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VCハンズオンリアル座談会:VCハンズオンは必要か?

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本稿は独立系ベンチャーキャピタル、グローバル・ブレインが運営するサイト「GB Universe」に掲載された記事からの転載。全3回のうち、初回を掲載させていただく。 ベンチャーキャピタルがスタートアップの成長に対して資金だけでなく、ノウハウやリソースの提供を実施するケースが一般化しつつあります。独立系のVCで創業期から成長を支えるパターンや、CVCなどで本体となる事業会社との連携を模索するタイプな…

写真左から:インタビュアー:慎正宗(グローバル・ブレイン Strategy / Biz Dev)インタビュイー:株式会社OKAN 代表取締役CEO・沢木 恵太氏、株式会社ROXX 代表取締役・中嶋汰朗氏

本稿は独立系ベンチャーキャピタル、グローバル・ブレインが運営するサイト「GB Universe」掲載された記事からの転載。全3回のうち、初回を掲載させていただく。

ベンチャーキャピタルがスタートアップの成長に対して資金だけでなく、ノウハウやリソースの提供を実施するケースが一般化しつつあります。独立系のVCで創業期から成長を支えるパターンや、CVCなどで本体となる事業会社との連携を模索するタイプなど、VCによってさまざまで、これがそのままVCのカラーリングにもつながっています。

グローバル・ブレインでも様々な支援チームを立ち上げ、具体的な企業成長のバックアップを実施しています。昨年9月に立ち上がったValue Up Teamもそのひとつです。

一方で、出資者からのこうしたハンズオンに対して懐疑的な視点を持っている起業家の方もいらっしゃると思います。最も事業に精通しているのは自分たちであるという事実は間違いなく、時には支援という名の「おせっかい」に終わる可能性もなきにしもあらずだからです。

ということで本稿では実際にハンズオンを受けた2社に登場いただき、具体的にどのような取り組みが実施されたのか、お二人へのインタビューを通じてメリット・デメリット含めてお伝えしたいと思います。(文中の一部敬称は略させていただきました)

インタビュアー:慎正宗(グローバル・ブレイン Strategy / Biz Dev)
インタビュイー:株式会社OKAN 代表取締役CEO・沢木 恵太氏、株式会社ROXX 代表取締役・中嶋汰朗氏

ハンズオンが必要なタイミングとは

:今日はValue Up Teamの紹介と、そもそもVCにおけるハンズオンは役に立つのか立たないのか、また、どのような状態であると支援が役に立つのかについて、皆さんの意見も交えながら話ができればと思います。よろしくお願いします。

まずは自己紹介ですが、私は去年の6月にグローバル・ブレイン(以下、GB)に入社しまして、Value Up Teamの設立に携わりました。その前は三陽商会で、経営戦略やデジタル戦略、新規事業、M&A、JVなどに従事していました。

Value Up Teamのメンバーとしては、最近までピンタレスト・ジャパンの代表取締役社長でアジア統括をやっていた定国直樹さんや、メルカリのデータアナリストだった伊藤暁央さんなどがいます。最近はキャピタリストの兼務メンバーなども加わって、一緒に支援しています。

我々のチームの行動規範は「現場至上主義」です。CXOはもちろん、支援先のメンバーの皆さんと一緒に現場に入り、戦略・施策の解像度を上げていくことを一生懸命やっています。

またGBには他にも優秀なメンバーがいますので、チームメンバー以外も巻き込みながら進めています。それからLPの皆さんもですね。GB以外の株主の方も含めて、できるかぎり巻き込みをかけていくことを心がけています。ただ、一番大事なのはやっぱり支援先の皆さん。皆さんファーストということでやらせていただいています。

:まず皆さんの会社でこんなことが起きてませんか?という話から。

たとえば予実のずれが続いて形骸化しちゃってるとか。特に下期ですね。ギャップが大きくて修正修正の連続。また、成長角度がけっこう寝てるんだけど、ボトルネックが何か明確に説明できない。結果として取締役会で、社外取締役や株主に勝ち筋が見えない、解像度が浅いって言われる。

別の軸だと、ミドルマネジメント能力の問題。組織が大きくなってくると、生え抜きメンバーと中途採用メンバーがあんまりフィットしてないみたいなことは起きがちですよね。部門間が縦割りになって連携が取れていないとか。30人ぐらいまでは全部見えてたのに、いまや現場まで何が起きてるか分からないとか。メンバーを集めて会議しても、活発な意見が出ないとか。

沢木:起きますね・・・。

:中嶋さんどうですか?

中嶋:めちゃめちゃ該当してます。特に組織のところは急拡大していくとなおさら。

沢木:ひずみが起きるんですよね。

:課題の多くって、戦略と施策の解像度の低さなんですよね。これはマイク・タイソンの言葉なんですけど、顔面にパンチを受けるまではみんな「計画」があるんです。けど、顔面にパンチを受ける時は何かフェーズが変わった時だと思ってます。資金調達をして攻めなきゃいけないとか、今までSMBが中心顧客だったけど、ミッドエンプラに攻め込まなきゃいけないとか、プロダクトに新しいアップデートがあったとか。

フェーズが変わった瞬間にけっこう今までと違うパンチを食らう。その時に今まで立てたプランがけっこうガタつくみたいなことがあるのかなと思っていて、そんな時に我々一緒に支援に入らせてもらうことが多いです。

戦略、施策、解像度とは何か

:「戦略」とは現状と目標の間のギャップを特定した上で、そこを埋めていくための勝ち筋を描くことだと思ってます。琴坂将広さんの「経営戦略原論」にありますが、「特定の組織が何らかの目的を達成するための道筋」だとか、「どのターゲットに対してどのようなプロダクトサービスを提供するのか、そしてどのように資源を配分するのかを選択すること」なんですね。この選択が難しくて、いろいろやりすぎちゃうってのはあるあるだなと思います。

