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技術の力でもう一段上のコミュニティ創りへーー隠れたキーマンを調べるお・KDDIグループ入りした「ママリ」島田氏

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編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。 先日KDDI傘下のSyn.ホールディングスの連結子会社となったことを発表したConnehito。生活応援サイト「ママリ」等を運営する同社を創業以来、代表の大湯俊介氏と…

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編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。

先日KDDI傘下のSyn.ホールディングスの連結子会社となったことを発表したConnehito。生活応援サイト「ママリ」等を運営する同社を創業以来、代表の大湯俊介氏と二人三脚で成長させてきた「隠れたキーマン」取締役CTOの島田達朗氏にお話を伺ってきました。

大柴:昨日の発表(※編集部注:6月16日)ビックリしました。全然知らなくて「明日行くじゃん!」って一人で盛り上がってました。その話は後ほど聞くとして、今日はよろしくお願いします。

島田:お願いします。「調べるお」ずっと見てたので嬉しいです。

大柴:ありがとうございます(笑)。島田さんは今おいくつなんですか?

島田:27歳です。今年28歳になります。大湯と同じ歳です。

大柴:そうなんですね。大学も同じ?

島田:はい。でも学部も違うし、面識も無かったんです。

大柴:へぇ、そうなんですね。ではどこで大湯さんと出会ったんですか?

島田:共通の友人がいまして、その友人に「面白い人がいたら紹介して」って言っていたんです。大湯も同じことをその友人に頼んでいたようで、それで会うことに。

connehitoがサービス運営するママリ

大柴:なるほど。で、会ってみてどうでした?

島田:変な奴だなって(笑)。大湯は大学卒業をずらしてアメリカに留学してたんです。アメリカに留学して、そこでインターンしてたと言うんです。相当意識高い奴だなぁって(笑)。

大柴:(笑)

島田:でも興味深い人だなって思って、その後も定期的に会って話したりしました。面白いし、何より真面目。自分も真面目な方だと思うのですが、その辺でも「合う」気がしました。良いディスカッションできる相手だなって感じました。

大柴:それで「一緒に起業しよう!」みたいな感じに?

島田:そうですね。大湯は「新しいチャレンジをしたい」と思ってた時期で、自分は「事業の立ち上げをしたい」って思って。前に事業をゼロから作った経験があったので、もう一度やりたいなって。

大柴:経験があったのですか?

島田:はい。大学3年くらいの時にSansanで1年間インターンしてたんです。その時に『eight』を作ったんです。社長のアイデアを元に3人で。自分は資料作成したり、テストコード書いたり。8card.netというドメインは自分が取得しました(笑)。

大柴:そうなんですか!へー、知らなかった。

島田:プログラムを本格的に始めたのはその頃です。「とりあえず動く」ものを作るところから始めました。大湯と会社を始めるにあたっても大湯はプログラム書けなかったので「自分がやるしかないな」と。

写真左から:16日にKDDIグループ入りを発表した島田氏と大湯氏

大柴:その後の会社の紆余曲折、事業転換からの『ママリ』の成長、そしてKDDIグループ入り。その辺についてはBRIDGEの記事を見てもらうとして、ここでは割愛しましょう。ところでオフィスは移転されるんですか?

島田:いや、このままですね。「人の生活になくてはならないものをつくる」というミッションの下、これまで以上にサービスを良くしていく。これまでもこれからも変わりはありません。昨日大湯から社内に今回の件の発表があったとき、発表あった瞬間は拍手とかあって盛り上がったんですが、直後にはいつもの風景が広がっていました。通常の業務をみんなが粛々とやっている光景。

大柴:いいですね、そういうの。

島田:きっとKDDIもそういうとこを期待してると思います。僕達プロダクトが好きなので。

大柴:きっとそうだと思います。ところで島田さんのプロダクトを創るモチベーションってどんなところから湧いてくるんですか?

