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#beGLOBAL SEOUL 2015: Startup Battle優勝は、K-POP音楽イベント専門クラウドファンディングサイト「Krowdpop」が獲得

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本稿は、ソウルで開催されている「beGLOBAL SEOUL 2015」の取材の一部だ。 5月13日〜14日の2日間、ソウルの東大門デザインプラザ(DDP)で、韓国のスタートアップ・ニュースメディア beSUCCESS が開催する年に一度のスタートアップ・カンファレンス「beGLOBAL SEOUL 2015」が開催された。 韓国で最も傑出したスタートアップが集結するピッチ・セッション「Start…

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本稿は、ソウルで開催されている「beGLOBAL SEOUL 2015」の取材の一部だ。

5月13日〜14日の2日間、ソウルの東大門デザインプラザ(DDP)で、韓国のスタートアップ・ニュースメディア beSUCCESS が開催する年に一度のスタートアップ・カンファレンス「beGLOBAL SEOUL 2015」が開催された。

韓国で最も傑出したスタートアップが集結するピッチ・セッション「Startup Battle」では、K-POP音楽ライブ専門クラウドファンディングサイト「Krowdpop」が優勝した。

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Krowdpop は、ファン、プロモーター、アーティストの3社にとってメリットが得られるプラットフォーム。プロモーターは、どこかにツアーをする場合、そこに観客の需要があるかどうかわからない。ファンは、自分の好きな場所でライブを見られなかったり、チケット料金が高かったりする。Krowdpop を使えば、どのアーティストのイベントを見たいか、事前にファンからの投票を受けてから(クラウドファンディング)イベントが開催できるので、プロモーターはリスクが回避できる。

Krowdpop には、beGLOBAL US Award として、シリコンバレーで開催される beGLOBAL 2015 への招待パス・航空チケット2名分が贈られた。

それ以外の各賞を受賞したスタートアップは、次の通りだ。

Tech in Asia Award: BBB

〈提供:Tech in Asia Award 副賞:Tech in Asia Tokyo 2015 への招待〉

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BBB は、Android を使ったスマート血液分析デバイスを開発。発展途上国のような医療インフラが立ち遅れている地域はもとより、高価であることを理由に、血液検査設備が普及していないアメリカや中国がターゲット。これらの国々でも、専門知識がなくても、安価で容易に血液検査が実施できるようにすることを意図して開発した。

昨年10月に設立され、深圳の HAXLR8R(ハクセラレータ)のアクセラレータ・プログラムに参加。今年4月にソウルで初めて開催された TechCrunch Meetup では優勝している。

B Dash Camp Award: TALKEY(Fluenty / 플루언티)

〈提供:B Dash Ventures 副賞:B Dash Camp 2015 Fall in Kyoto への招待〉

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スマートウォッチでメッセージを受け取っても、こちらから文字を使って返信をするときには、カバンやポケットからスマートフォンを取り出す必要がある。Fluenty の開発した「TALKEY」は、受信したメッセージに対して、スマートウォッチ上に返事する文言の選択肢をリスト表示し、スマートフォンを取り出さなくても、スマートウォッチから返信ができるアプリだ。

例えば、「ランチは食べましたか」という質問には、「既に食べた」「まだ食べていない」「食べ始めたところ」などの返事の選択肢がリストで表示され る。Twitter などのソーシャルビッグデータにより、機械学習で質疑応答のパターンを抽出して、自動的に返事のリストを作成する。2015年上半期中にリリース予定。

GB Pitch Award: VUNO-Med(VUNO Korea / 뷰노 코리아)

〈提供:グローバル・ブレイン 副賞:Global Brain Alliance Forum 2015 へのピッチ参加招待〉

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病院では、X線、CT、MRI などさまざまな医療用画像が導入される一方で、これらを分析する専門家が不足している。また、専門家であっても、ある映像を見たときに判断が他の専門家と一致する確率は70%未満で、制度に問題がある。「VUNO-Med」は、VUNO Korea が開発した Deep Learning(深層学習)エンジンにより、医師や専門家が医療画像を正確かつ迅速に一貫性のある分析判断ができるようになる。

Global Brain Booth Award: TALKEY(Fluenty / 플루언티)

〈提供:グローバル・ブレイン 副賞:Global Brain Alliance Forum 2015 へのブース参加招待〉
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同上のため省略。

