機関投資家限定案件に個人もアクセス可能に——オルタナティブ投資「LUCA」が1.8億円をプレシリーズA調達

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「LUCA」
Image credit: LUCA Japan

オルタナティブ投資プラットフォーム「LUCA」を開発・提供する LUCA ジャパン は6日、プレシリーズA ラウンドで約1.8億円の資金調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、みずほイノベーション・フロンティア、北陸地域ベンチャーファンド(QR インベストメントと Carbon Ventures による運営)、自然キャピタル、FINOLAB、名前非開示の個人投資家4名。今回の調達を受けて、LUCA ジャパンの累積調達額は約4.1億円に達した。

LUCA ジャパンによれば、10月末にエクステンションラウンドを実施し、プレシリーズ A ラウンドがクローズする予定だ。

LUCA ジャパンは2021年、米系運用会社日本拠点で機関投資家リレーションシップを統括した後、JP モルガン・アセットマネジメントでのオルタナティブ投資戦略室長、ブラックストーン・グループでマネージングディレクターを務めたシデナム慶子氏、東京・香港を拠点にマッコーリー・グループ等の国内外のプライベートエクイティ・ファンド運用会社で投資運用業務や募集業務を担当した北村元哉氏、Headline Asia のファウンダー兼パートナーである田中章雄氏により共同創業した。

LUCA ジャパンは、従来機関投資家にアクセスが限定されていた優良な運用会社の手掛けるプライベート・エクイティ、ベンチャーキャピタル、不動産・インフラ、プライベート・クレジットファンド等のオルタナティブファンドをより幅広い投資家に提供するため、ファンド関連業務をワンストップで完結できるデジタルプラットフォーム事業を運営している。同社はシンガポールの Xen Technologies(Xen Capital)との戦略的提携により、日本向けプラットフォームの構築とファンドソーシングを展開している。

LUCA ジャパンは2022年11月に「LUCA Beta」をリリースし、独立系ウェルスマネージャーやコンサルティング会社との協業契約を11社と締結した。今回の調達資金は、LUCAのプロダクトをさらに強化し、内製化を進めるための開発費、組織体制の強化、そして協業パートナーへのサービス向上のための人員拡大に充てられる予定だ。将来的には、プロダクトの改善と並行して、協業パートナーの数を増やし、より多くの投資家層にアプローチできる体制を構築することを計画している。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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