
Image credit: SCOUTER
ソーシャルヘッドハンティング・サービス「SCOUTER」を運営する SCOUTER は12日、シリーズAラウンドで1億5,000万円を調達したことを発表した。このラウンドに参加したのは、ANRI、SMBC ベンチャーキャピタル、ベクトル(東証:6058)、Skyland Ventures のほか、個人投資家として、フリークアウト・ホールディングス代表取締役社長の佐藤裕介氏と名前非開示の個人投資家2名。これは SCOUTER にとって、2016年9月に実施したプレシリーズAラウンドでの6,100万円の調達に続くものだ。
SCOUTER の設立は2013年11月(当時の社名は RENO)。イーアクセス創業者の千本倖生氏との出会いをきっかけに、青山学院大学の学生だった中嶋汰朗氏が、同窓生ら2人と共に創業。2016年3月31日に SCOUTER をローンチし、5月に宮崎で開催された Infinity Venture Summit 2016 Spring ではファイナリストに選ばれている。
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SCOUTER は、審査をパスしたユーザ(スカウターと呼ばれる)が、転職を希望する知人や友人に求人情報を共有し企業に推薦することで報酬が得られる、リファラル採用のサービスを提供。紹介した知人や友人が企業に採用されると、スカウターは、紹介した人の年収の5%を報酬として受け取ることができる。
SCOUTER のリリースから1年が経過し、同社はスカウター申込者数が5,500名、雇用契約を結ぶスカウター数が2,200名、累計掲載求人数は3,500件以上、累計掲載企業数は1,000社を超えたことを明らかにした。今回調達した資金を使い、SCOUTER はプラットフォーム化とデータベースを用いた事業展開に向けて、開発体制・マーケティング施策を強化するとしている。
具体的には、同社は、転職者が最適なスカウターを探して転職相談ができる「SCOUTER Pro」を今夏に、医療系人材に特化した「SCOUTER MEDICAL」を年内にローンチすることを明らかにしている。また、SCOUTER Pro の提供を前に、6月には SCOUTER の機能アップデートを予定しているという。

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