次に「施策」ですが、これは勝ち筋を実現するための具体的な作戦とか、一連の行動計画の塊ですね。ここでよくあるのは、達成・改善すべきKPI、KGI、その目標値、責任者、期限などがちゃんとセットになってないケース。

全ては仮説なので、検証して改善しなきゃいけないんですけど、割と検証しないでやりっ放しっていうのもけっこうある。

最後に「解像度」の話ですが、『解像度が高いというのは一つの事象や原因や構造、流れを適切に要素分解した上で、その要素について詳しく言える状態』* であったりとか、『どの要素が重要なのかを的確に見定められていること』* ですね。

* 引用元:馬田隆明(東京大学FoundX): 解像度を高める Speakerdeck

戦略と施策を解像度高くできると、パンチを受けた時もあんまり怯まないプランが立てられるんじゃないかなと思いながら支援しています。

ここで沢木さんと中嶋さんに質問なんですけれども、お二人はどれぐらいの頻度で全社、部門戦略、施策を策定してますか?

沢木:支援いただく前は、この辺りができてなかったですね。解像度が低いから戦略が描けない。戦略が描けないから会社の方向性が揃わない。で、全体のスピードが落ちていく、みたいなことが起きてました。

:中嶋さんのところはどうですか?

中嶋:うちは逆に、細かく細かく把握していきたくなるタイプだったので、全部理解していないと気が済まないというのがボトルネックでした。自分が理解していることが理解されているとは限らない、というところにも苛まれることはあるかな。

:意外と大事なのは、その戦略ってちゃんとドキュメントに落ちてますか?ということです。あとはモニタリングの検証もですね。週次では追っかけているのに、クオーターとか半期では振り返りされていないなども、あるあるかなと思います。

沢木・中嶋:あるあるですね。

次につづく:一般的な支援と違う「GB流の支援」とは

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リファレンスチェック「back check」、採用時のコンプラチェック機能を提供開始

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HRTech スタートアップの ROXX は4日、同社が提供するリファレンスチェックシステム「back check」に、コンプライアンスチェック機能を追加、提供を開始したことを発表した。KYC コンサルティングが提供するコンプライアンスチェックシステム「Solomon」との API 連携により実現する。ユーザの設定にもよるが、back check ではリファレンスチェックを経て、最終選考プロセスに…

「Solomon」と連携した「back check」。情報が見つかると、「信用調査結果」欄に「該当あり」と表示される。
Image credit: Roxx

HRTech スタートアップの ROXX は4日、同社が提供するリファレンスチェックシステム「back check」に、コンプライアンスチェック機能を追加、提供を開始したことを発表した。KYC コンサルティングが提供するコンプライアンスチェックシステム「Solomon」との API 連携により実現する。ユーザの設定にもよるが、back check ではリファレンスチェックを経て、最終選考プロセスにまで進んだ候補者に半自動的にコンプライアンスチェックを適用することが可能になる。

2013年に創業、その後、以前のサービス「SCOUTER」からピボットした ROXX は現在、クラウド求人データベース「agent bank」とリファレンスチェックシステム「back check」が経営の柱となっている。back check は今年10月でサービス提供から約2年を迎えるが、これまでに累計15,000件以上のリファレンスチェックに利用された。中途採用におけるミスマッチに悩む企業のニーズを捉え、同社がこれまで想定していたよりも大きな企業がユーザに増えてきたという。

大企業においては、採用候補のリファレンスに加え、将来のリスク管理に備えてコンプライアンスチェックを求める傾向は強い。また、スタートアップにおいても、上場審査の際には反社チェックなどが実施されるので、まだ、アーリーやミドルの段階から新規入社する社員をチェックしておきたい、というニーズは根強い。近年、さまざまなコンプライアンス・反社チェックツールが登場しているが、ROXX では今回の連携により、採用プラットフォームの中で統合的にチェックできることによる利便性向上を強調している。

アメリカでは、ギグワーカーのバックグラウンドチェックサービス「Checkr」が累計3億米ドルを調達、先月には人材インテリジェンスプラットフォーム「Eightfold AI」と提携したのは記憶に新しい。このほか、Instant Checkmate(経歴チェック)、Truthfinder(犯罪歴チェック)など複数のバックグラウンドチェックサービスが台頭し、バックグラウンドチェック市場規模はアメリカだけで28億米ドル(2021年)、世界で49.5億ドル(2020年)に上る。働き方の多様化や人材流動の高まりにより、今後需要が高まるとみられる。

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20代経営者で30年後に一番大きくなるのは中嶋ーー隠れたキーマンを調べるお・ROXX山田氏

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編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。シーズン2として2020年に再開 求人企業と人材紹介会社間を繋ぐ求人流通プラットホーム「agent bank」の運営および、オンライン型のリファレンスチェックサービス「…

ROXX取締役COOの山田浩輝氏

編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。シーズン2として2020年に再開

求人企業と人材紹介会社間を繋ぐ求人流通プラットホーム「agent bank」の運営および、オンライン型のリファレンスチェックサービス「back check」を展開するスタートアップ ROXX。会社のバリューは「ROCK」「JAZZ」「PROGRESSIVE」、オフィスには多くのギターとドラムセット…。

まさに「ロック」なROXXの代表の中嶋汰朗氏は常日頃から革ジャンを身にまとい、多くのメディアに登場し、ロックスターさながらの存在感を放っていますが、そんなROXX、中嶋氏を影で支えるのが今回お話を伺った取締役COOの山田浩輝氏です。中嶋氏との運命の出会いから、新サービスを生み出す苦労など、とても多くのことを聞いてきました。ぜひお読みください!

彼は一通り自分の話したい事を話すと満足して帰っていった

大柴:中嶋さんとは大学の同級生なんですよね?