Tribeluga Prize: Planty(Nthing / 엔씽)

〈提供:Tribeluga 副賞:北京で開催されるカンファレンスへの招待と投資家へのピッチ参加権〉
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農業スタートアップの Nthing は、農業テクノロジーに関するスタートアップで、植物栽培を支援するアプリ「Life」と、IoT+アプリの「Planty」 を開発している。Life は、全世界で5,000人以上のユーザがいてデータの98%は海外から来ている。Planty は植木鉢の照度、湿度を検出するセンサーデバイスで、検出した情報を Wi-Fi 経由でユーザのアプリに通知。

Kickstarter でクラウドファンディングを行い、1ヶ月で10万ドルを獲得した。来月には、中国でクラウドファンディングを開始するそうだ。植物栽培の自動化ではなく、 ユーザが植物栽培に関心を持つのを促すことを意図している。

Contents Korea Lab Award:ALIVE(Maverick / 매버릭)

〈提供:韓国コンテンツ振興院/KOCCA 副賞:韓国国外で行われるロードショー・イベントへの参加権〉

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ALIVE は、ソーシャルネットワークで動画共有することを前提に、フィルタ、字幕、サウンドなどの効果を入れることができる編集アプリ。インターフェースはモバイルアプリだが、レンダリングエンジンをクラウド側に持っているため、アプリ上でレンダリングするのに比べて処理が速い。

2015年1月にローンチし、これまでに27万ダウンロードを突破。ユーザのうち、7割はアメリカのティーン達だ。今後は、ユーザとクリエイターにビデオを編集してもらい、そのコンテンツを売ったり買ったりできるビデオコンテンツマーケットを作りたいとしている。

Qualcomm Ventures Q Prize: JANDI(Toss Lab / 토스랩)

〈副賞:サンディエゴで開催される Qualcomm Global Competition への招待、世界優勝で25万ドル獲得可能〉

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JANDI は企業向けのコミュニケーション・ツールで、社員の業務効率の向上を目的として、グループ・メッセージング(PC、Android、iOS対応)とファイ ル共有を主な機能として提供する。Dropbox や Google Docs など既存サービスとも連携することでユーザの利便性を高めている。日本・台湾市場へ進出済

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#beGLOBAL SEOUL 2015: 韓国の傑出したスタートアップ20社がしのぎを削る「Startup Battle」〜Part 4

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本稿は、ソウルで開催されている「beGLOBAL SEOUL 2015」の取材の一部だ。 5月13日〜14日の2日間、ソウルの東大門デザインプラザ(DDP)で、韓国のスタートアップ・ニュースメディア beSUCCESS が開催する年に一度のスタートアップ・カンファレンス「beGLOBAL SEOUL 2015」が開催されている。 韓国で最も傑出したスタートアップが集結するピッチ・セッション「スター…

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本稿は、ソウルで開催されている「beGLOBAL SEOUL 2015」の取材の一部だ。

5月13日〜14日の2日間、ソウルの東大門デザインプラザ(DDP)で、韓国のスタートアップ・ニュースメディア beSUCCESS が開催する年に一度のスタートアップ・カンファレンス「beGLOBAL SEOUL 2015」が開催されている。

韓国で最も傑出したスタートアップが集結するピッチ・セッション「スタートアップ・バトル」には20社が4回のセッションにわけて登壇する。14日の午後に開催されたセッション Part 4 からお届けしよう。

beGLOBAL SEOUL 2015「スタートアップ・バトル」Part 4 で審査員を務めたのは、次の方々だ。

  • Nix Nolledo / CEO of Xurpas Inc.
  • Eric Manlunas / Managing Partner of Wavemaker Partners
  • Andy Chung(정영학) / Head of Global Business Development & Global Product Development @ SK Planet

News Marker(Marker / 마커)

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News Marker は、ニュースの中の重要な部分だけを目立つようにハイライトしてくれるアプリ。一般的に、ニュースというのはモバイルで読むのには文章が長い。後で読もうと Evernote などに保存してみたりもするが、後から気づいたときには、そのニュースのどこが面白かったのかも思い出せない。