島田:子供の頃、「何で」をずっと聞いていたんです。ある日、先生が「自分で調べてみなさい」って言うので、図鑑などを調べてみたり。図書館にもよく行きました。でも図書館が家から少し遠くて。そんな時に兄の希望で家にパソコンがやってきたんです。ダイアルアップで接続されたインターネットの世界。検索窓に「何で」を打ち込むとすぐに回答が出てくる。「これは凄い!」と感動しました。

大柴:なるほど。世界が一気に広がったわけですね。

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島田:自分はインターネットのおかげで成長できたと思うし、今度は自分達がインターネットを使って多くの人達に感動を届けたいと思ってます。そのためにこれからもプロダクトを磨いていきたいと考えてます。

大柴:島田さんはCTOとして技術を、大湯さんがビジネスを、といった感じの分担ですか?

島田:ざっくり言うとそんな感じです。でも最近は大湯が外部とのやりとりが増えてきているので、自分が社内のコミュニケーションを担ってる部分が多くなっています。大湯が手が回っていない部分を見るのが自分の役目かなと。

大柴:なるほど。

島田:僕、全従業員の日報にコメントをしてるんです。イベントで地方に出かけた時もかかさず毎日やっています。日報読んでるとその人の変化を感じることができるんです。良い変化も悪い変化も。そこを見逃さないように日報に目を通し、コメントするようにしています。

大柴:僕も昔日報にコメントしてた時期もあったんですが、自分の部門だけでも結構大変だったんですが、全従業員の日報にコメントするって凄いですね。

島田:コーディングも重要ですが、こういう役割も重要だと思ってます。

大柴:なんか社内から反響あります?

島田:そうですね。ウチでは「THANKS CARD」というのがあって、小さなことでも嬉しかったことなどをカードに書いて投稿する取り組みがあるんですが、そこでたまに「いつもコメント有難うございます!」と感謝の言葉をもらったりします。やっぱり嬉しいですね。

大柴:良い制度ですね。この制度もそうだし、日報にコメントしたりと社風を表してる感じがしますね。最後に今後の展望などを。

島田:そうですね。今後はテクノロジーでコミュニティをもっと居心地の良い場所にしたいと思っています。

大柴:ほう。それは具体的に言うとどういうことですか?

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島田:うちは『ママリQ』という コミュニティQ&Aサービスを運営してるのですが、その中でユーザーが出会うコンテンツをシステムで工夫してるんですね。例えば、同じ妊婦さんでも、初めて妊娠された妊婦さんと既に2人子育てを経験された妊婦さんでは求めるコンテンツが違うじゃないですか。

大柴:なるほど。確かに全然違いますね。

島田:そうなんです。ユーザーとコンテンツの適切なマッチングが行われれば、 ユーザーがもっと楽しく使ってくれるので、今後はさらにそこに注力したいですね。自分は自然言語処理や機械学習が好きで、大学でもそれを学んでたんです。技術の力で、今よりももう一段階上のコミュニティ創りをしたいですね。

大柴:なるほどー。では今後は自然言語処理に詳しいエンジニアも募集していくんですかね?

島田:そうですね。もちろん自然言語処理に詳しい方はウェルカムなのですが、それに加えてサービスを創ることが好きな方だと嬉しいですね。欲を言えばですが(笑)。

大柴:なるほど(笑)。今日はありがとうございました!

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「会社をたたむことも考えた」ーー事業転換で生まれた女性向Q&Aの「ママリQ」、BDVなどから資金調達

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女性向けQ&Aアプリ「ママリQ」を提供するConnehitoは3月3日、B Dash Venturesおよびプライマルキャピタルを引受先とする第三者割当増資を発表した。調達した金額は総額約1億5000万円で、払込日や株式比率などの詳細は非公開。調達した資金を元に現在提供中のサービス開発を強化するとしている。 Connehitoが現在運営しているのは出産や子育てなどのハウツーをまとめた情報サ…

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Connehitoの代表取締役、大湯俊介氏

女性向けQ&Aアプリ「ママリQ」を提供するConnehitoは3月3日、B Dash Venturesおよびプライマルキャピタルを引受先とする第三者割当増資を発表した。調達した金額は総額約1億5000万円で、払込日や株式比率などの詳細は非公開。調達した資金を元に現在提供中のサービス開発を強化するとしている。