山田:そうです。同じ経営学部で10クラスくらいあったんですが、同じクラスでした。入学直後にオリエンテーションがあって、そこで中嶋と同じグループになったんですよ。名前の順でグループ分けされて、たまたま同じグループになりました。

大柴:オリエンテーションではどんなことをやったのですか?

山田:「タンブラー(容器)がもっと使われるようにするには?」みたいなお題で各グループごとに考えて、発表するようなものです。中嶋は最初っからしゃべりっぱなしで、グループを仕切っていましたね(笑。自分はその次くらいに発言をしてました。結局自分たちのグループが最優秀に選ばれました。

大柴:おぉ、すごい。それをきっかけに二人は仲良くなったんですか?

山田:いや、べつに仲良くなったわけではなく「認識」した程度です。連絡先を交換したわけでもなく。ただ教室でよく話しかけてこられました。彼が一方的に(趣味の)車のことや音楽のことやフィギュアのことなどを話すのをずっと聞いていました(笑。

大柴:山田さんも車や音楽などが好きなんですか?

山田:全く興味ないですね。興味はないんですが、人の話を聞くのが好きなので、相槌しながら聞いてました。彼は一通り自分の話したい事を話すと満足して帰っていきました(笑。

大柴:今とあまり変わらない(笑。そんな関係性なのに、中嶋さんが起業を志して山田さんをパートナーに選んだのはなぜなんですかね?

山田:授業でプレゼンをする機会が定期的にあるんですが、そういうのは自分はちゃんとやるタイプでした。ダサいプレゼンは嫌なので、資料も作り込んでたし、内容もまともだったと思います。そういうのを中嶋が見てて「いいな」と思ったのかもしれません。自分にないものを持ってる人間を集めて起業しようとしてたと思うので。バンドと一緒ですね。「俺がギター、ボーカルだからベースとドラムを探そう」というノリに近いと思います(笑。

大柴:なるほど(笑。中嶋さんも授業には出てたんですね

山田:興味のある授業にはちゃんと出てましたね。

大柴:じゃあ中嶋さんもプレゼンしてたんですか?どうでした?

山田:デザイン的なものはすごく良かったです。派手だったし、動きのある資料になってて「パワポでああいうことできるんだな」と感心しました。内容は大したことなかったですけど(笑。

大柴:めちゃ面白い(笑

前田敦子さんに教えてもらった「人間の心」

大柴:一旦時計の針を戻して、山田さんの子供の頃の話を聞いてみたいと思うのですが。一言で言うとどんな子供でしたか?

山田:生意気な子供だったと思います。年の離れた兄姉がいる末っ子で、人生を俯瞰して見ているような、冷めた子供だったと思います。口癖は「めんどくさい」でした。

大柴:高校1年の時に転校してるんですよね?

山田:はい。最初に入った高校は、東大を目指すような進学校で、東大を目指すので全教科やらないといけない。それが嫌だったんですよ。どうにも嫌でその学校を辞めて、他の学校に転校することにしたんですが、なかなか受け入れてくれる高校がなく、結局最初に入った高校とは全く文化の違う、偏差値は20下の高校に転校することになりました。

大柴:高校で転校するってあまりない事例ですよね

山田:そうですね。幸い両親は理解してくれました。転校した高校はいろんな人がいて、校風も自由だったので転校したことは正解でした。ただ、高校生活全体を考えて「面白かったか?」と問われると、そうではなかったと思います。

大柴:なるほど

山田:転校先の学校は大学に進学する人がほとんどいなくて、その中で自分は大学進学希望だったので、一人でいろいろと作戦を練りました。過去問を買ってきて、各大学の傾向を分析して、自分に向いている入学テストを実施している大学を選びました。結果的に青山学院に合格して入学することにしました。

大柴:高校時代はあまり面白くなかったということですが、何か趣味のようなものはなかったんですか?

山田:趣味というか、AKBにハマっていました。特に前田敦子さん。彼女に「人間の心」を教えてもらったようなものです。

大柴:どういうことですか??

山田:自分は幼少期からずっと冷めた子供でしたが、ある時、前田敦子さんが、望んでいないセンターに抜擢されて、その責任を果たすために努力をするが、彼女はそういう努力のようなものが表に出ないタイプで、誤解されがち。でも努力はしてるんですよ。そんな事を彼女が涙ながらに語ってる光景を見て、心を動かされました。

人の気持ちとか努力とかって必要なのか?とずっと思っていたんですが、彼女のスピーチを聞いて「努力って大切なんだな、人の気持ちって大切なんだな」と悟りました。その頃、哲学にもハマっていて、感情のような非合理的なものと哲学が結びついて。なので、AKBと哲学がその頃一番ハマっていたものです。

20代の経営者で30年後に一番大きくなれるのは中嶋

大柴:高校の転校という大きな出来事を経て、大学に入学し、クラスメイトにたまたま中嶋さんがいた。そして彼に誘われて一緒に起業した。ここまでの話をまとめるとこんな感じです

山田:はい。大学で「ベンチャー企業論」という講座を中嶋が受講していたんです。それに感化されて、彼は起業を決めたそうです。ある時「お前、どうせ就職できないだろ?一緒に起業しようぜ!」と言われ、「いいよ」と即答しました。

大柴:なぜ即答できたのですか?

