてくれる。これは、米ドル紙幣が触れるのみで識別することが出来ない設計となっているため非常に役立つことが想定される。

新しいLookoutは既にGoogle Playストアでリリースされ利用可能。Googleは今後、対応言語を増やすなどさらに改善を続けて行くという。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

バーチャルガイド「マップ・インフルエンサー」は登場するのか

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※本記事は.HUMANS社が運営するメディア「THE .HUMANS MAGAZINE」からの転載 ピックアップ:Know who’s in the know: Get community updates in Maps ニュースサマリー:昨年Googleは、Google Maps上でローカルガイドをフォローできる機能をパイロット版として実装した。ローカルガイドとは熱意あるMapsユーザーたちのこ…

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Photo by Leah Kelley on Pexels.com

※本記事は.HUMANS社が運営するメディア「THE .HUMANS MAGAZINE」からの転載

ピックアップ:Know who’s in the know: Get community updates in Maps

ニュースサマリー:昨年Googleは、Google Maps上でローカルガイドをフォローできる機能をパイロット版として実装した。ローカルガイドとは熱意あるMapsユーザーたちのことで、Google Mapsでクチコミの投稿、写真共有、質問の回答、場所の追加や編集を行ったり、情報を確認したりするユーザーの世界的なコミュニティを指す。

そして7月30日からは写真やレビュー、リストを一般公開している全ユーザーをフォローできるようになった。ユーザーをフォローしておくことで、各ユーザーのおすすめ情報やアドバイス、更新情報をGoogle Mapsの「更新情報」タブで閲覧できるようになる。

例えばテイクアウトメニューの写真や、街中の広い公園のリスト、地元のお店やサービスの写真などを共有している人をフォローすれば、その人たちが更新する最新のおすすめ情報を手にすることができる、というわけだ。

ようやく結実?Googleのソーシャル・サービス

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Photo by Patryk Kamenczak on Pexels.com

話題のポイント:Google MapのSNS化が進んでいます。

ただ、Googleはソーシャル要素には弱い印象です。事実、2019年4月には同社のSNS「Google+」を閉鎖しています。傘下企業のYouTubeは非常に強力なネットワークを持っていますが、Googleが自ら立ち上げたものではありません。

GAFAの中でもそれぞれに特徴があります。Googleは広告、Appleはハードウェア、Facebookはソーシャル、Amazonはコマースと言った具合の役割分担が暗黙的に存在します。この点、Googleユーザーは検索クエリを投げることで能動的に情報を取りにきているため、誰かをフォローして1対1の形で情報をやり取りするわけではありません。

しかし、Google Mapsには違った予感がしています。Maps上に存在するユーザー情報には、特別な価値があると考えているためです。

誰もが一度は友人がオススメする場所に行ったり、雑誌やTV番組で紹介されたお店を訪れたりしたことがあるはずです。この体験を実現する場所として実はGoogle Mapsは最適です。さらに言えば、Googleがこれまで得意としてこなかった「双方向に」地図情報を交換する場として、消費者向けサービスの中では随一の部類に入るでしょう。

先述したGoogle+では、FacebookやTwitterではなく、Google+にわざわざつぶやきや近況を投稿する理由があまりありませんでした。言い換えれば、利用ユーザーのサービス利用モチベーションが薄かったのです。ところが、Mapsでは場所検索に紐づいた、他のサービスにはないロケーション機能が充実しています。他社SNSではもはや追いつくことは難しい状況です。

“マップ・インフルエンサー”の登場

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Photo by Leah Kelley on Pexels.com

仮に各メディアが娯楽施設やレストラン、アクティビティスポットをキュレートする形で情報提供するようになれば、新たなプラットフォーム価値が誕生するはずです。そこで活躍するのが積極的に情報発信する「マップ・インフルエンサー(Maps Influencer)」と私が呼ぶ存在です(Googleはローカルガイドと呼んでいますが)。

日本で言えば「POPEYE」のような情報雑誌や、「王様のブランチ」と言ったTV番組がよくお店情報を発信していますが、こうしたメディアのインターネットへの置き換えです。仮にお店の利用アフィリエイト収入を得られる動線があれば、Google十八番の広告ビジネスとしての広がりも見えてきます。他にも、東京の特定地域に強いマイクロインインフルエンサーや、食べログなどのグルメサイトで活躍するレビュアーの発信場所にもなりえます。

ニッチな情報のやり取りも得意です。たとえば母親向けGoogle Mapsを展開する「Winnie」の活躍が挙げられるでしょう。

遠出をしたり都心へ出かけてショッピングを楽しみたいと思った時、子供連れでも問題のない場所を探すのに苦労することはないでしょうか?たとえばお昼時になってレストランを探すとなった際、Google Mapを開いても「子連れOK」のお店情報は探しづらいです。

そこで登場したWinnieでは、子供連れに優しい場所に絞り込んだ地図情報を提供しています。公園などのアクティブスポットからレストランのような食事処など、複数のカテゴリーと目的別に手軽に行き先を検索できます。

同社はGoogle Mapsでは手の届かなかった地図検索領域に特化した、痒い所に手が届くサービスを展開していました。もしMapsがSNS化し、母親インフルエンサーのようなユーザーが登場すれば、徐々にWinnieが囲っている情報もGoogle側へ流れていく可能性があります。あらゆる領域の地図情報がGoogle Mapsでやり取りされる世界が、今回紹介した機能を皮切りに実現されていくかもしれません。

最後に少し別領域の話をすると、最近ではGoogle CalendarにSNS要素を足した「IRL」が人気で、Social Calendar・Calendar Influencerという体験を作り上げています。IRLが市場に提案するのは、既存のGoogle製品にソーシャル要素を付け足す方向性はスタートアップの参入領域として十分に可能性がある点でした。

しかしここにきてGoogle自身がその動きに乗り始めました。今回のGoogle Mapsの機能実装が上手く働けば、もしかしたらCalendarにも同様の機能を付け足し、各サービスをシームレスに繋げるSNS戦略に打って出てくるかもしれません。

Winnie然り、IRLもサービス基盤を崩されかねない状態になるかもしれません。単なる情報プラットフォームの価値だけでは勝ち抜けないため、より強固なネットワーク効果を生み出す必要があるでしょう。これまで広告企業として成長を遂げてきたGoogleが、過去の失敗を乗り越えてどこまでSNS企業としての立場を確立できるのかに注目が集まります。

本稿は次世代コンピューティング時代のコミュニケーションデザイン・カンパニー「.HUMANS」代表取締役、福家隆氏が手掛ける「 THE .HUMANS MAGAZINE」からの要約転載。Twitterアカウントは@takashifuke。同氏はBRIDGEにて長年コラムニストとして活動し、2020年に.HUMANS社を創業した