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アニメクリエイターのデジタル作品を売買できるBlockPunk、トークン化アニメ映画「微睡みのヴェヴァラ」とスマートアートプリントをローンチ

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シンガポールと東京を本拠とし、アニメクリエイターと世界中のファンをつなぐエコシステムを構築しているスタートアップの BlockPunk がアニメスタジオの Arch と提携し、史上初となるトークン化されたアニメ映画をローンチすると発表した。映画は10分の動画で、タイトルは『微睡みのヴェヴァラ(Vevara In Your Dream)』、監督を務めたのは syo5(Shogo)氏だ。 『微睡みのヴ…

Image credit: BlockPunk

シンガポールと東京を本拠とし、アニメクリエイターと世界中のファンをつなぐエコシステムを構築しているスタートアップの BlockPunk がアニメスタジオの Arch と提携し、史上初となるトークン化されたアニメ映画をローンチすると発表した。映画は10分の動画で、タイトルは『微睡みのヴェヴァラ(Vevara In Your Dream)』、監督を務めたのは syo5(Shogo)氏だ。

『微睡みのヴェヴァラ』は現在、トークンを介して BlockPunk のプラットフォームで販売されている。数量限定の500トークンが単価15米ドルもしくは等価の Ether で購入できる。

動画トークンの保有者はストリーミング版の視聴に加えて、監督の音声コメント、制作アートワーク、映画用デザインなどを入手できる。さらに、特別なトークンの所有者には、監督自身の手による限定アートワークが与えられるチャンスがある。

トークンが売り切れると、各トークンは BlockPunk プラットフォーム上で取引ができるようになり、その1%分がクリエイターに戻る仕組み。動画はクリエイターの権利保護のため、業界標準の DRM で保護されており、ブロックチェーン上で記録される。

同社 CEO 兼共同設立者の Julian Lai-Hung 氏は次のように述べている。

ファンの方は、このモデルを使ってお気に入りのクリエイターから直接、動画を購入することができます。売上の大半は制作者に還元されることが分かっています。加えて、限定品がもらえる機会にアクセスできるほか、デジタル作品をブロックチェーン上でセキュアに再販することができます。

BlockPunk では、クリエイターがデジタルの権利をうまく統制するためにブロックチェーンを利用しており、クリエイターなら誰でも、ブロックチェーンを使ってコレクティブルなデジタルコンテンツを簡単に販売できる。それにより、コンテンツクリエイターがデジタルコンテンツを直接ファンに提供することが可能となる。

サプライチェーンの効率性を高めつつ、スタジオとクリエイターが販売分を取り戻せる大きな機会です。高いマージンがクリエイターに還元されるのは確かです。多くの資金がオリジナルクリエイターの手に渡ることで優れたアニメが生まれ、ファンと直接つながり、違法コピーがなくなるよう願っています。

ブロックチェーン上で記録をすることで、クリエイターは効果的に自分の権利を守れるほか、限定版のデジタルコピーを販売することでコンテンツをマネタイズできます。さらには、ファンがピアツーピアで商品を取引すれば稼ぎが増えます。(Lai-Hung 氏)

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Image credit: BlockPunk

BlockPunk は世界初のトークン化されたアニメ映画をリリースしただけでなく、NFC 対応のブロックチェーンプリントアートのローンチも発表した。このプリントアートは、ヒット作『ゾンビランドサガ』のユニークなキャラクターデザインを取り上げたものだ。

この取り組みは、BlockPunk と同シリーズの制作会社 Mappa、大日本印刷との協業で実現した。

最初に大日本印刷がアートワークをプリントする。次に不正書き替えのできない NFC チップが装着される。このチップは、Ethereum のブロックチェーン上で安全が確保されている BlockPunk のデジタル認証証明とリンクされている。

それぞれのプリントには同一タイトルのデジタル暗号コレクティブルが付いている。クリエイター、タイトルの詳細、所蔵歴の証明をスキャンして表示する場合や、アートの所有者を確認する場合には、携帯電話を使えばよい。

ブロックチェーン上のデジタル認証によりもたらされる不変の記録は、所有者に対してこれまで以上に高度な権限とコピーガードを与えてくれる。この記録があるため、クリエイターは自身のデジタル権利とライセンスをよりコントロールしやすくなるほか、実体性のある作品の価値を向上してくれるファンに所有権の証明を与えることができる。

世界中のアニメファンは、日本でアニメの新作が公開されるとすぐに視聴するのが恒例となっている。しかし、公式アニメグッズの全てが日本国外で利用できるわけではない。その結果、海賊版のアニメグッズ市場は巨大なものとなる。

