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会議室シェアサービスの「Spacee(スペイシー)」、軒先やConnected Designと提携——貸出空間のバリエーション拡大と需要の底上げを狙う

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1時間単位で空いている会議室を貸したり借りたりできる「Spacee(スペイシー)」を運営するスペイシーは、駐車場のシェアリングやスペースシェアリングサービスを提供する軒先、東急電鉄やニフティらの JV で店舗・オフィス・ホテル向けの IoT 商品を開発・販売する Connected Design と、それぞれ事業提携したことを明らかにした。 軒先とは、Spacee との間で登録されている貸出物件や…

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1時間単位で空いている会議室を貸したり借りたりできる「Spacee(スペイシー)」を運営するスペイシーは、駐車場のシェアリングやスペースシェアリングサービスを提供する軒先、東急電鉄やニフティらの JV で店舗・オフィス・ホテル向けの IoT 商品を開発・販売する Connected Design と、それぞれ事業提携したことを明らかにした。

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スペイシーの駐車場アプリ「スペイシー駐車場」

軒先とは、Spacee との間で登録されている貸出物件や顧客の相互融通を行う。時間貸の空きオフィス貸出を得意とする Spacee だが、今年2月には駐車場空きスペースのマッチングサービスも開始している。一方で、軒先はポップアップショップや駐車場などの期間限定貸出を得意とするが、300物件程度の会議室の登録もあるという。得意とする分野の物件や顧客を互いに融通することで、全体需要の底上げを狙う。

料金面から見てみると、Spacee は1時間単位、軒先は1日単位で貸し出されている物件が多い。短時間の貸出に対応するため、Spacee では銀行振込・カード決済・後払など多様な決済手段に対応しており、ユーザにとっては、軒先が在庫として持つ会議室物件を Spacee 経由で借りることによるメリットもあるという。貸出物件の相互融通にあたっては、両社それぞれに登録する物件オーナーとの間で個別に追加契約が取り交わされ、注文が発生する毎に、両社間で一定の紹介手数料が支払われるスキームのようだ。

一方、Connected Design との提携では、同社が提供するトータルセキュリティソリューションの Spacee 会議室への導入を始める。その皮切りとして、Connected Design の乱数スマートロックが、Spacee の提供する品川の会議室への試験導入されている。

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Connected Design のパッケージに採用されている、フキのスマートリムロック

Connected Design は同社のソリューションを民泊をはじめとする、さまざまな種類の施設や拠点に導入を始めているが。住宅やオフィスと異なり、不特定多数の人々が利用する拠点では想定されない問題が生じることがあるため、Connected Design 側には、Spacee での導入を通じて、それまで見えなかった問題点を浮き彫りにし、商品やサービスの改善につなげたいとの意図があるようだ。

Spacee では会議室オーナーとユーザ双方の利便性向上のため、今後もパートナーを増やしていく予定で、会議室オーナーに WiFi や掃除のサービスを紹介できる提携先を模索中とのこと。「akippa」が時間貸駐車場の満車が多い地域の物件を重点的に増やしているように、Spacee では、カフェの混雑状況などをベンチマークし、需要が多いと見た地域でシェア会議室の運用をオーナーに勧め、不動産屋を紹介するようなケースもあるのだという。

スペイシーは今年4月、500 Startups から資金調達を実施している(シードラウンド、調達額非開示)。現在、チームにはフルタイム・パートタイムなどをあわせて12人くらいの社員がいるが半数以上がエンジニア。今後は、マーケティング分野やフルコミットで事業に集中できる人員の拡充に注力したいとしている。

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