BRIDGE

タグ Infocom

シンガポールの介護スタートアップHomage、インフォコムから資金調達し日本の高齢者向けサービスを提供へ

SHARE:

シンガポールとマレーシアでオンデマンド介護サービスを提供する Homage は、ヘルスケアテクノロジーとサービスソリューションの提供を行う日本企業インフォコム(東証:4348)から戦略的出資を受けたことを明らかにした。今回の提携により、インフォコムと Homage は、日本および東南アジア地域における両社のサービス・ソリューションの拡大に向けて協力していく予定だ。 今回の提携発表から約9ヶ月前、H…

Homage のチームメンバー
Image credit: Homage

シンガポールマレーシアでオンデマンド介護サービスを提供する Homage は、ヘルスケアテクノロジーとサービスソリューションの提供を行う日本企業インフォコム(東証:4348)から戦略的出資を受けたことを明らかにした。今回の提携により、インフォコムと Homage は、日本および東南アジア地域における両社のサービス・ソリューションの拡大に向けて協力していく予定だ。

今回の提携発表から約9ヶ月前、Homage は EV Growth がリードしたシリーズ B ラウンドで資金調達を行った(調達額非開示)。

インフォコムは、ヘルスケアテクノロジー、ビジネスソリューション、サービスを提供する大手企業であり、ケアマネジメントと人材派遣のプラットフォームでは13,000以上の施設をカバーし、健康・高齢者介護分野でのネットワークを有している。また同社は、臨床サービスや医薬品情報システム、病院向けの放射線・医用画像ソリューション、デジタルヘルスケアソリューションなどを提供している。

インフォコム常務執行役員でヘルスケア事業本部長である久保井基隆氏は次のように述べている。

インフォコムは、介護サービス・介護テクノロジー市場における広範なリーチと組み合わせ、日本の介護市場における破壊的なブレークスルーを目指している。我々は、Homeage を理想的なパートナーだと考えている。Homeage は、同社独自の最先端技術と介護分野における市場リーダーであり、Homeage のコアであり急成長している東南アジア市場だけでなく、アジア太平洋全域で事業成長を推進することを目指している。

日本は世界で最も高齢者人口の割合が高い国で、65歳以上の人口の20%以上を占めている。2030年までに、65歳以上の人口は3人に1人、75歳以上の人口は5人に1人になると予測されている。同様に、シンガポールも2030年までに4人に1人が65歳以上になると予測されている。アジア太平洋地域は世界の60歳以上の人口の半数以上を占めており、2050年には13億人に達すると予測されている。

Homage とインフォコムは、今回の戦略的提携により、日本とアジア太平洋地域の介護産業を加速させることを目指す。

インフォコムも同様に、急速に増加する高齢者人口に対して、持続可能でアクセスしやすく、包括的な長期介護支援を可能にすることを目指しており、Homage とは、テクノロジーとアクセス性の向上により、包括ケア、ウェルネス、回復を可能にするという強いビジョンを共有している。

シンガポールに本社を置く Homage は、高齢者や成人を対象とした家庭や地域密着型の介護をオンデマンドで管理・提供を目的として、訓練を受けたケアエキスパートをスマートなテクノロジーと組み合わせたパーソナルケアソリューションを提供している。シンガポールとマレーシアには3,000人以上の介護・医療エキスパートがおり、消費者と医療機関の両方にサービスを提供している。

ヘルスケアプロバイダーの中核となるサービスには、介護アセスメント、日常生活動作(ADL)支援、訪問看護、理学療法、言語療法、作業療法などの在宅リハビリテーションサービス、在宅医療サービスなどがある。認知症、脳卒中、パーキンソン病、がんなどの慢性疾患や末期疾患を含む、さまざまな移動能力や病状を持つ介護受給者を対象に、社会的・個人的なケアを提供するだけでなく、より移動しやすく身体機能を取り戻せるよう支援している。

これまでに、Homage は、2017年にシードラウンド(120万米ドル)、2018年にシリーズ A ラウンド(410万米ドル)で、通算2回の資金調達を実施している。

【via e27】 @e27co

【原文】

SI大手のインフォコムとFenox VC、多国籍スタートアップ・アクセラレータ「GnB」をジャカルタに開設

SHARE:

(22日18時更新:GnB の責任者に関する内容を追記) 東京のシステム・インテグレータであるインフォコムと、シリコンバレーに拠点を置くベンチャーキャピタルである Fenox Venture Capital(Fenox VC)は今日、インドネシア・ジャカルタ市内に東南アジアのスタートアップを対象とする多国籍アクセラレータ「GnB(ジーアンドビー)」を開設することを明らかにした。インフォコムと Fe…

fenox-vc-infocom-gnb-accelerator_featuredimage

22日18時更新:GnB の責任者に関する内容を追記

東京のシステム・インテグレータであるインフォコムと、シリコンバレーに拠点を置くベンチャーキャピタルである Fenox Venture Capital(Fenox VC)は今日、インドネシア・ジャカルタ市内に東南アジアのスタートアップを対象とする多国籍アクセラレータ「GnB(ジーアンドビー)」を開設することを明らかにした。インフォコムと Fenox VC は、2013年9月に戦略的パートナーシップ契約、2014年8月に北米や東南アジアを投資対象とする2,000万ドル(当時のレートで約20億円)規模のファンドを共同組成しており、今回のアクセラレータ開設は、両者間において3つ目のステップとなる。

インフォコムは帝人を親会社に持ち、2011年1月にはブログ・プラットフォーム「Movable Type」の開発元シックス・アパートを買収したことで知られる。インフォコム傘下のネットビジネス専業会社アムタスは、「めちゃコミック」といった電子コミックアプリを展開する一方、同様のサービスのアジア展開にも注力している。一方、Fenox VC はシリコンバレーを拠点に日本、東南アジア、アメリカなどのスタートアップ65社以上に出資しており、Fenox VC の共同代表パートナー兼CEO Anis Uzzaman 氏は、2015年の同社の日本国内のスタートアップ向けの出資総額は24億円に上ったことを明らかにしている。

Fenox VC のコーポレートカラーである「緑」と、インフォコムのコーポレートカラーである「青」から、Green and Blue をもじって「GnB」と名付けられたこのアクセラレータはジャカルタ市内に開設され、東南アジアからユニコーン(評価額10億ドル以上のスタートアップ)を輩出することを目標に掲げている。GnB の運営責任者には、スマートフォン決済ソリューションを手がけるコニットを創業・経営していた橋本謙太郎氏が就任する(コニットはミクシィに買収され、橋本氏は現在、インフォコムの戦略投資チームに所属)。輩出されたスタートアップのうち、将来性の見込めるチームに対しては、インフォコムと Fenox VC の共同ファンド「Fenox Infocom Venture Fund Ⅴ」からの出資や、両社がリードを務めた協調投資の機会が提供されることになるだろう。

<関連記事>