Newsmarker では、自然言語解析とアルゴリズム解析により、ニュースの重要な部分をハイライトする。ニュース提供会社の著作権料も含め1ヶ月5ドルて提供。忙しくニュースを読む時間が無いオフィスワーカーを対象としている。

THERE(THERE / 데어)

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ハワイに旅行しようとしたとして、シュノーケリングを始めとするアクティビティを楽しむことにしたとしよう。個別のアクティビティは、別々のサービスプロバイダやポータルサイトから予約する必要がある。THERE は、ある場所に旅をした場合、体験すべきアクティビティを提案し、一連のアクティビティを THERE でワンストップで予約ができる。

アクティビティはホールセーラーから仕入れ。Open API 経由でアフィリエイトプログラムを提供し、さまざまなサイトにアフィリエイトで THERE のサービスを販売してもらう。これまでに THERE を通じて1万人が旅をし、100万ドルを売り上げた。多国語展開を図る予定。

Krowdpop(KPOP UNITED / 케이팝 유나이티드)

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クラウドファンディングをして、K-POP のライブやコンサートを開催することができるプラットフォーム。ファン、プロモーター、アーティストの3社にとってメリットが得られる。プロモーターは、どこかにツアーをする場合、そこに観客の需要があるかどうかわからない。ファンは、自分の好きな場所でライブを見られなかったり、チケット料金が高かったりする。

Krowdpop を使えば、どのアーティストのイベントを見たいか、事前にファンからの投票を受けてから(クラウドファンディング)イベントが開催できるので、プロモーターはリスクが回避できる。

プロモーター向けのポータルサイト利用料、取り扱ったチケットの販売手数料10%でマネタイズ。中国の Apollo P&C と提携し、さまざまな中国のポータルサイトを通じて2億世帯にリーチできるほか、韓国国外各地にもビジネスを展開中だ。K-POP から着手したのは、韓国の音楽業界が国外に出て行くのにハードルが高かったので、その問題を解決したかったから、とした。

類似サイトには、日本の Alive、イギリスの Songkick、ブラジルの WeDemand! などがあるが、K-POP に特化していることで差別化している。

<関連記事>

Lenz(Leevi / 리비)

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現在のニュースは、異なる人にも同じコンテンツを配信しているので、読者は満足しない。Leevi が開発した Lenz は複数のメディアをクロールし、分析してパーソナライズされたページを1ページで生成。自然言語解析、機械学習によりユーザの関心に合致したニュースが提供される。

韓国のディスプレイ広告市場は10億ドル、ユーザの関心データに基づいて、広告のマイクロターゲティングでマネタイズが可能だと考えている。日本では、SmartNews やグノシーが既存のポータルサイトをディスラプトしたが、その韓国版を目指しており Naver をディスラプトしたいとしている。Q&A では SmartNews やグノシーなどが競合になった場合の対応について回答を求められたが、基本的には当面、韓国語市場にフォーカスしてサービスを提供していくようだ。

ALIVE(Maverick / 매버릭)

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ALIVE は、ソーシャルネットワークで動画共有することを前提に、フィルタ、字幕、サウンドなどの効果を入れることができる編集アプリ。インターフェースはモバイルアプリだが、レンダリングエンジンをクラウド側に持っているため、アプリ上でレンダリングするのに比べて処理が速い。

2015年1月にローンチし、これまでに27万ダウンロードを突破。ユーザのうち、7割はアメリカのティーン達だ。今後は、ユーザとクリエイターにビデオを編集してもらい、そのコンテンツを売ったり買ったりできるビデオコンテンツマーケットを作りたいとしている。

Part 1〜Part 4 まで20社を見てきたわけだが、この中から優勝を勝ち取るのは、どのチームだろうか。このあと、審査員の評価による表彰が控えているので、引き続き THE BRIDGE でレポートをお送りする。

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#beGLOBAL SEOUL 2015: 韓国の傑出したスタートアップ20社がしのぎを削る「Startup Battle」〜Part 3