山田:自分でも就職は向いていないと感じていましたし、いつか自分の人生の目標を達成するには、起業という道を選択する必要性があると考えていました。しかし自分にはトップに立って会社を引っ張るようなタイプではないとも自認していて、それができる人と起業するしかないと。中嶋はまさにそれができるタイプでした。

大柴:補完性のようなものですね

山田:はい。自分と真逆の人間なんですよ、中嶋は。自分が大嫌いなものが、彼は大好きだったりします。例えば「人に興味を持つ」「熱量を持って話す」というのは自分は全くないんです。「大人」と話す事も嫌い。でも中嶋はそういうのが好きなんですよね。

大柴:コミュニケーション力ありそうですよね、中嶋さんは

山田:いや、コミュニケーション力はないです。コミュニケーションって意思疎通ができる、こちらの言いたいことが伝わり、あちらの言いたいことを受け止めることじゃないですか。でも中嶋の言ってることは、よくわからないことも少なくないし、言葉が足りなくて理解できないとか、人の話もあまり聞いてなかったり(笑。

でも、人と接しようという姿勢がすごい。なんだかわからないけど、面白いやつだし、悪いやつじゃなさそうだな、って相手に思わせる能力はすごくあると思います。ただ、それが「コミュニケーション能力」かというと違うかなと(笑。

大柴:なるほど、確かに(笑。そう言えば、先ほど木下さん(Skyland Venturesパートナーの木下慶彦氏)に「ROXXの山田さんに取材行くんだけど何か質問ありますか?」って聞いたら「なんで中嶋をずっと信じ続けていられるのか?」って言ってて(笑。どうですか?

山田:そうですね、2つ理由があって、1つ目は「変わり続けている人だから」、2つ目は「上手くいくまで辞めないのが確実な人だから」ですかね。この2つがあれば失敗しないんですよ。

大柴:たしかに。そういうのがあるから信じ続けてる、一緒にやり続けているわけですね

山田:はい。彼はとにかく諦めない。失敗した事を自分の中に取り込む事ができる。頭の良さとかそういうのとは違うなにかを彼は持っている。

大柴:なるほど

山田:自分はNo2として、トップの彼には多くの失敗をさせたかったんです。失敗から学ぶことは多いので、会社にとって致命的になりうる事以外はやらせてきた。97%くらいは「いいよ、やろう」って言ってきた気がします。中嶋は昔は直線的に山を登ろうとしていた。それは焦りからくるものだと思うんですが、焦ると失敗して遠回りをする羽目になる。それを繰り返すことにより、失敗が身体に染み込んで、ようやく「一番高い山の登り方」を理解してきたように感じます。最近ようやく「急がば回れ」を本当に理解してきたように思えます。

大柴:成長を感じるわけですね

山田:そうですね。昔は短気で、短気が悪いわけではないですが、その悪い部分ばかりが出てしまっていた。でも失敗を重ねながらも前進し、いろいろな経験を身体に染み込ませていくうちに、正しいことが本能でわかるようになってきた。物事を本質的にロングスパンで考えるようになってきました。

ダメな部分をコントロールできるようになってきて、とても経営者としてバランス良くなってきた。僕は「現在20代の経営者で30年後に一番大きくなれるのは中嶋」だと確信しています。本気で覚悟を決めてるし、失敗を含むたくさんの経験を積んできている。現時点では遠い存在ですが、将来(青学の先輩であるサイバーエージェントの)藤田さんに匹敵する存在になれると思ってます。

緩んだ空気を一掃するため自ら先頭に立つ

ROXXのbackcheck

大柴:山田さんのnoteは昨年の9月で更新が止まっています。対外的なイベント出演なども同じ時期から極端に減ったように見受けられます。最後のnoteではリファレンスチェックサービス「back check」の立ち上げに集中するようなことが書かれていました

山田:コロナの影響もありましたが、対外的なことを全くやらなかった一年でしたね。ROXXはバンドがアルバムを出すように次々と新しいプロダクトを世に出していく会社にしたいと思っています。当時「agent bank」という人材データベースのプロダクトが主力に育っていましたが、その次のプロダクトを成功させないと自分たちの存在意義、未来はないと思っていました。

大柴:一発屋では終わらない、みたいな

山田:そうです。ですので、この「agent bank」に続くプロダクトである「back check」を絶対に成功させなくてはいけませんでした。でも当時社内は少し緩んだ状態でした。新しく入ってきた人も「イケてる会社に入ってきた」「agent bank」で安泰の会社」と思ってるようなとこがあった。そんなんじゃ未来はない。覚悟を持って本気でやらないと上手くいかない事を社内に伝える必要があったんです。それで自分が陣頭指揮を取り、自ら先頭で仕事に打ち込みました。メンバーに「本気」を要求するにあたって、自分が「本気」じゃなかったら伝わりません。

大柴:率先垂範ですね

山田:はい。もう倒れる寸前まで気力を振り絞って「back check」の立ち上げに奮闘しました。その結果、サービスは世の中に受け入れられ、社内の空気も締まりました。

大柴:ちなみに「agent bank」立ち上げの時はどういう感じだったんですか?

山田:あの時は「SCOUTER」しか事業がなく、しかも「SCOUTER」が伸び悩み、会社もブレ始めていたんです。社内の空気も悪くて、ある時メンバーの一人がキレたんです。「会社もサービスもブレブレじゃないか!」って。売上もなく、キャッシュもない、会社の空気も最悪。とにかく会社を存続させるために売上を作らないといけない。そこで「SCOUTER」に続く新プロダクトを作る必要になり、生まれたのが「agent bank」です。自分とキレたメンバー、そしてもう一人(現在の「agent bank」事業部長)の3人でやりました。

大柴:中嶋さんは「agent bank」に関わってないんですね

山田:はい、むしろ関わらせないようにしました。「俺らで売上作るからSCOUTERをやりきってくれ」って。中嶋にとって「SCOUTER」は愛着のあるサービス。社名も創業時のRENOからSCOUTERに変えたくらい。だからやりきらせたかった。それに、あそこで「agent bank」を中嶋がやるのは違うかなって思ったんです。

大柴:というと?

