名大発ノーコード予測AI開発のTRYETING、シリーズB延長で2.5億円を調達——累積調達額は9.6億円に

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左から:取締役副社長 CTO 竹島亮氏、代表取締役社長 CEO 兼 CRO 長江祐樹氏、 取締役副社長 COO 菅沼美久氏
Image credit: Tryeting

名古屋大学発の AI スタートアップ TRYETING(トライエッティング)は、シリーズ B ラウンドのエクステンションラウンドで約2.5億円を調達したと発表した。このラウンドは豊田合成が(東証:7282)リードし、既存投資家が参加したとしている。これは TRYETING にとって、2021年3月に実施した東急不動産ホールディングス(東証:3289)などからの3.5億円の調達(デットを含む)に続くものだ。同社の累積調達額は約9.6億円に達した。

今回、豊田合成以外には、具体的にどの既存投資家が参加したかは明らかになっていないが、TRYETING には過去のラウンドで、東急不動産ホールディングス(TFHD Open Innovation Program)、東海東京インベストメント、愛知銀行(あいぎん未来創造ファンド)、日本材料技研、Sun Asterisk(東証:4053)などから資金を調達している。

TRYETING は、AI 技術の導入に伴う問題である導入コストの高騰、開発期間の長大化、専門人材の不足などの解決を狙っている。その観点から、主力製品として、特別な専門知識を必要とせず、さまざまな数量を予測できるノーコード予測 AI「UMWELT」や、複雑なシフトの作成をワンクリックで実現する自動シフト作成 AI「HRBEST」開発・提供している。

UMWELT は、Excel データと連携することで CSV を AI 化し、業務プロセスを効率化できる機能を提供している。製造業、飲食業、旅行業、物流業、不動産など、さまざまな業界で利用されており、ユーザは製品の需要予測や必要在庫の最適化などを行い、食品ロスの削減や在庫稼働率の向上といった社会課題に対処することができる。

TRYETING が提供するサービスは、持続可能な開発目標(SDGs)に向けた企業の取り組みにも合致しており、社会的な課題にアプローチできる価値を提供している。TRYETING は今回の資金調達を事業の拡大に充て、より多くの企業や顧客が抱える課題の解決と社会課題への貢献に注力していくとのことだ。

via PR TIMES     Summarized by ChatGPT

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