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ブロックチェーンスマホ「Finney」開発のSirin Labs、分散型流動性ネットワーク「Bancor」と提携——スマホ上で複数トークン間の切替が可能に

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仮想通貨を保持するために必要な安全性を備えた唯一のスマートフォン、Sirin Labs がそう主張するコールドストレージ型仮想通貨ウォレット搭載「ブロックチェーンスマートフォン」、Finney の開発が進展している。 Ethereum トークンの保有およびネットワーク上の各種トークン間の交換を可能にする分散型流動性ネットワーク Bancor が Sirin Labs と提携し、Finney ユーザ…

スイスの Sirin Labs が開発するブロックチェーン搭載スマートフォン「Finney」
Image Credit: Sirin Labs

仮想通貨を保持するために必要な安全性を備えた唯一のスマートフォン、Sirin Labs がそう主張するコールドストレージ型仮想通貨ウォレット搭載「ブロックチェーンスマートフォン」、Finney の開発が進展している。

Ethereum トークンの保有およびネットワーク上の各種トークン間の交換を可能にする分散型流動性ネットワーク Bancor が Sirin Labs と提携し、Finney ユーザに対しスマートフォン上で直接トークンの切替を行えるようにする旨が本日(1月9日)発表された。

Ethereum のメッセージングおよびブラウザ対応モバイルクライアント「Status」の同デバイスへのプリインストールを発表し、その後 ICO を通じて1億5,000米ドル以上の資金を調達した Sirin Labs であるが、この一報はこれらに続く同社のマイルストーンとして興味深いものである。

Bancor と Sirin Labs 両社には各々のコミュニティから相当な関心が寄せられてきた。Bancor もまた2017年6月に1億5,000万米ドルを調達しており、先日の VentureBeat による独占取材においては、同 ICO 後の6ヶ月における同社の進展について詳細に語っている

Bancor Network には現在までに50種以上のトークンが参加しており、その中には Power Ledger や WAX TokenSENSE が含まれる。もっとも、人々の間で一番話題となる仮想通貨はビットコインである。Bancor は将来的に BTC を包含する計画を立てているのだろうか?

ビットコインですか? それはあります。

Bancor の共同設立者 Guy Benartzi 氏は語る。

ブロックチェーン間の相互運用性の一端としてです。これが私たちの2018年における計画の主要部となります。

本日(1月9日)の発表は、Sirin のトークン SRN が Bancor に対応したスマートトークンとして100万米ドルの流動性を備えて加わることを意味している。

Finney の Bancor への統合は2つの機能を果たす。

このトークンリレーのローンチにより、Sirin の保有者は ETH から SRN へ、あるいは SRN から ETH へ、また Bancor の流動性ネットワーク上の他のいかなるトークンへも、極めて容易にかつリスクフリーで交換ができるようになります。交換に際して複雑な登録はありません。カウンターパーティーリスクもなく、世界中の全ての人に対し開かれたものです。(Benartzi 氏)

スマートフォン Finney には Bancor Network の交換ウィジェットが組み込まれることになり、それによって Ethereum(ETH)、Bancor Network Token(BNT)、SRN、WAX、STORM その他トークン間のシームレスな取引が可能となるだろう。

また、この統合によって分散型アプリ(dApps)間の相互利用に関してもよりシンプルな方法がもたらされることとなる。

Sirin Labs の CMO、Nimrod May 氏はこう語る。

Sirin と Bancor は Bancor のトークンリレーを Finney 自体に統合できるよう取り組んでいます。これがコラボレーションの鍵となります。これにより、Finney ユーザはスマートフォン上で Status や BAT などのいかなる dApps をもシームレスに使うことができるようになるのです。それらのトークンは必要ありません、ただ SRN を使うだけでよいのです。Bancor がバックグラウンドでトークンの交換をシームレスに行うことになります。

Sirin Labs 設立者であり共同 CEO の Moshe Hogeg 氏は次のように説明する。

私たちの目標はシンプルでフレンドリーなユーザ体験を維持した上でブロックチェーン技術を標準化することです。

ブロックチェーンによるトレードとクロスプラットフォーム体験は現時点ではシームレスなものではありません。Bancor そして弊社の戦略的パートナーと共に安全なオープンソースの OS、Sirin OS を開発しています。それによりトークンの移行は全くもってシームレスなものとなり、無料でユーザに提供されることになります。そうすることで、ブロックチェーン技術はさらに急速に普及していくでしょう。

Bancor による交換ウィジェットがプリインストールされたスマートフォン Finney は年内に登場予定である。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

ブロックチェーン技術搭載スマートフォン「Finney」開発のSirin Labs、ICOで1億5,780万米ドル相当を調達——ICO調達で史上4番目の金額に

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スイスを拠点とする Sirin Labs は今日(12月27日)、ICO で1億5,780万米ドル相当を調達したと発表した。これは、ブロックチェーンによるクラウドファンディング(=ICO)が特徴づけたこの一年間で、4番目に大きな金額の ICO だ。 Sirin Labs の Finney シリーズには、サイバー犯罪やハッキングに対して、従来よりも高い安全性と保護を約束する機能を提供すべく、ブロック…

