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企業文化との相性を重視、友人知人の転職者紹介で最低15万円の報酬が出るソーシャルヘッドハンティング「SCOUTER」

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特に海外では、人材をリクルートした社員や社外の人間に対して、企業が個別に報酬制度を設けるリファラル採用が珍しくありません。転職を希望する人の環境や性格を把握しているため、人材と企業との相性をより正確に見極めた上での推薦が可能だからです。 同様のコンセプトに基づいた転職サービスが、RENOが運営する「SCOUTER(スカウター)」です。登録ユーザが、身の回りにいる友人知人に合った求人情報を共有して企…

Scouter

特に海外では、人材をリクルートした社員や社外の人間に対して、企業が個別に報酬制度を設けるリファラル採用が珍しくありません。転職を希望する人の環境や性格を把握しているため、人材と企業との相性をより正確に見極めた上での推薦が可能だからです。

同様のコンセプトに基づいた転職サービスが、RENOが運営する「SCOUTER(スカウター)」です。登録ユーザが、身の回りにいる友人知人に合った求人情報を共有して企業に推薦することで、最低15万円の報酬を受け取ることができるもの。今年3月末にβ版をリリースしました。現在、公開求人だけで850件以上が公開されています。

スカウターは280名、マネージャー職以上が3分の2超

登録開始から4ヶ月で申込者数が780人を超えた「スカウター」(企業に人材を推薦する人)。Webサイトでスカウターに応募すると、Facebookなどの情報をもとに審査が行われます。この審査を通過する割合は、71%。審査では、友人数、職歴、役職、また同じ業界につながりがあるかどうかといった情報が考慮されます。スカウターのうち、マネージャー職以上、何かしら役職を持っている人が3分の2以上を占めています。

一般職よりマネージャー職以上のスカウターが多い理由には、人脈や業界における経験年数だけでなく、スカウターとしての活動が副業扱いになることが挙げられます。個人のスカウターは、厚生労働省から有料職業紹介事業の免許を取得している運営会社RENOとアルバイト契約を結ぶ形。採用企業から、RENOに紹介した人材の年収の30%が支払われ、紹介者に5%、転職者に5%が支払われます。

転職希望者との面談内容をレポート

スカウターは各求人ページから自分用の求人URLを生成し、転職希望の友人知人にLINEやFacebookメッセンジャーなどで共有します。転職希望者は、気になったものにエントリー。この時点では企業へのエントリーはまだ完成しておらず、この後、スカウターが人物の推薦文を書いて初めてエントリーが完了する仕組みです。この推薦文は後に企業に評価されるため、スカウターのクオリティーチェックとして機能します。

SCOUTERのリファラル採用の特徴は、それがオンラインでは完結しないこと。スカウターには、転職を希望する友人知人とオフラインで会うことが条件として課せられています。今の職場への不満、転職したい理由など、相手と話した内容をスカウターが運営側にレポートしてフィードバック。このレポート内容を基に、運営側がスカウターに求人の提案をします。紹介料以外にも、スカウターにはその他の活動時間に対して時給が支払われ、また1回目の面談には最大5000円の食事代補助も。

「企業文化との相性を重要視しています。こういう部分は、友人知人だから話せる部分も多いはずです。まずは気軽に転職相談に乗ってもらう数を増やしたいと考えています。スカウターとして活動するというより、日頃いろんな方に会って悩み相談を受けたりしながら、SCOUTERの存在を気に留めてもらい、必要に応じて活用してほしいと考えています」。(運営会社RENO代表取締役社長 中嶋汰朗さん)

企業文化との相性を鑑みた推薦

運営会社RENO 代表取締役 中嶋汰朗さん
運営会社RENO 代表取締役 中嶋汰朗さん

代表取締役である中嶋汰朗さんは、大学3年生の時に人材紹介の領域で会社を立ち上げ、就職活動に困る身の回りの学生に就職先を紹介していました。学生の性格や志向性を把握しているため、企業と学生双方に望ましいマッチングを実現することができていました。人材紹介の質を維持しながら、より事業規模を拡大するにはと考えて立ち上げたのが、SCOUTERです。

求人のマッチング精度を上げるため、SCOUTERでは仕事内容や会社概要といった一般的な情報に加えて、スカウターに対して限定情報を公開。企業は、「この職にはこういう性格の人が向いています」「こんな志向性を持った人を募集しています」など、ソフト面での相性を判断できる材料を提供します。それに対して、スカウターは企業にチャットで細かな質問を投げかけることも可能です。

「一般的な転職会社では、エージェントの言葉を鵜呑みにするしかありません。体育会系の雰囲気についていけるのか?チームワークに合っているのかなど、それを友人知人として性格を知った上で推薦してくれるため、転職者も安心して任せることができます」。(中嶋汰朗さん)

現在は、スカウターが企業に対して人を紹介する流れですが、今後は企業がヘッドハンティング的に人材を探すような双方向のマッチングを実現していく予定です。

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