中国で人気のある科学ソーシャルネットワークサイトGuokr(果壳)は、業界を代表するオンライン講座(MOOC)プラットフォームのCourseraと提携し、同プラットフォーム上で英語で行われる講座を中国語に翻訳する(中国語記事)。
世界の共通語である英語で書かれた書籍や資料の豊富さや多様さは、その他の言語のものとは比較にならない。公開講座のプラットフォーム大手であるCourseraが持つ87か所の提携先や444個(記事作成時)の講座のほとんどは英語で行われている。英語を母語としない人にとって、知識により幅広く触れるためには翻訳が必要不可欠な架け橋となる。
こうした状況を背景に、GuokrがMOOC Collegeを開講後、2013年に数名の受講者がMOOCの受講者専用コミュニティ、Guokr Education Subtitle Translation Groupを立ち上げた。8月、このグループの翻訳による中国語字幕がCourseraの社会心理学講座に導入された。いまやこのグループには全世界170名のボランティアがおり、(GuokrとCourseraとの)提携開始後の早い段階で、Courseraの7つの講座の翻訳を行うことになっている。
翻訳者のコミュニケーションプラットフォームとしての機能に加え、Guokrは中国人の学習習慣へのさらなる理解を深めるため、Courseraの中国人ユーザに焦点を当てた研究プロジェクトをローンチする予定だ。
コミュニティ翻訳ウェブサイトのYeeyan(訳言)もまた、Courseraの英中翻訳プロジェクトに参加した。
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