Connehitoが現在運営しているのは出産や子育てなどのハウツーをまとめた情報サイト「ママリ」と、ユーザーによるQ&Aアプリの「ママリQ」の二つ。共に女性特有の課題を解決する目的で情報配信およびコミュニティを形成しており、月間の閲覧ユニークユーザー数は合計で100万人を突破、Q&Aのコミュニティは(直近2月の)前月比で140%成長するなど、ユーザーのニーズを掴みつつある状況だという。

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さて、Connehitoの代表取締役、大湯俊介氏のことを知ってる人は少しこのニュースに驚くかもしれない。なぜなら彼は以前クリエイター向けのポートフォリオサービス「Creatty」をずっと運営していたからだ。創業は2012年1月、シードアクセラレーターのMOVIDA JAPANに参加していた当時、私も何度か取材をしていた。

ただ、その時から持っていた疑問ーークリエイター向けという限られた市場でどこまでトラクションが得られるのか、という問題はやはり大きかったらしい。大湯氏が力不足と表現していたように、Etsyのような海外勢とやり合うには少し骨の折れるテーマだったようだ。ーーそして彼らは方向転換を決意する。

「会社をたたむことも考えてました。でも創業メンバーと話し合って、もう一回勝負しようって気持ちを切り替えたのが2013年の年末ぐらいです」(大湯氏)。

そうして生まれたのがママリの原型となるサービスである。彼らが創業時にいくつか考えていたアイデアのひとつに「体の情報をアーカイブする」というものがあり、まず手始めに関連する情報コンテンツをとにかく書きまくったのだそうだ。

「2014年に入って健康全般のサイトを立ち上げて、怪我とか肩こりとかそういう記事をみんなで毎日書いてました。1カ月ぐらいやった時にあまり刺さってる感じがなくって、いろいろ調べてみたんです。そしたら400本ぐらい書いてる記事の中で唯一読まれていたのが陣痛タクシーに関する記事だったんです」(大湯氏)。

大湯氏も実は23歳の若さで結婚し、子供を授かるなど出産や育児についての課題を感じる一人でもあった。この記事の発見と自身の体験が合致した大湯氏は、女性の課題解決にテーマを絞ることを決意。これまでの記事を全て捨ててママリを公開することになる。

ママリ_mamari____妊娠・出産・子育ての疑問を解決するママ応援サイト

前述の通りアクセスは好調ながら、100万人という数字は決して大きくはない。もちろん、今回の調達で更に数字は伸びるだろうが、彼らはどこに事業のポイントを見出しているのだろうか。大湯氏はママリの後に立ち上げたQ&AコミュニティのママリQがその鍵となるという。

「女性のイベントというのは人生においても大きな転換期になるんです。例えば私もそうでしたが、子供のために貯蓄をしたり、保険を買ったり。家もあるでしょうし、車などの購入を考える人も多いと思います。ここに大きな事業チャンスが眠っていると考えています」(大湯氏)。

Q&Aは記事情報を単に読んで終わりというメディアではなく、ユーザーが積極的に参加して自身の持つ問題を共有してくれるところにポイントがある。それらの情報をしっかり分析し、適切に課題を解決するソリューションを提案できれば、そこには確かにビジネスチャンスが見えてくるかもしれない。

ママリQ_-_ママの疑問を解決する女性限定Q_Aアプリ

これはお金の課題に対して適切な解を提案しようとしているマネーフォワードの世界観とも似ている。もちろん個人情報の扱いなどは大いに検討課題に上がってくるだろうが、よい情報とのマッチングを否定する人は少ないだろう。

大湯氏には今回参加したベンチャーキャピタル以外にも、コーチ・ユナイテッドの有安伸宏氏やANRIの佐俣アンリ氏など、若手経営者や投資家で応援している人も多い。私も招待制イベントでスタッフとして活動する大湯氏に会うたびに事業の状況を聞いていたので、今回の方向転換がより多くの人たちのためになることを期待している。

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