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本稿は、ソウルで開催されている「beGLOBAL SEOUL 2015」の取材の一部だ。 5月13日〜14日の2日間、ソウルの東大門デザインプラザ(DDP)で、韓国のスタートアップ・ニュースメディア beSUCCESS が開催する年に一度のスタートアップ・カンファレンス「beGLOBAL SEOUL 2015」が開催されている。 韓国で最も傑出したスタートアップが集結するピッチ・セッション「Sta…

beglobal-seoul-2015-startup-battle-part3-broaderview

本稿は、ソウルで開催されている「beGLOBAL SEOUL 2015」の取材の一部だ。

5月13日〜14日の2日間、ソウルの東大門デザインプラザ(DDP)で、韓国のスタートアップ・ニュースメディア beSUCCESS が開催する年に一度のスタートアップ・カンファレンス「beGLOBAL SEOUL 2015」が開催されている。

韓国で最も傑出したスタートアップが集結するピッチ・セッション「Startup Battle」には20社が4回のセッションにわけて登壇する。14日の午前中に開催された3つ目のセッション Part 3 からお届けしよう。

beGLOBAL SEOUL 2015「Startup Battle」Part 3 で審査員を務めたのは、次の方々だ。

  • Jorn Lyseggen / CEO & Founder of Meltwater Group, Chairman & Founder of Meltwater Entrepreneurial School of Technology in Ghana, Africa
  • Tim Chae(채종인) / General Partner 500 Startups Kimchi
  • 安田幹広氏 / Partner, Strategic Investment Office of DeNA
  • ChongMok Park(박종목) / Director, Technology Collaboration of NAVER LABS

Kinfo(스카이워크 홀딩스 / Skywalk Holdings)

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KINFO(킨포)」は、デジタルコンテンツのオープンマーケットで、会社員のための国内外の企業報告書や市場情報をはじめとする法律・会計・税務など情報資料から、レポート・論文など学習資料まで多様な領域の資料を提供する。自身が作成した学習および情報資料だけではなく、各種類の文書作成用素材、テンプレート、イメージ、写真、サウンド、動画などをオープンマーケットに公開し取引できる。韓国の知識情報市場は220億ドル、毎年5%の成長を見せている。プラットフォームを介した資料の売買手数料でマネタイズする。

アメリカの Scribed や Docstoc などは競合になるが、Kinfo は韓国以外に、特にアジア市場に最適化したサー ビス展開を計画しているようだ。

<関連記事>

Protopie(Studio XID Korea / 스튜디오 씨드 코리아)

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Protopie(旧称:SNAP)は、IoT デバイスおよびユーザデバイスのセンサーからの信号を利用したアプリを試作できるプロトタイピング・ツール。既存のプロトタイピングは対象がスマートフォン・アプリに限られ、センサーなどの動的な要素を取り込んだプロトタイピングが難しいのに対し、Protopie はセンサー入力を認識し、その反応に応じたアクションを設計することができる。

スマートフォン単体だけではなく、「スマートフォンとスマートウォッチ」「スマートウォッチとIoTデバイス」のように、複数のデバイス間の作用を伴うアプリを、ドラッグ・アンド・ドロップで設計することが可能。今年は中国市場への進出に注力しており、中国のデザイン学校で学生にアプリを紹介し高い評価を得ている。

Liner(Aurumplanet / 아우름플래닛)

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モバイルでニュースやブログを読むにあたり、コンテンツ全体を読むには長過ぎるので、ハイライトやコメントを入れられるサービス「LINER」。Evernote、Flipboard など、モバイル上で動く他のアプリ上からもハイライトやコメントの付与が可能。現在はフリーミアムだが、今後1ダウンロードにつき $1.99 に移行。ただし、有効なフィードバックが得られれば、1ヶ月 $0.99 のサブスクリプション・モデルで提供する。来月リリースされる機能として、フィード機能と検索機能が追加される。

TESTYD(BD Inc / 비디)

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BD が提供するモバイルアプリをテストするためのクラウドサービス「TESTYD」。Android 複数機種における動作テストを実機を持たずにクラウドベースで代行してくれる。デベロッパは APK ファイルを TESTYD のウェブサイトにアップロード、どの機種でテストしたいかを選択し、テストボタンを押すだけでテストが実行される。サービスマップが自動生成されるので、どの機種がどの画面遷移や機能遷移でエラー/クラッシュしたかが一目でわかるようになっている。

現在は30機種にもに対応しているが、今後数千機種にまで対応予定。韓国でローンチし、年内にはグローバル展開を開始したいとしている。

GameCoach(GameCoach / 게임코치)

