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街情報スタートアップのサンゼロミニッツが、中古不動産業者の仲介サービスをローンチ

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サンゼロミニッツが今年5月、割安な中古マンションを探せるサービス「割安マンションチェックツール」をリリースしたのを覚えているだろうか。SUUMO などが提供する中古マンション情報から査定込平米単価を割り出し、これを各地域の駅周辺の平均値と比較することで割安度を提示、一目で割安なマンションを見つけられるサービスだ。 あれから約半年、同社は不動産関連サービスをまた新たに一つ立ち上げた。サービス名は「バ…

サンゼロミニッツが今年5月、割安な中古マンションを探せるサービス「割安マンションチェックツール」をリリースしたのを覚えているだろうか。SUUMO などが提供する中古マンション情報から査定込平米単価を割り出し、これを各地域の駅周辺の平均値と比較することで割安度を提示、一目で割安なマンションを見つけられるサービスだ。

あれから約半年、同社は不動産関連サービスをまた新たに一つ立ち上げた。サービス名は「バイヤーズエージェント仲介」、ユーザが中古住宅を購入する際、物件の条件ありきで探すのではなく、不動産業者を指定して探すことを意図している。つまり〝不動産〟の仲介サイトではなく、〝不動産業者〟の仲介サイトだ。

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日本では中古住宅をはじめとする不動産の物件情報は、レインズに代表される情報ネットワークで流通することが多い。このことが意味するのは、全国どの不動産業者であっても、リーチできる物件情報はほぼ同じであり、消費者の立場から言えば、担当してくれる不動産業者がどれだけ親身に対応してくれるか、適切な提案をしてくれるか、ウマが合うかによって、自分の欲しい物件に出会えるかどうかが決まることになる。そこで、物件を選ぶのではなく、不動産業者を選ぼう、という発想に至ったわけだ。

価格等の基本条件が同じモノをどのルートで買うか、複数の選択肢が提供される、という点では、書籍の近隣書店の在庫情報を見せてくれる Takestock にも似た、ある種の O2O という見方もできるだろう。

先月、THE BRIDGE が取り上げた ietty の記事で、同社CEO の小川泰平氏は ietty を生み出した理由として、「不動産業界の〝情報の非対称性〟があった」と述べている。賃貸/分譲と相手にする市場は異なるものの、サンゼロミニッツが「バイヤーズエージェント紹介」を立ち上げたのも、まさに、この情報の非対称性のある市場をディスラプトしようとする狙いがある。サンゼロミニッツの CTO 野々村範之氏は、次のように語ってくれた。

不動産購入の機会は、多くの人にとっては生涯に1度だけ。物件を比べて見ることもあまりできず、商品(物件)の比較ができない。売主はその物件のことをよく知っているが、買主は購入するまでその物件の品質を知ることができないという、情報の非対称性が存在する。このことから、日本の中古住宅市場は、経済学で言うレモン市場によく例えられる。

(中略)

そこで不動産仲介業者を利用するわけなのだが…。実は仲介業者によって、不動産(とそれに関する)の知識が大きく違っていたりする。信頼できる不動産仲介業者を選ぶことは本当に難しい。それならば、そういうサイトを作ってしまおうということで、「バイヤーズエージェント仲介」を立ち上げた。

ビジネスモデルは、契約成立時にサンゼロミニッツが不動産業者から利用料を徴収する完全成功報酬型であるため、ユーザは料金無料、不動産業者はリスクフリーとなっている。ユーザが不動産業者をレーティングするしくみになっているので、契約が成立したときに同サイトを〝出し抜く〟可能性もまず無いと言ってよいだろう。何より不動産業者にとっては信頼を蓄積していくためのサイトなのだから。

ローンチ段階では首都圏エリアのみの対応となっているが、今後、エリアの拡大と参加してくれる不動産業者も増やす予定だ。不動産に限らず、仲介業ビジネスは全般的に、情報の非対称性を飯のタネにしてきた側面があるが、その概念は崩れ去りつつある。他にも、情報が非対称な市場を見つけることができれば、そこはスタートアップにとっては、大きな可能性が広がるブルーオーシャンかもしれない。

街情報スタートアップのサンゼロミニッツが、割安な中古マンションを探せる検索サービスを開始

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サンゼロミニッツと言えば、モバイルアプリの「30min.」や「30min.ラーメン」に代表されるように、食に関するスタートアップという印象が強い。グルメの分野では〝ハシリ〟とも言える同社のアプリだが、数々のグルメアプリが日本の市場を飽和させつつある中で、サンゼロミニッツがそろそろピボットを決めるような話を耳にしていた。 このゴールデンウィークの間、レジャーや旅行に満喫された読者も多いと思うが、そん…

サンゼロミニッツと言えば、モバイルアプリの「30min.」や「30min.ラーメン」に代表されるように、食に関するスタートアップという印象が強い。グルメの分野では〝ハシリ〟とも言える同社のアプリだが、数々のグルメアプリが日本の市場を飽和させつつある中で、サンゼロミニッツがそろそろピボットを決めるような話を耳にしていた。

このゴールデンウィークの間、レジャーや旅行に満喫された読者も多いと思うが、そんな中、サンゼロミニッツのCTOを務める野々村範之氏は、ゴールデンウィークだけで新しいサービスを一つ創り出すという試みに果敢に挑戦し、それを成し遂げた。そうして生まれたサービスが「割安マンションチェックツール」で、本日、サンゼロミニッツの正式なサービスの一つとしてリリースされた。(そのまんまの名前なので、わかりやすい)

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このサービスは中古不動産の売買を活性化することを意図したサービスだ。不動産投資に精通した人や不動産業者であれば、物件情報を見るだけで、概ね、どんな物件が割安か(少ない投資で大きな利益を生み出すか)を見分けることができるだろう。しかし、素人にはそれを一目で判断するのは難しいし、多くの物件情報を一つずつ見極めていくことは非常に時間を要する作業である。

「割安マンションチェックツール」では、複数のマンション情報サイトから物件情報を取得し、各物件について、駅からの距離、築年数をスコアリングすることによって査定込平米単価を割り出し、これを各地域の駅周辺の平均値と比較することで割安度を提示する。つまり、一目で割安なマンションを見つけられるというわけだ。

サンゼロミニッツがこのサービスのマネタイズを考えているかどうかは確認していない。しかし、不動産のプロフェッショナルにとっても有用なサービスであることから、プレミアム・サービスを用意して課金をすることも現実的な選択肢だろう。景気の上向き感も出て来たので、不動産市場もこれから快方に転じる公算が高い。投資や購入の意図はなくても、不動産市場の動向を俯瞰でき、知識欲を満たしてくれる面白いアプリである。

更新:その後、マネタイズについて、野々村氏から連絡をもらった。このサービスはリクルートのSUUMOとの提携関係にあり、資料請求ユーザをSUUMOに誘導することによって、アフィリエイトフィーを得ているとのことだ。

【原文】