山田:彼自身「SCOUTER」はまだいけるって思ってたんです。だからそこに集中させたかった。それに「agent bank」は「会社が生きるための事業」だったんです、当時は。そういう生き残させるためのサービスに彼を関わらせたくなかった。彼には前向きな事をやり続けて欲しかったんです。彼には「一切関わらないでくれ」と意思表示し、自分が責任持ってやることにしました。サービス名もロゴも。そういうクリエイティブな事は中嶋が一番口を出したいとこですが、出させませんでした。

大柴:それでもやっぱり気になって口を出してきたりしませんでした?

山田:いや、それはなかったです。ロゴなんかも内心は「ダセェな」と思ってたみたいですが、口には出してこなかったです。「agent bank」は上手く立ち上がり、現在ではROXXの主力事業に育ちました。一方「SCOUTER」はサービスを終了しました。

大柴:でも中嶋さんとしては「SCOUTER」をやりきったし、失敗から学んだことも大きかったということですね

山田:はい。「agent bank」を立ち上げるまで、自分は管理系を主にやっていましたが、新規事業を立ち上げることができた。後日中嶋から「山田って事業作れるんだな」って言われました(笑。 自分しか事業を作れないという考えから、みんなもやればできるんだなというマインドに変化できたんじゃないでしょうか。

自分が語るビジョンは中嶋のビジョン

大柴:さて、そろそろ締めに入っていこうかと思うのですが、山田さんのこれからの展望など聞かせていただけますか?将来の夢とか

山田:将来の夢は明確で、高校を作りたいと思っています。

大柴:高校ですか?

山田:そうです。高校を転校するという経験もありましたが、とにかく高校時代はつまらなく、幸せだったとは言いきれない毎日を過ごしてきました。そんな僕が幸せになれるような高校を作りたいです。良くも悪くもROXXという会社は自分の人生のプロセスにすぎないんです。

大柴:なるほど

山田:先ほどもお話したように、中嶋はこの会社を続けるという覚悟を持っている。その礎となるような、中長期的な会社の成長の仕組み作りをCOOとしてずっとやってるんです。どこかで自分のゴールを見つけることができたら、その次のフェーズにもっともふさわしい人にCOOを譲り、自分は夢である高校設立に全力を注ごうと考えています。それまでは全力でROXXに集中します。

大柴:仕組み作りの進捗はいかがですか?

山田:新規事業が立ち上がった後に、ちゃんと事業を任せられる人材は育ってきました。ただ新規事業を中嶋、山田以外にゼロから生み出せるかというとわからない部分がある。そこもできるようになればかなりの前進です。

大柴:たしかにそうですね

山田:中嶋の人間的成長もあって、だいぶ組織として強くなってきたように思います。中嶋の言葉がだいぶ組織に伝わるようになってきたと思うので、そこは大きいですね。社長の言葉というのはどんなことでもいつも合理なんです。正しいんです。でも正しさがみんなに拒否されているような時期もありました。でもそういう空気感を社長が気にして、言いたい事を言えなくなったら終わりです。なので、自分がその間に入り、中嶋のビジョン伝達をサポートしてきました。自分が語るビジョンは中嶋のビジョンですから。

大柴:社長が言いたい事を言えなくなったら終わり…おっしゃるとおりですね。まさに「隠れたキーマン」「No.2」というお話をたくさん伺えました。ありがとうございました

編集部より情報開示:今回取材頂いたROXXは大柴氏がフェローを務めるEast Venturesの出資先でもあります。こちら情報開示としてお知らせいたします

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コロナ禍で変わる採用テクノロジー、注目は「採用の分散化」と「リモート福利厚生」

本稿は独立系ベンチャーキャピタル、グローバル・ブレインが運営するサイト「GB Universe」に掲載された記事からの転載。Universe編集部と同社の坂本祥子氏が共同執筆した。 お知らせ:11月21日にグローバル・ブレインでは支援先40社を集めたオンライン採用イベントを開催。詳細はこちらから ニュースレターの購読 注目すべき記事、世界のスタートアップシーンの話題、BRIDGE 主催のイベントに…

本稿は独立系ベンチャーキャピタル、グローバル・ブレインが運営するサイト「GB Universe」に掲載された記事からの転載。Universe編集部と同社の坂本祥子氏が共同執筆した。

お知らせ:11月21日にグローバル・ブレインでは支援先40社を集めたオンライン採用イベントを開催。詳細はこちらから

感染症拡大防止を受け、企業における採用活動も大きな岐路に立っている。

例えばオンライン面接の拡大はその影響のひとつだ。グローバル・ブレインでは先頃、採用ソリューションを手掛けるmanebi(マネビ)に出資したが、彼らもまた提供するオンライン採用・研修ソリューション「playse.」を大きく伸ばしている。昨年11月公開したウェブ面接ツールは、公開後8カ月で1,100社が導入した。

この大きな変化の時期、何が課題となり、どこに余白が生まれるのか。本稿では特に採用の前後で発生する変化に注目してトレンドを探ってみたいと思う。

オンライン面談は何を変える

オンラインでの面談を経験した方であれば、多少なりとも対面と異なる部分を感じただろう。候補者の雰囲気や性格など定性的な情報収集がやや難しくなった一方、多くのデータを収集できるようになったのは進歩と言える。

ここで注目したいのが面接プロセスの分散化というアイデアだ。

オフライン面接の場合は「場所」と「面接官」の2要素が必要となる。一方、オンライン面接の場合「面接官」だけでできるので、例えば採用スクリーニングのプロセスを外部委託することも考えられる。

シアトル拠点の「Karat」は、企業に代わってエンジニア候補者の面接を担当してくれる。顧客企業の方で予め選定した候補者たちを、彼ら独自の質問とスコアに当てはめて評価する。その結果得たフィードバックから企業は面接プロセスを先に進めるのだ。利用企業は第三者によってフェアに候補者を判断できる点も買われている。