200億米ドルとされるアニメ市場の約40%が物販関係である現在、サプライチェーンの効率性を向上させつつ、制作会社やクリエイターが販売分を取り戻すのは大きな機会である。高いマージンがクリエイターに還元されるのは確かだ。

【via e27】 @E27co

【原文】

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アニメクリエイターのデジタル作品を売買できる「BlockPunk」、130万米ドルをシード調達——大日本印刷と提携し、真正性証明なども提供へ

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Tech in Asia では、有料購読サービスを提供。有料記事の閲読、全記事への回数無制限閲読、5万社を超える企業データベースへの無制限アクセス、カンファレンスへの限定割引などの特典があります。詳しくはこちらから


BlockPunk CTO Jatin Shah 氏、SeedPlus パートナー Michael Smith Jr. 氏、BlockPunk CEO Julian Lai-Hung 氏
Image credit: BlockPunk

シンガポールを拠点とし、アニメクリエイターのデジタル作品をオンライン売買できるマーケットプレイス「BlockPunk」は、SeedPlus がリードしたシードラウンドで130万米ドルを調達した。SGInnovate、Hustle Fund、Entrepreneur First、大日本印刷(東証:7912)も参加した。新たに調達した資金は、BlockPunk がプラットフォームを開発し、エンジニアリングチームを拡充する計画に役立てられる。

BlockPunk を使うことで、クリエイターは日本のアニメにインスパイアされたデジタル作品を、収集可能な関連商品にすることが可能だ。ブロックチェーンを使った真正性証明で、クリエイターに新たな収入源を提供する。クリエイターは BlockPunk 上でアカウントを作成すると、ブロックチェーン上に記録されたユニークな ID を受け取る。BlockPunk 上にアップロードされたアート作品は、その全てに作者の ID が紐づけられ、BlockPunk のチームによって認証される。

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BlockPunk のマーケットプレイスは、日本のプレミアムアニメスタジオ、インディペンデントアーティストの2種類のクリエイターサポートしている。

原作者からファン作品を販売するライセンスを我々か作品クリエイターが得ているものを除き、我々のプラットフォームは原作コンテンツのみを扱っています。(BlockPunk 共同創業者 兼 CEO の Julian Lai-Hung 氏)

Lai-Hung 氏は、アニメ関連商品販売の市場は破綻していると考えている。アニメのストリーミング放映が開始されると、ファンはその関連商品を消費したいと考えるが、市場断片化とサプライチェーンの問題から、そういった商品が手に入ることは稀だ。

ライセンスを受けていない製品が、こういった需要を満たす存在となっています。我々のソリューションを使えば、あらゆるクリエイターが〝オフィシャルな〟収集可能関連商品を、世界中で手に入れられるようにできるのです。(Lai-Hung 氏)

BlockPunk はデジタル在庫システムに加え、大日本印刷との戦略的提携を通じ、リアルな(形のある)関連商品にも、真正性証明とコピー防御を提供する計画だ。

【via Tech in Asia】 @techinasia

【原文】

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クリエイターに資金調達、マーチャンダイズ、ファンへのストリーミング機能を提供するブロックチェーンスタートアップBlockPunk

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小売店に商品を陳列することで販促を行う活動、すなわちマーチャンダイジングは、映画、アニメをはじめとするあらゆるコンテンツ配信の中で重要な部分を占めるだけでなく、追加的な収入を生み出す代替的な手段でもある。しかし以前には、コンテンツのマーチャンダイジングが可能となるのは、興行の成功に下支えされた需要が生み出された後だけに限られていた。 ところが、ブロックチェーンの出現により、このプロセスが改善されよ…

BlockPunk.png

小売店に商品を陳列することで販促を行う活動、すなわちマーチャンダイジングは、映画、アニメをはじめとするあらゆるコンテンツ配信の中で重要な部分を占めるだけでなく、追加的な収入を生み出す代替的な手段でもある。しかし以前には、コンテンツのマーチャンダイジングが可能となるのは、興行の成功に下支えされた需要が生み出された後だけに限られていた。

ところが、ブロックチェーンの出現により、このプロセスが改善されようとしている。この新世代技術を活用することでコンテンツクリエイターは自分のイラストをマーチャンダイズできるほか、放映資金を調達する前にトークンを使って構想段階でのクラウドファンディングが可能となった。

この革命を最前線で推進しているのが、シンガポールを本拠とするスタートアップの BlockPunk だ。同社は設立半年未満のスタートアップだが、ブランドアニメコンテンツ向けに分散型マーケットプレイスを開発した。メジャーなストリーミングプラットフォームからコンテンツクリエイターに権限を取り戻すのをミッションとしている。

