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広がるリモート課外活動、「個人塾」をオンライン化するOutschool

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ピックアップ:Outschool, newly profitable, raises a $45M Series B for virtual small group classes ニュースサマリー:義務教育から高校向けのオンライン授業を手軽に作成できる「Outschool」は9月18日、シリーズBにて4500万ドルの資金調達を実施したと発表している。リード投資家としてLightspeed Ven…

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ピックアップ:Outschool, newly profitable, raises a $45M Series B for virtual small group classes

ニュースサマリー:義務教育から高校向けのオンライン授業を手軽に作成できる「Outschool」は9月18日、シリーズBにて4500万ドルの資金調達を実施したと発表している。リード投資家としてLightspeed Venture Parnersが参加し、既存投資家のReach Capital、Union Square Ventures、SV Angel、FundersClub、Y Combinatorなども同ラウンドに参加している。

話題のポイント:Outschoolでは通常学校教育で得られる学習コンテンツに加え、ライブ配信型でアートや音楽、クッキングなど幅広いカテゴリーの動画コンテンツを提供しています。オンライン教室立ち上げの観点でいえば、UdemyやCouseraなどが挙げられますが、これらコンテンツは大学や社会人よりの層をターゲットとしたものでした。

Outschoolでは、米国の教育制度K-12(幼稚園~高校卒業までの13年間)の学生に特化することで、「課外活動」感覚で新しい教育チャンスに触れられる機会を提供しており、他社との差別化をはかっています。コンテンツや料金設定などは各自で行う必要があるものの、その分手数料を抑え収益性高く運営することが可能です。個人が塾を立ち上げられる感覚に似ており、マイクロ起業家とライブ動画配信トレンドに乗った成長企業と言えるでしょう。

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1つの授業の参加費は10ドル~20ドルの幅が多く、また受講時間もグローバル規模で受け入れ可能なようフレキシブルに設定されています。クラスのサイズも10人程度の少人数に抑えられ、教育がきちんと行く渡るようクオリティーの担保に力を入れようという意識を感じます。プラットフォームのクラス一覧を見ると明らかですが、歴史上の暗号を解く授業やアニメのお絵かきからアートセンスを磨く講座内容など、通常の教育課程では得られない課外活動的な学びを習得することが可能です。

つまり、学校の義務教育や受験勉強をフォローアップするのための「塾」という立ち位置より、冒頭で述べたような「課外活動」の一環さが強い印象を受けました。日本でも同様の流れが「MOSH」から起きていますが、あらゆるものがオンラインに移行するにつれ市場の勢いが増すことは間違いないでしょう。

共同執筆:「.HUMANS」代表取締役、福家隆氏