なによりこの事例で理解できるのは「データ」の重要性だ。様々な企業のオンライン面接を請け負うことで、的確な質問やコーディングディスカッションの手順をノウハウとして蓄積することができる。結果、評価する際のスコアの精度はどんどん上がっていくことになるだろう。

ROXXが展開する「back check」

履歴の評価(リファレンス・チェック)も重要なポイントだ。バックグラウンドチェックは欧米のギグ・ワーカーの台頭によって市場を大きく拡大したサービスで、米国では「Checkr」が一番手として有名だが、日本ではROXXが展開する「back check」が拡大中だ。昨年10月に正式リリースしたばかりだが、既に累計導入社数は500社を突破1している。

例えばROXXのような企業がKaratが手掛ける採用スクリーニングを開始すれば、リファレンスまで含めた採用候補のスコアリング・ポートフォリオが一気通貫に提供できることになる。

オンライン面談の課題

しかし当然ながら課題もある。現在、採用担当は会えない分をなんとかしようと、コミュニケーション接点作ることにリソースをかけている。手間も大きく、応募者側も継続的にコンタクトが欲しいわけではない。オンラインになった結果、辞退しやすくなったことも要因としてある。いわゆる「ドタキャン」だ。

この効率化を進めているのがmanebiのソリューションになる。現在、playse.ブランドウェブ面接eラーニングを展開しており、9月から選考辞退などを防止するエンゲージメントソリューションを開始した。特に重要なツールが動画で、オンライン就職活動における動画情報提供は、7割以上が志望動機向上につながるという調査結果もある

mabebiの展開する「playse.エンゲージメント」

playse.エンゲージメント」は動画で採用候補者・新入社員に会社の文化やルールを浸透させるツールで、二次面接の後に動画A、オファー後に動画Bのように視聴状況を確認しながら選考プロセスと動画を紐づけ、また、各動画の視聴後にテストをすることで浸透度を測ることも可能になっている。建設関連の利用企業はこれにより面接辞退の率が昨年比で50%も改善した。

さらにデータを活用することで、将来的には採用目標数や達成度を求職者の志望度(情報取得の度合いで計測)、選考状況、プロセス途中のアンケートなどから可視化・予測することも可能になる。

定着支援に必要な福利厚生の考え方

こうやって採用後にやってくるのが「定着」だ。いわゆる離職率を下げる一連の施策を、企業から離れた場所にいる従業員に対して的確に実施しなければいけない。

ここで考えておきたいアイデアがリモート環境でも使える福利厚生だ。「Zestful」は従業員が自分で福利厚生内容を選べるサービスで、NetflixやStarbucks、Spotifyといった私たちが日常的に使うようになったサービスを従業員が自由に選び、与えられた福利厚生予算を自分の裁量でパッケージングすることができる。

Zestfulの利用企業は、同社が提携するベンダーの中から従業員に提供したいサービスを選び、プログラム名を付ける。たとえば月最大50ドルまで補助される「Healthy&Happy」と名付けたプログラムから、自由にClassPassやCalm、Headspaceといった運動・ウェルネス系サービスを従業員が選べたりする。従業員が通わないような指定ジムでしか提供されない福利厚生より柔軟性を持つのだ。こうしたプログラムは複数持つことができ、仮に企業側が従業員の健康を推進したいのならば、Healthy&Happyに対する予算割合を増やす設計にもできる。

たとえば企業がリモート環境下でも健康的な生活を送って欲しいと思い、東京に多く拠点を持つジム費用を浮かせる福利厚生パッケージを提供したとしても、同じ系列ジムを持たない遠方のリモート社員は使えない。このギャップを埋める柔軟性が必要となる。そのソリューションの1つがZestfulにある。

HRWinsによると、ベンチャーファームは2019年の第1四半期だけでHRテック企業に17億ドルを投資しているというデータもある。また別のレポートによると、2019年の投資額は238件で53.3億ドルに達し、2018年の投資総額40億ドルから20%以上増加している。感染症拡大という未曾有の出来事で、HR市場も大きく動くことが予想される。新たな課題をいち早くキャッチすることが求められるだろう。

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リファレンスチェック「back check」運営のROXXが9億円を調達

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HRTechのサービスを展開するROXXは5月18日、グローバル・ブレインおよび日本郵政キャピタルを引受先とする第三者割当増資の実施を公表している。調達ラウンドはシリーズBで、調達した資金は9億円。これまでの累積調達総額は約20億円となる。 調達した資金は、人材紹介会社向けの求人流通プラットフォーム「agent bank」と月額定額制リファレンスチェックサービス「back check」へ投資すると…

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HRTechのサービスを展開するROXXは5月18日、グローバル・ブレインおよび日本郵政キャピタルを引受先とする第三者割当増資の実施を公表している。調達ラウンドはシリーズBで、調達した資金は9億円。これまでの累積調達総額は約20億円となる。

調達した資金は、人材紹介会社向けの求人流通プラットフォーム「agent bank」と月額定額制リファレンスチェックサービス「back check」へ投資するとともに、両事業の採用を強化するとしている。

agent bankは人材紹介会社が月額利用料のみで自社の抱える転職希望者を掲載企業に紹介できるサービス。単月紹介数は約1万件規模となっている。back checkは書類選考や面接だけでは分からない、採用候補者の経歴や実績に関する情報を、候補者の上司や同僚といった一緒に働いた経験のある第三者から取得することができるリファレンスチェックサービス。従来のリファレンスチェックサービスと比べて1/10程度の低単価での実施が可能。2019年10月に正式リリースし、2020年2月時点で累計導入企業数は300社を突破している。

同社は、両サービスへの積極投資により、テレワーク環境下の採用オンライン化をサポートしていくという。

via PR TIMES

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リファレンスチェック「back check」など提供のROXX、サイバーエージェントなどから5億円調達