スイスの Sirin Labs が開発するブロックチェーン搭載スマートフォン「Finney」
Image Credit: Sirin Labs

スイスを拠点とする Sirin Labs は今日(12月27日)、ICO で1億5,780万米ドル相当を調達したと発表した。これは、ブロックチェーンによるクラウドファンディング(=ICO)が特徴づけたこの一年間で、4番目に大きな金額の ICO だ。

Sirin Labs の Finney シリーズには、サイバー犯罪やハッキングに対して、従来よりも高い安全性と保護を約束する機能を提供すべく、ブロックチェーン技術が組み込まれたスマートフォンや PC がある。実のところ、Sirin Labs のスマートフォンは、モバイル向け Ethereum クライアント「Status」がプリロードされた状態で出荷され、仮想通貨を保存するのに安全な初のスマートフォンとなる。

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Sirin Labs の創業者で共同 CEO の Moshe Hogeg 氏は、声明で次のようにコメントしている。

我々は、Finney がクラウドセールで得た支持から、謙虚さと興奮の両方を味わっています。2017年で4番目に大きなクラウドセールになったことは、市場での需要に加え、仮想通貨に対応し安全性を担保できるデバイスを持つことが有用であることを示しています。これは、ブロックチェーン技術を、より多くのメインストリームのお客様にもたらすための第一歩です。

「Finney」の PC 版
Image credit: Sirin Labs

Sirin Labs が最初に注目を集めたのは、1.4万米ドルの高級スマートフォン「Solarin」だ。しかし、Finney のスマートフォンは1,000米ドル以下で、PC は約799米ドル。これらの新デバイスの予約注文は、本日のグリニッジ標準時午後3時(12月28日の日本時間深夜0時)に開始される予定だが、入手可能となる正確な時期について同社は発表していない。

ミッションステートメントの中で、Sirin Labs は Finney が仮想通貨関連サービスの利用をシンプルにし、よりアクセスしやすくすることで、加速するブロックチェーン経済とマス市場ユーザを橋渡ししたいとしている。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

 

ブロックチェーン・スマホ開発のSIRIN LABS、「世界一セキュアなデジタル・プラットフォーム構築」を目指し12日からICO実施へ【ゲスト寄稿】

本稿は、イスラエル・テルアビブを拠点に事業展開している、Aniwo 共同創業者兼 CEO 寺田彼日(てらだ・あに)氏による寄稿である。Aniwo は2014年8月の創業、2015年1月にサムライインキュベートからシードラウンドで10万ドルを資金調達していることを明らかにしている。 Aniwo は現在、イスラエルのスタートアップと投資家のマッチングプラットフォーム「MillionTimes」を運営し…

ani-terada-150x150本稿は、イスラエル・テルアビブを拠点に事業展開している、Aniwo 共同創業者兼 CEO 寺田彼日(てらだ・あに)氏による寄稿である。Aniwo は2014年8月の創業、2015年1月にサムライインキュベートからシードラウンドで10万ドルを資金調達していることを明らかにしている

Aniwo は現在、イスラエルのスタートアップと投資家のマッチングプラットフォーム「MillionTimes」を運営している。これまでに Aniwo による寄稿はこちら


左から:SIRIN LABS CTO Eli Ben-Ami 氏、R&D 担当 VP Amit Krelman氏、HW Direector Sagiv Zeltster 氏,、CSO Oren Ben-Tovim 氏、CMO Nimrod May 氏
Image credit: Aniwo

【情報開示著者が経営する Aniwo は、SIRIN LABS が実施するクラウドセールの日本における PR とマーケティング活動を担当。

世界一の安全性能を謳った高級スマートフォン「SOLARIN」の開発実績を持つ SIRIN LABS が世界初のオープンソース・ブロックチェーン・スマートフォン/PCであ「FINNEY」を発表した。

スイス本社、イスラエルに研究開発拠点を持つ SIRIN LABS は、mobli や Yo の創業者として知られるイスラエルの連続起業家 Moshe Hogeg 氏、2016年にイスラエルの Most Active VC に選出された Singulariteam 創設者 Kenges Rakishev 氏、その他イスラエルのエリート部隊である8200部隊の元幹部のチームによって2013年に設立され、既に9,700万米ドルの資金調達を実施している。アドバイザーには、イーサリアム共同創設者の Steven Nerayoff 氏、Celsius Network CEO の Alex Mashinsky 氏、FC バルセロナ前代表の Joan Laporta 氏、Sony Mobile 元 CTO Takeshi Ito 氏等が名を連ねる。