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GameCoach は、オンラインのゲーム・コーチングサービス。プロフェッショナルのゲーマーが、どうやったらゲームがうまくなるかを1対1で教えてくれる。

ニューヨークの DEV (Digital Entertainment Ventures)が7月6日〜8月6日に開催するアクセラレーション・プログラムに参加した後にローンチする予定。この分野の市場規模は1,300億ドルと言われ、映画以上よりも大きい。Udemy では、人気 MMORPG「War of Warcraft」の攻略法を29ドルで公開したところ、613人がこれを購入し、総額18,000ドルが集まった。現在、シリーズAラウンドで資金を調達中だ。

Part 3 はここまで。引き続き、午後のセッションからは「Startup Battle」Part 4 の模様をお届けする予定だ。お楽しみに。

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#beGLOBAL SEOUL 2015: 韓国の傑出したスタートアップ20社がしのぎを削る「Startup Battle」〜Part 2

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本稿は、ソウルで開催されている「beGLOBAL SEOUL 2015」の取材の一部だ。 5月13日〜14日の2日間、ソウルの東大門デザインプラザ(DDP)で、韓国のスタートアップ・ニュースメディア beSUCCESS が開催する年に一度のスタートアップ・カンファレンス「beGLOBAL SEOUL 2015」が開催されている。 韓国で最も傑出したスタートアップが集結するピッチ・セッション「Sta…

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本稿は、ソウルで開催されている「beGLOBAL SEOUL 2015」の取材の一部だ。

5月13日〜14日の2日間、ソウルの東大門デザインプラザ(DDP)で、韓国のスタートアップ・ニュースメディア beSUCCESS が開催する年に一度のスタートアップ・カンファレンス「beGLOBAL SEOUL 2015」が開催されている。

韓国で最も傑出したスタートアップが集結するピッチ・セッション「Startup Battle」には20社が4回のセッションにわけて登壇する。13日の午後に開催されたセッション Part 2 からお届けしよう。

beGLOBAL SEOUL 2015「スタートアップ・バトル」Part 2 で審査員を務めたのは、次の方々だ。

  • 宮田拓弥氏 / Founding Partner, Scrum Ventures
  • Sonny Vu / CEO of Misfit Wearables
  • Chester Roh(노정석) / Global Brain, Representative of Seoul Office
  • Jin Ho Hur(허진호) / Managing Director of Translink Capital Korea

EyeProfiler(Ovitz / 오비츠)

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Ovitz は持ち運びの簡単にできる、高性能な携帯検眼器を提供。全世界で3億人が定期的な検眼を受けられず、さまざまな視覚障害の危険にさらされている。この問題の最大の原因は、従来からある検眼器が高価で、巨大で、操作が難しく、広く流通しにくいことだ。Ovitz はアメリカの有名な光学研究所で蓄積された研究開発経過をもとに、わずか5秒で視力検査ができる携帯検眼器を開発した。集められた情報はビッグデータ分析を通じて、より価値のサービスの提供につなげることができる。

VUNO-Med(VUNO Korea / 뷰노 코리아)

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病院では、X線、CT、MRI などさまざまな医療用画像が導入される一方で、これらを分析する専門家が不足している。また、専門家であっても、ある映像を見たときに判断が他の専門家と一致する確率は70%未満で、制度に問題がある。「VUNO-Med」は、VUNO Korea が開発した Deep Learning(深層学習)エンジンにより、医師や専門家が医療画像を正確かつ迅速に一貫性のある分析判断ができるようになる。

Planty(Nthing / 엔씽)

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農業スタートアップの Nthing は、農業テクノロジーに関するスタートアップで、植物栽培を支援するアプリ「Life」と、IoT+アプリの「Planty」を開発している。Life は、全世界で5,000人以上のユーザがいてデータの98%は海外から来ている。Planty は植木鉢の照度、湿度を検出するセンサーデバイスで、検出した情報を Wi-Fi 経由でユーザのアプリに通知。Kickstarter でクラウドファンディングを行い、1ヶ月で10万ドルを獲得した。来月には、中国でクラウドファンディングを開始するそうだ。植物栽培の自動化ではなく、ユーザが植物栽培に関心を持つのを促すことを意図している。

ARCHISKETCH(ARCHIDRAW / 아키드로우)