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ROXXは2月19日サイバーエージェント、SMBCベンチャーキャピタル、みずほキャピタル、三菱UFJキャピタルを引受先とする第三者割当増資の実施を公表した。シリーズBラウンドで、調達した資金は5億円。同社の累積資金調達総額は約12億円となった。 同社は人材紹介会社向けの求人流通プラットフォーム「agent bank」および月額定額制リファレンスチェックサービス「back check」を運営する。 …

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ROXXは2月19日サイバーエージェント、SMBCベンチャーキャピタル、みずほキャピタル、三菱UFJキャピタルを引受先とする第三者割当増資の実施を公表した。シリーズBラウンドで、調達した資金は5億円。同社の累積資金調達総額は約12億円となった。

同社は人材紹介会社向けの求人流通プラットフォーム「agent bank」および月額定額制リファレンスチェックサービス「back check」を運営する。

agent bankは掲載されている2,000件以上の求人に対して、人材紹介会社が月額定額で自社で抱える転職希望者を掲載企業に紹介することが可能なサービス。求人企業は、完全成功報酬型で募集求人を何件でも無料で掲載できる。累計400社の人材紹介会社から掲載求人に対して紹介が集まる。

back checkは、書類選考や面接だけでは分からない採用候補者の経歴や実績に関する情報を、候補者の上司や同僚といった一緒に働いた経験のある第三者から取得することができるリファレンスチェックサービス。採用予定の職種やポジションに合わせて数十問の質問を自動生成し、オンライン上で簡単にリファレンスチェックを実施できる。

今後は両事業への投資と採用を強化するという。

via PR TIMES

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ソーシャルヘッドハンティングの「SCOUTER」、シリーズAラウンドで総額1.5億円を資金調達——転職相談、医療系人材の分野にもサービス拡大へ

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ソーシャルヘッドハンティング・サービス「SCOUTER」を運営する SCOUTER は12日、シリーズAラウンドで1億5,000万円を調達したことを発表した。このラウンドに参加したのは、ANRI、SMBC ベンチャーキャピタル、ベクトル(東証:6058)、Skyland Ventures のほか、個人投資家として、フリークアウト・ホールディングス代表取締役社長の佐藤裕介氏と名前非開示の個人投資家2…

SCOUTER 共同創業者兼代表取締役の中嶋汰朗氏
Image credit: SCOUTER

ソーシャルヘッドハンティング・サービス「SCOUTER」を運営する SCOUTER は12日、シリーズAラウンドで1億5,000万円を調達したことを発表した。このラウンドに参加したのは、ANRI、SMBC ベンチャーキャピタル、ベクトル(東証:6058)、Skyland Ventures のほか、個人投資家として、フリークアウト・ホールディングス代表取締役社長の佐藤裕介氏と名前非開示の個人投資家2名。これは SCOUTER にとって、2016年9月に実施したプレシリーズAラウンドでの6,100万円の調達に続くものだ。

SCOUTER の設立は2013年11月(当時の社名は RENO)。イーアクセス創業者の千本倖生氏との出会いをきっかけに、青山学院大学の学生だった中嶋汰朗氏が、同窓生ら2人と共に創業。2016年3月31日に SCOUTER をローンチし、5月に宮崎で開催された Infinity Venture Summit 2016 Spring ではファイナリストに選ばれている。

<関連記事>

SCOUTER は、審査をパスしたユーザ(スカウターと呼ばれる)が、転職を希望する知人や友人に求人情報を共有し企業に推薦することで報酬が得られる、リファラル採用のサービスを提供。紹介した知人や友人が企業に採用されると、スカウターは、紹介した人の年収の5%を報酬として受け取ることができる。

SCOUTER のリリースから1年が経過し、同社はスカウター申込者数が5,500名、雇用契約を結ぶスカウター数が2,200名、累計掲載求人数は3,500件以上、累計掲載企業数は1,000社を超えたことを明らかにした。今回調達した資金を使い、SCOUTER はプラットフォーム化とデータベースを用いた事業展開に向けて、開発体制・マーケティング施策を強化するとしている。

具体的には、同社は、転職者が最適なスカウターを探して転職相談ができる「SCOUTER Pro」を今夏に、医療系人材に特化した「SCOUTER MEDICAL」を年内にローンチすることを明らかにしている。また、SCOUTER Pro の提供を前に、6月には SCOUTER の機能アップデートを予定しているという。

Image credit: SCOUTER

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ソーシャルヘッドハンティングの「SCOUTER」がプレシリーズAラウンドで6,100万円を調達——社名もあわせて変更

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ソーシャルヘッドハンティング・サービス「SCOUTER」を運営する RENO は6日、プレシリーズAラウンドでクルーズ(東証:2138)、East Ventures、三菱UFJキャピタルから総額6,100万円を調達したと発表した。同社にとっては、2016年1月の資金調達(詳細不明)に続くものだ。また、今回の調達にあわせ、同社は社名を RENO から SCOUTER に変更したことも明らかにしている…

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ソーシャルヘッドハンティング・サービス「SCOUTER」を運営する RENO は6日、プレシリーズAラウンドでクルーズ(東証:2138)、East Ventures、三菱UFJキャピタルから総額6,100万円を調達したと発表した。同社にとっては、2016年1月の資金調達(詳細不明)に続くものだ。また、今回の調達にあわせ、同社は社名を RENO から SCOUTER に変更したことも明らかにしている。

RENO は2013年11月、イーアクセス創業者の千本倖生氏との出会いをきっかけに、青山学院大学の学生だった中嶋汰朗氏が、同窓生ら2人と共に創業。2016年3月31日に SCOUTER をローンチし、5月に宮崎で開催された Infinity Venture Summit 2016 Spring ではファイナリストに選ばれている。

