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アニメ・クラウドファンディングのAnipipoが、バンコクで開催されたピッチバトルで優勝

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アニメ関連プロジェクトのクラウドファンディング・サイト Anipipo が、バンコクで開催された Khun Seuk vs. Samurai ピッチバトルで優勝した。Anipipo CEO の平皓瑛(ひろあき)氏が優勝の背景について語ってくれた。(編注:Khun Seuk vs. Samurai の昨年の模様は、こちらから。) 先月、Anipipo がタイのユーザにリーチすべく、当地のアニメ専門テ…

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写真提供:Software Park Thailand เอื้อเฟื้อภาพ: ซอฟต์แวร์พาร์ค

アニメ関連プロジェクトのクラウドファンディング・サイト Anipipo が、バンコクで開催された Khun Seuk vs. Samurai ピッチバトルで優勝した。Anipipo CEO の平皓瑛(ひろあき)氏が優勝の背景について語ってくれた。(編注:Khun Seuk vs. Samurai の昨年の模様は、こちらから。)

先月、Anipipo がタイのユーザにリーチすべく、当地のアニメ専門テレビ局 Cartoon Club と提携したことを取り上げた。

平皓瑛氏、Vincent Sethiwan 氏、Permsiri “Sam” Tiyavutiroj 氏の3人によって設立された Anipipo は、タイと日本の文化の両方を兼ね備えた、ハイブリッドのスタートアップと言ってよいだろう。〝微笑みの国〟にいる Vincent と Sam はバンコクのコワーキング・スペース Launchpad を拠点に活動し、一方、日本を拠点とする平氏は数ヶ月に一度バンコクを訪問している。(関連記事

月曜日、Anipipo は他の6つのスタートアップ(タイから5チーム、日本から1チーム)と共に、ピッチイベント Khun Seuk vs. Samurai の第2回に参加した。他の参加チームは、Noonswoon(関連記事)、AppDriver、AttackPrice、Ubiversity、SiamSquard、Mega Genius だ。

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タイの政府組織である Software Park と、日本のテック・インキュベータ Samurai Incubate が共催するこのイベントでは、両国からのスタートアップが顔を合わせ、経験豊かな審査員パネルと150人の聴衆の前でピッチした。

Anipipo

平氏と2人の共同創業者は2日前にシンガポールで落ち合い、この際、私は彼らと直接話をする機会を得た。現在、同社は資金調達中で、特に日本のベンチャーキャピタリストと話を進めているのだそうだ。

日本のVCは、アニメ業界のことをよく知っている。Y-Combinator のようなVCから資金調達しようとしているところだ。お金はあまり大きな問題ではなく、VCには、100万ドル未満の資金と人脈を提供してほしいと思っている。

これまでに、Anipipo では6つのクラウドファンディング・プロジェクトを扱っている。プロジェクトの多くはアニメ学部に籍を置く大学教授など、平氏の個人的なつながりによるものだが、うち2つについてはタイのアニメーターから投稿されたプロジェクトだと教えてくれた。日本文化やアニメ文化が、バンコクで流行していることの現れだ。週末になると、バンコクのショッピング・モール MBK では、多くの学生が集まり日本の音楽に合わせてダンスしているし、日本をテーマにしたショッピング・モール Gateway Ekamai に行けば、彼らはコスプレイベントに参加している。

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プロジェクトの投稿数から見て、Anipipo の立ち上がりはゆっくりとしたものだが(これまでのところ、成立したプロジェクトは1件のみ)、平氏は、クラウドソース(訳注:クラウドファンディングの誤り? 原文はクラウドソース)されるプロジェクトの資金調達合計額を、6,000万円まで持って行きたいと教えてくれた。2013年5月のローンチ以降、現時点での資金調達合計額は680万円だ。

やりたいことがあるなら、今すぐやるべき

平氏によれば、現在のゴールを見据える上で Anipipo のチームには適切な人員が揃っている。たとえ人々が価値を見出さなくても、人々が知るべきことに対しては、Anipipo は取り組むようにしている。多くの人はテレビの前でマンガを見て楽しむわけだが、その向こうには、アニメを作る人間やアニメーターがいることを、我々はしばしば忘れてしまっている。アニメ業界は勢いを失いつつあるが、そのことを誰も気に留めようとしない。

若くて野心溢れる起業家が、自らのパッションに従って何かをしたいのなら、それに向かって進み着手すべきだ、と平氏は語る。

やりたいことがあるなら、今すぐやるべきだ。自分で行動せずに、知見を得ることなどできない。人は、スタートアップについては成功ばかりを考えるが、実際には失敗し、その失敗の先に成功がある。失敗しなければ、何も学ぶことはできない。いつまでたっても、準備万端になることなどないのだから。