同社共同設立者の Julian Lai-Hung 氏は次のように話す。

BlockPunk は、クリエイターがデジタル商品とイラストをファンに直接販売し、コミュニティとつながることができる新たな手段です。ファンの方はお気に入りのクリエイターからデジタル商品を購入、収集、販売できます。クリエイターがピア・ツー・ピア技術を活用して資金調達、マーチャンダイズ、ファンへ直接配信する権限を与えられるようにするため、私たちは BlockPunk を設立しました。

Lai-Hung 氏(CEO)と Jatin Shah 氏(CTO)により同社が設立されたのは今年4月だ。エンターテインメントスタジオであるこのプラットフォームの基本は、ブロックチェーン上でのイラスト生成と交換のすべてを記録することによりデジタル資産を希少価値のあるコレクティブルに変えることである。

クリエイターがコレクティブルを販売すると、BlockPunk に支払われる少額を除く金額がすべてクリエイターの手に直接渡ります。たとえ別のファンから購入した場合でも、販売金額の一部は常にクリエイターのものになるのです。ファンはクールで最新のコレクティブルを購入でき、お気に入りのクリエイターには対価が支払われ、それぞれにとって好ましい状態が続きます。

Lai-Hung 氏によると、映画やテレビの業界は、ハリウッドに取って代わったシリコンバレーへの集中がますます進んでいるという。ストリーミング界の特徴は、固定的な支払い取引、視聴データ不足、限定的なマーチャンダイズ機会といえる。

映画やテレビ番組は、商品を販売するために制作されているのです。最新のアニメ番組が世界で配信された場合、それと同時に大々的に商品を購入する手段はありません。そうなるのは制作者からみて、商品の生産をスケールする前にその番組のヒットの有無がわかるのに通常半年かかるからです。当社プラットフォームを活用すれば、独立系アニメクリエイターはすぐさま、世界に向けてデジタル商品を販売できるのです。その際、クリエイターは権利を容易に管理でき、Web 3.0のピア・ツー・ピア環境で自分の資産をマネタイズできます。当社がクリエイターに権限を与え、ファンとの距離を縮めていますから、それは重要なことです。(Lai-Hung 氏)

BlockPunk が誕生したきっかけは、2017年の東京アニメアワードで4位に選ばれた『ずんだホライずん』というアニメの非公開キャラクターデザインを手がけ、仮想アートをファンに直接販売したことだった。イラストが販売、転売されるたびに、クリエイターとファンは対価が得られた。

市場にはあまたのアニメ系ソーシャルネットワーク、グッズ、動画ストリーミングサイトがあるものの、アニメクリエイターが仮想通貨を介して権利をマネタイズするターンキーを提供している者は誰もいないと、Lai-Hung 氏は言う。

BlockPunk では、単なるアート市場ではなく次世代のエンターテインメントスタジオと自認している。スタジオの役割は、エンターテインメントのヒット作品を制作・配信することだ。

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Web 3.0時代に向けて、当社ではスタジオモデルをアップグレードしているところです。足掛かりは世界的なアニメのコミュニティで、デジタルマーチャンダイズからスタートしました。日本にある8つのトップクラスのアニメクリエイターおよびスタジオとのライセンスを持っているだけでなく、他の著名トップスタジオ、クリエイターとも交渉しています。世界的なコミュニティから、アニメファンのアーティストや独立系アニメ・マンガクリエイターが当社に登録しています。当社チームには、Devilman Crybaby、Berserk、Animatrix の制作者もいます。日本で Netflix のアニメ事業を運営していたときから、私たちはこの分野に強みを持っています。

仮想アート商品の販売に対し、同社は手数料を得ている。将来、BlockPunk は代替的な収入源としてクラウドファンディングサービスを導入する予定だ。そこでは制作のために調達された資金から手数料を徴収するか、ファンと共に制作に投資することになる。

世界的なアニメ商品の市場規模は約80億米ドルで、40億米ドルほどのアニメ動画市場の倍である。アジアだけでも、数百万人の熱狂的なアニメファンがいる。今後10年でみると、おそらくインドと中国がこの業界の成長を牽引する大国となるだろう。

BlockPunk は当初、Entrepreneur FirstSGInnovate 傘下)と DLE キャピタル(東証上場の日本のエンターテインメントスタジオ DLE の CVC)による出資を受けていた。

当社は現在、複数の戦略的パートナーとシードラウンドをクローズしようとしています。近日中に公表できればと考えています。

同氏は言葉を結んだ。

【via e27】 @E27co

【原文】

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