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ARCHIDRAW」は、スマートフォンにつけて使う小型の3Dスキャナ。建築家であっても建物を計測し、そこからインテリアを設計するのには最低2週間はかかる。このプロセスを3Dスキャナを近い、部屋の隅を写真にとってポインティングするだけで、30秒で計測した3次元データを画面上に再現することができる。2015年にプリオーダーを開始予定。

このプロダクトには3つの特許が使われており、紙にペンで書いた見取り図ををスマートフォンのカメラで撮影することで、部屋の3次元イメージを再現することもできる。当初は建築家に販売することを想定しているが、一般消費者にも容易に操作できるので、DIY などに使ってもらい、部屋に配置するインテリア用品や家具をアプリ経由で購入してもらうようなユースケースも想定。

TALKEY(Fluenty / 플루언티)

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スマートウォッチでメッセージを受け取っても、こちらから文字を使って返信をするときには、カバンやポケットからスマートフォンを取り出す必要がある。Fluenty の開発した「TALKEY」は、受信したメッセージに対して、スマートウォッチ上に返事する文言の選択肢をリスト表示し、スマートフォンを取り出さなくても、スマートウォッチから返信ができるアプリだ。

例えば、「ランチは食べましたか」という質問には、「既に食べた」「まだ食べていない」「食べ始めたところ」などの返事の選択肢がリストで表示される。Twitter などのソーシャルビッグデータにより、機械学習で質疑応答のパターンを抽出して、自動的に返事のリストを作成する。2015年上半期中にリリース予定。

Part 2 はここまで。「Startup Battle」Part 3 の模様と、審査の結果の受賞表彰者の情報は明日お届けする予定だ。お楽しみに。

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#beGLOBAL SEOUL 2015: 韓国の傑出したスタートアップ20社がしのぎを削る「Startup Battle」〜Part 1

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本稿は、ソウルで開催されている「beGLOBAL SEOUL 2015」の取材の一部だ。 5月13日〜14日の2日間、ソウルの東大門デザインプラザ(DDP)で、韓国のスタートアップ・ニュースメディア beSUCCESS が開催する年に一度のスタートアップ・カンファレンス「beGLOBAL SEOUL 2015」が開催されている。 韓国で最も傑出したスタートアップが集結するピッチ・セッション「Sta…

beglobal-seoul-2015-startup-battle-part1-broaderview

本稿は、ソウルで開催されている「beGLOBAL SEOUL 2015」の取材の一部だ。

5月13日〜14日の2日間、ソウルの東大門デザインプラザ(DDP)で、韓国のスタートアップ・ニュースメディア beSUCCESS が開催する年に一度のスタートアップ・カンファレンス「beGLOBAL SEOUL 2015」が開催されている。

韓国で最も傑出したスタートアップが集結するピッチ・セッション「Startup Battle」には20社が4回のセッションにわけて登壇する。まずは、13日の午前中に開催された1つ目のセッション Part 1 からお届けしよう。

beGLOBAL SEOUL 2015「Startup Battle」Part 1 で審査員を務めたのは、次の方々だ。

  • Jonathan Badeen / Co-Founder & VP of Product of Tinder
  • James Kwon(권일환) / Director Qualcomm Ventures
  • Eric Kim / Co-Founder & Managing Partner of Goodwater Capital
  • Scott Kwon / Principal Partner, Investment Group, K Venture Group

Famy with LINK(SPACOSA / 스파코사)

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SPACOSA は、貴重品の紛失防止、家族の安全を目的とした携帯用小型ビーコン「LiNK」を開発。位置情報アプリ「ペミ(패미)」と連携し、LiNK が近くにあるかどうかを知ることができる。また、LiNK の所有者が危険な状態にあるときは、アラートを出す機能も持っている。現在、韓国の B/C2C マーケットプレース(Open Market)で1万ウォン台(1,000円台)で発売している。

EDUCAST(TNT Crowd / 티엔티 크라우드)

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TNT Crowd は、誰もが講義コンテンツをアップロードして視聴できるプラットフォーム「EDUCAST」を開発。300人以上の先生から、合計2,500時間以上のビデオを掲載。大学入試や外国語学習のシェアが減る中で、ロングテールの多岐にわたるコンテンツの需要が増えており、これに応えるもの。日本・台湾への展開を計画している。

JANDI(Toss Lab / 토스랩)