【via e27】 @E27sg

【原文】

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クンスック vs. サムライ ─ タイ初のスタートアップ・ピッチ・イベントが開催

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【原文】 (訳注:クンスック(ขุนศึก)はアユタヤ王朝期の兵士。ドラマ化され、タイTV3で放映されている。 ) 国内で初めてのスタートアップ・ピッチが終わった。クンスック vs. サムライ:第1回タイ~日本クロスカルチャー・スタートアップ・ピッチは、仏暦2555年(訳注:西暦2012年)8月27日、ここタイのソフトウェア・パークで開催された。タイのソフトウェアパーク、日本のサムライ・インキュベ…

【原文】

(訳注:クンスック(ขุนศึก)はアユタヤ王朝期の兵士。ドラマ化され、タイTV3で放映されている。 )

国内で初めてのスタートアップ・ピッチが終わった。クンスック vs. サムライ:第1回タイ~日本クロスカルチャー・スタートアップ・ピッチは、仏暦2555年(訳注:西暦2012年)8月27日、ここタイのソフトウェア・パークで開催された。タイのソフトウェアパーク、日本のサムライ・インキュベートの共催による、初めてのピッチの機会だ。

 

第一ラウンドの開催に先立ち、約1カ月間ウェブサイトを通じてスタートアップを募集され、タイ国内や日本から11のチームが最終ラウンドに進んだ。イベントには120人以上の人々が参加し、企業は約20ほどあるブースに従業員を配置していた。



左:新しい友人を見つけるソーシャルアプリ「Free Now」(日本)
右:カード決済システム「mPOS」(タイ)
 

ファイナリストはタイ国内からの6社 Got it AppFreelance HubEidos、 Digio mPOS、 WongnaiFineseat、日本からの5社 Free Now!ConyacCocoPPaUnimonEverevo だ。

Echelon 2012 の最終ピッチのルールと同様、各チームは10分の時間が与えられ、最初の5分をプロダクトやマネタイズ方法についてプレゼンテーションした。少なくとも5分間残ることになるので、その時間はタイ人と日本人の8人の審査員からQ&Aを受けることに費やされた。審査員には、ThumbsUp の @mimee(Oranuch Lerdsuwankij/อรนุช เลิศสุวรรณกิจ)も加わった。


 
左:アジャイル開発ツール「EIDOS」(タイ)
右:クラウドソース翻訳サービス「Conyac」(日本)
 

ピッチは、知識開発、マーケティング機会、ビジネスモデル、プレゼンテーション・スキル、プロダクト・イノベーションの5つの項目で審査員に評価された。

ピッチの雰囲気は極めて真剣そのものだった。スタートアップは興味深いものだっただろうか? 次回の機会のために進言できるとすれば、審査員らの質問がやや競合他社の話に偏ったものだったいうことだろう。たいていなら、プロダクトそのものに話をフォーカスし、どうやってマネタイズできるかを聞くだろう。

Wongnai代表 Chinsupakul(ชินสุภัคกุล)氏

そして、いよいよ、勝者を決めるピッチ。優勝者は、Wongnai だった。(訳注:Wongnai は、タイ版の Yelp。詳細は、Tech in Asia の記事を参照。)

ピッチが終わった後、夜にはパーティが開かれた。お互いを知り、互いに仲よく話を交わすにはよい機会だった。

 

クンスック vs. サムライ・スタートアップピッチを見て感じたこと

  • ピッチで障害だったのは、お互いが完璧ではない言語で意思疎通しなければならなかったことだ。だから、英語でプレゼンしたり、尋ねられた質問に答えられることは極めて重要だと言える。
  • いくつかのスタートアップは、まだアイデアだけで社員が居る状態ではない。プレゼンテーションやQ&Aでも、会社の売上や収益については明確な答が得られなかった。これらも5分間のピッチの中に盛り込むべきだろう。
  • 発表されたプロダクトを並べてみると、タイのものが日本のものよりいいように見える。しかし、アイデアを出すことに関しては、日本の方がよくできていた。タイのスタートアップはプロダクトを改良していく過程で、この点について、よく考える必要があるだろう。

今回のイベントは、タイで初めての大きな成功と言ってよいだろう。多くの好評を得たし、また将来開催したい。それに向けて、タイのスタートアップは、プレゼンテーション・スライド、Q&Aの準備をしてほしい。

詳細が決まり次第、ウェブサイトでお知らせする。

【via ThumbsUp】 @thumbsupTH

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