SCOUTER は、審査をパスしたユーザ(スカウターと呼ばれる)が、転職を希望する知人や友人に求人情報を共有し企業に推薦することで報酬が得られる、リファラル採用のサービスを提供。紹介した知人や友人が企業に採用されると、スカウターは、紹介した人の年収の5%を報酬として受け取ることができる。

<関連記事>

サービスのローンチから5ヶ月間で、スカウター申込者は1,000人超で、晴れて審査をパスしスカウターとなった人は400人超。また、SCOUTER 上で公開されている掲載求人数は累計1,500件を超えているとのことだ。ただし、スカウターにより何人が企業に紹介され採用されているのか(紹介率や採用率)、スカウターへの支払報酬総額などは開示されていない。

今回調達した資金を使って、同社では開発体制・マーケティング施策を強化するとしている。

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左から:クルーズ 代表取締役社長 小渕宏二氏、SCOUTER 代表取締役 中嶋 汰朗氏
Image credit: SCOUTER

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企業文化との相性を重視、友人知人の転職者紹介で最低15万円の報酬が出るソーシャルヘッドハンティング「SCOUTER」

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特に海外では、人材をリクルートした社員や社外の人間に対して、企業が個別に報酬制度を設けるリファラル採用が珍しくありません。転職を希望する人の環境や性格を把握しているため、人材と企業との相性をより正確に見極めた上での推薦が可能だからです。 同様のコンセプトに基づいた転職サービスが、RENOが運営する「SCOUTER(スカウター)」です。登録ユーザが、身の回りにいる友人知人に合った求人情報を共有して企…

Scouter

特に海外では、人材をリクルートした社員や社外の人間に対して、企業が個別に報酬制度を設けるリファラル採用が珍しくありません。転職を希望する人の環境や性格を把握しているため、人材と企業との相性をより正確に見極めた上での推薦が可能だからです。

同様のコンセプトに基づいた転職サービスが、RENOが運営する「SCOUTER(スカウター)」です。登録ユーザが、身の回りにいる友人知人に合った求人情報を共有して企業に推薦することで、最低15万円の報酬を受け取ることができるもの。今年3月末にβ版をリリースしました。現在、公開求人だけで850件以上が公開されています。

スカウターは280名、マネージャー職以上が3分の2超

登録開始から4ヶ月で申込者数が780人を超えた「スカウター」(企業に人材を推薦する人)。Webサイトでスカウターに応募すると、Facebookなどの情報をもとに審査が行われます。この審査を通過する割合は、71%。審査では、友人数、職歴、役職、また同じ業界につながりがあるかどうかといった情報が考慮されます。スカウターのうち、マネージャー職以上、何かしら役職を持っている人が3分の2以上を占めています。

一般職よりマネージャー職以上のスカウターが多い理由には、人脈や業界における経験年数だけでなく、スカウターとしての活動が副業扱いになることが挙げられます。個人のスカウターは、厚生労働省から有料職業紹介事業の免許を取得している運営会社RENOとアルバイト契約を結ぶ形。採用企業から、RENOに紹介した人材の年収の30%が支払われ、紹介者に5%、転職者に5%が支払われます。

転職希望者との面談内容をレポート

スカウターは各求人ページから自分用の求人URLを生成し、転職希望の友人知人にLINEやFacebookメッセンジャーなどで共有します。転職希望者は、気になったものにエントリー。この時点では企業へのエントリーはまだ完成しておらず、この後、スカウターが人物の推薦文を書いて初めてエントリーが完了する仕組みです。この推薦文は後に企業に評価されるため、スカウターのクオリティーチェックとして機能します。

SCOUTERのリファラル採用の特徴は、それがオンラインでは完結しないこと。スカウターには、転職を希望する友人知人とオフラインで会うことが条件として課せられています。今の職場への不満、転職したい理由など、相手と話した内容をスカウターが運営側にレポートしてフィードバック。このレポート内容を基に、運営側がスカウターに求人の提案をします。紹介料以外にも、スカウターにはその他の活動時間に対して時給が支払われ、また1回目の面談には最大5000円の食事代補助も。

「企業文化との相性を重要視しています。こういう部分は、友人知人だから話せる部分も多いはずです。まずは気軽に転職相談に乗ってもらう数を増やしたいと考えています。スカウターとして活動するというより、日頃いろんな方に会って悩み相談を受けたりしながら、SCOUTERの存在を気に留めてもらい、必要に応じて活用してほしいと考えています」。(運営会社RENO代表取締役社長 中嶋汰朗さん)

企業文化との相性を鑑みた推薦

運営会社RENO 代表取締役 中嶋汰朗さん
運営会社RENO 代表取締役 中嶋汰朗さん

代表取締役である中嶋汰朗さんは、大学3年生の時に人材紹介の領域で会社を立ち上げ、就職活動に困る身の回りの学生に就職先を紹介していました。学生の性格や志向性を把握しているため、企業と学生双方に望ましいマッチングを実現することができていました。人材紹介の質を維持しながら、より事業規模を拡大するにはと考えて立ち上げたのが、SCOUTERです。

求人のマッチング精度を上げるため、SCOUTERでは仕事内容や会社概要といった一般的な情報に加えて、スカウターに対して限定情報を公開。企業は、「この職にはこういう性格の人が向いています」「こんな志向性を持った人を募集しています」など、ソフト面での相性を判断できる材料を提供します。それに対して、スカウターは企業にチャットで細かな質問を投げかけることも可能です。

「一般的な転職会社では、エージェントの言葉を鵜呑みにするしかありません。体育会系の雰囲気についていけるのか?チームワークに合っているのかなど、それを友人知人として性格を知った上で推薦してくれるため、転職者も安心して任せることができます」。(中嶋汰朗さん)

現在は、スカウターが企業に対して人を紹介する流れですが、今後は企業がヘッドハンティング的に人材を探すような双方向のマッチングを実現していく予定です。

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