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JANDI は企業向けのコミュニケーション・ツールで、社員の業務効率の向上を目的として、グループ・メッセージング(PC、Android、iOS対応)とファイル共有を主な機能として提供する。Dropbox や Google Docs など既存サービスとも連携することでユーザの利便性を高めている。日本・台湾市場へ進出済

MyRealPlan(Aiji Net / 아이지넷)

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MyRealPlan は、保険や金融関連に質問ができるコミュニティ・プラットフォーム。ユーザは保険に必要としている条件を入力することで、複数の代理店から最適なプランを紹介してもらえる。ユーザはすでに自分の入っている保険について、代理店から評価してもらうこともできる。一方、代理店は、プラットフォームに備わった営業支援機能を活用し、営業後の顧客フォローアップ情報を共有することで、より質の高い情報を発信することができる。

BeeCanvas(JOKERPACK / 조커팩)

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Beecanvas は、使いやすく便利な UI で情報共有やコラボレーションワークができるツール。ホワイトボードに付箋や写真を貼れるようオンラインキャンバスを提供、写真を自由に配置したり、コメントをつけたり、ファイルやリンクを共有したり、YouTube 動画を貼り付けたりすることができる。

Part 1 はここまで。引き続き、午後のセッションからは「Startup Battle」Part 2 の模様をお届けする予定だ。お楽しみに。

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韓国最大のスタートアップ・カンファレンスが、装いも新たにbeGLOBAL SEOUL 2015として5月に開催

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アジアでは、シリコンバレーとは対照的に、政府や民間企業が恣意的にスタートアップ・コミュニティを作り上げてきた感がある。シリコンバレーなど国外のコミュニティから多数の起業家、投資家、インキュベータを招き、さまざまなリソースを投入し、半ば無理矢理、擬似的なシリコンバレーを再現してきた。 長年にわたるそれらの努力が、ようやく実りを結び始めたのではないかと思うのが、最近の韓国のスタートアップ・コミュニティ…

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アジアでは、シリコンバレーとは対照的に、政府や民間企業が恣意的にスタートアップ・コミュニティを作り上げてきた感がある。シリコンバレーなど国外のコミュニティから多数の起業家、投資家、インキュベータを招き、さまざまなリソースを投入し、半ば無理矢理、擬似的なシリコンバレーを再現してきた。

長年にわたるそれらの努力が、ようやく実りを結び始めたのではないかと思うのが、最近の韓国のスタートアップ・コミュニティだ。最初は輸入モノだったスタートアップに対する概念も、すっかり自分たちのものとして定着し、今年以降、最も活気のあるスタートアップ市場として、韓国の名前を挙げる日本や欧米の投資家は少なくない。かねてからオフィスを持つサイバーエージェント・ベンチャーズに加え、500 StartupsグローバルブレインGoogle Campus中国のアクセラレータ Tribeluga などがソウルに進出するのも、そのビッグバンの兆しを示唆しているかのように思える。

THE BRIDGE では、現地のテック・ニュースメディアである beSUCCESS と提携し、韓国のスタートアップ・コミュニティの最新情報をお伝えしている。beSUCCESS は例年、韓国最大のスタートアップ・カンファレンス「beLAUNCH」を開催してきたが、今年からは装いも新たに beGLOBAL SEOUL として Strong Ventures と共催することが発表された

<関連記事>

5月14日〜15日の2日間、THE BRIDGE でも現地ソウルからイベントの模様をレポートする予定だが、スタートアップ向けのブース出展と一般入場者向けのチケット販売、ならびにピッチコンテストの出場者募集が開始されたのでお伝えしたい。一般入場料は137ドル(約1.7万円)、4人分の入場チケット込みのブース出展料は1,370ドル(約16.7万円)だ。チケットの残り枚数が少ないようなので、参加を検討されている方には、早めの購入をお勧めしたい。

beGLOBAL と名前を変えたことからもわかるように、このカンファレンスのビジョンは、シリコンバレーを始めとするグローバルな市場に、アジアのスタートアップの進出を促すことだ。韓国は地政学的にシリコンバレーとのつながりが日本以上に深く、カンファレンスには多くの関係者が世界中から集結する予定だ。

beGLOBAL SEOUL 2015 で、日本からも多くのスタートアップに出会えることを楽しみにしている。

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