CMO Nimrod May 氏
Image credit: Aniwo

Disney/Jetix や配車アプリ Gett のマーケティング責任者を歴任した同社 CMO(Chief Marketing Officer)Nimrod May 氏が SIRIN LABS のビジョンについて語ってくれた。

一般消費者はブロックチェーン技術には興味がありません。関心があるのは、提供価値についてのみです。多くの人々がインターネットを使いながらも HTTP に関心がないのと同じですね。我々のビジョンは、ブロックチェーンの分散型アプリと一般消費者の橋渡しをすることです。ブロックチェーン技術によって、無料のペイメント、アプリ課金、暗号化通信等をユーザーに意識させることなく実現していきます。

FINNEY のモックアップ(手前2つ)とSOLARIN実機(奥)
Image credit: Aniwo

Nimrod 氏は同社の技術的な強みについても説明してくれた。

SIRIN LABS は既に超高級価格帯のスマートフォン市場でリーダーとなっています。2016年に発売された SOLARIN は 256 bit AES による暗号化を実現しサイバー攻撃対策を防ぐソフトウェアを搭載しており軍用並のセキュリティ性能を誇っています。

そして、世界初のオープンソース・ブロックチェーン・スマートフォンである FINNEY には、IDF(Israel Defense Force)8200部隊出身のサイバーセキュリティエンジニアの技術、2017年6月に1億5,300万米ドルをICOで調達した当社のパートナー企業 Bancor のプロトコル技術等、最先端のテクノロジーが詰まっています。

SIRIN LABS イスラエルオフィス
Image credit: Aniwo

また、Nimrod 氏は、ブロックチェーン・スマートフォンのポテンシャルと日本市場進出への展望についても、こう語ってくれた。

Bitcoin は既に数百万人以上の人々に利用されています。また Bitcoin の存在について知らない人はこの業界にはいませんよね。そういう意味でもブロックチェーン技術が日常に浸透していく準備は整っており、セキュリティや決済手数料等の解決すべき大きな問題が横たわっている今こそ、SIRIN LABS が FINNEY を開発するベストなタイミングだと考えています。

また、日本での Bitcoin や ICO への投資額も目を見張るものがあります。世界的に見てもテクノロジーに対する受容度とデザイン感度が高い日本市場は  SIRIN LAB  にとって最も重要な市場の一つになるはずです。

FINNEY の開発資金調達のため、2017年12月12日よりクラウドセール(ICO)の実施を予定しています。我々のビジョンに共感くださる方々の参加をお待ちしています。クラウドセールへの参加方法や製品の詳細については、SIRIN LABS 全メンバーが参加している Telegram グループTwitter で質問を受け付けています。

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超高級スマホの開発を進めるイスラエルのSirin Labsが大型資金調達、製品は来月発売予定

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<ピックアップ>Sirin Labs nabs $72M to build the Rolls-Royce of smartphones: ‘Solarin’ goes on sale in May

イスラエルのスタートアップ Sirin Labsが7200万ドルの大型資金調達をした。彼らは開発中の製品の詳細をほとんど明かしていないが、同社いわく超高級スマートフォン「スマートフォンのロールスロイス」を来月5月に発売する予定であるという。

大量の資金を集めて「謎の高級スマホ」を開発するSirin Labsとは、一体何者なのか。

Sirin Labsは2013年にカザフスタン人の起業家Kenges Rakishev氏とイスラエルのベンチャーキャピタリストMoshe Hogeg氏、元マッキンゼーのコンサルタント Tal Cohen氏によって設立された。Hogeg氏は一時注目を浴びたアプリ「Yo」にも関わっていた人物であり、「Yo」の爆発的なヒットからみても業界でもかなりのやり手と思われる。

同社は数年前にRakishev氏とHogeg氏のファンドから2500万ドルの「シード出資」を受けており、現在100名もの従業員が製品・事業開発に携わっている。従業員の75パーセントはテルアビブの開発拠点に勤務する。

開発中のスマートフォンは「Solarin」という名で5月のローンチを予定している。「最高のプライバシー機能を兼ね備えた、最先端のモバイル端末。どの電話よりも処理速度は速く、世界でもトップレベルの素材で作られている」とのこと。数年前の報道によれば、スマホの値段は1万ドルにもなるとの情報があったが、詳細は不明だ。

ロンドンの店舗を皮切りに、今年中に欧米やアジアに店舗を展開する計画もあるそうだ。また、Sirin Labsのeコマースサイトからもグローバルに販売がスタートする予定であるとのこと。

高級携帯電話といえば、かつてNokiaが開発していた Vertuが知られる。当時はそんな高級スマートフォンの市場がどこにあるのかと一部で揶揄されもしたが、Vertuは実際に多くの中国の投資家を惹きつけていた。

Sirin Labsが開発する高級スマートフォンもまた、アジアの富裕層といった一部の人々に刺さる製品となるのかもしれないが、とりあえずは製品の詳細を待ちたい。

via VentureBeat