THE BRIDGE

タグ spike

「eBayはPayPalに名称変更した方がいい」ーー決済への動きを活発化させるプラットフォーム各社

SHARE:

<ピックアップ> Former PayPal Exec: eBay Should Just Rebrand As PayPal 米マーケットプレースのeBayが来年にも傘下の決済プラットフォームのPayPalをスピンアウトするかも、という噂が流れたのは8月21日。これを受けて市場も好反応を示し、株価が5%ほど上昇するという状況になっております。 そしてここにきてPayPalの経営幹部だ…

6355836713_7ea15f733f_z
Image by Flickr

<ピックアップ> Former PayPal Exec: eBay Should Just Rebrand As PayPal

米マーケットプレースのeBayが来年にも傘下の決済プラットフォームのPayPalをスピンアウトするかも、という噂が流れたのは8月21日。これを受けて市場も好反応を示し、株価が5%ほど上昇するという状況になっております。

そしてここにきてPayPalの経営幹部だった「マフィア」の一人(現在はベンチャーキャピタリスト)、Keith Rabois氏がBloombergにて「eBayはPayPalにブランド変更したほうがいい」と発言するなど、にわかにこの話題が盛り上がりをみせております。

さらにさらに時を同じくしてTwitterも「購入ボタン」をやはり決済プラットフォーム(こちらはAPIベース)のStripeと提携して実装すると報道されたり、facebookが元PayPalプレジデントのDavid Marcus氏を獲得してメッセンジャーに決済を取り入れるという話題が持ち上がったり、モバイルペイメントの新風、Squareは独自のクレジットカードを持つとか持たないとかと、にわかに大型プレーヤーによる決済方面の動きが表面化してきています。

eBayやTwitter、facebookはコマースやコミュニケーションプラットフォーム文脈、Squareは決済事業者という文脈です。

ところでこの決済関連の動き、私たちはどうみるべきでしょうか?

ここからは私見ですが、やはり大きく2つの要素があるかなと考えています。ひとつはスマートフォンの普及による決済障壁拡大の問題、それともうひとつは利益構造です。これらの要素と動き出すタイミングが重なっているのかなと。

決済障壁は言うまでもなく手間と安全性に関する問題です。これらはAmazonのワンクリックや、PayPalによるログイン決済(不特定多数のサイトに個人情報、特にクレジットカード情報を分散させる必要がない管理性)が解決してくれている課題でした。ただAmazonは当然Amazonでしか使えませんし、PayPalも普及したとはいえ、より大型のプラットフォームが始めれば、より幅広い層にとって利便性の高いサービスが提供できる可能性が高まります。

これらがスマートフォンの普及に伴って(当然ですがスマホでいちいち決済の入力するのは不便です)さらに広い範囲でのニーズが高まった、というのがひとつ目の要素です。

例えばスマートフォンの普及に伴って急成長したUberはハイヤーの支払を後払いにしていますが、先日、この仕組みをAPIで外部に解放しました。これは「移動サービスと決済をひとまとめにして外部に解放した動き」と捉えることもでき、さらなる拡大が予想されます。

apps-using-uber-api
Uberは移動の後払いで利便性を高め、その動きをAPIで他に解放し始めた

同様にTwitterやfacebookが持っているソーシャルメディアのトラフィックは、SEO頼みだった導線を別の方法で引くことも可能にするので、「導線+決済」という流れは大きく期待が持てます。

もうひとつ、利益構造についてはこのコメントが思い出されます。

以前、BASE代表取締役の鶴岡裕太氏にインタビューをした際、BASEの事業モデルについて「目指すのは楽天やAmazonというより、Paypal」と語っていたことがありました。

プラットフォーム事業者というのは事業に手数料モデルを採用することが多く、売上の%などを収入として計上します。しかし、単純なコマースのプラットフォームとなると、ここから決済の手数料を差し引く必要性が発生し、ただでさえ薄い利益率がさらに厳しいものになる、という課題があります。

なので、考え方としては決済を独自に持つ、ないし事業者として取り込む(買収など)というのは必然の流れで、これは先日、Squareがやはり相性のよいフードデリバリのCaviarを買収した件にも通じてきます。

Caviar

また、過去に決済代行系の事業者に取材した際、クレジットカード事業者の体質として、中間業者がまだまだ多く、これを整理することでさらに利益構造を変えることができる、と発言している方もいらっしゃいました。障壁も大きいですが、このようなアプローチはスタートアップ的といえるでしょう。

つまりスマートフォン普及に伴ってネット接続する人口は確実に広がり、そこに対して安全で簡単な決済手段を提供、さらにその構造を変革して利益率を高めるなら今動きましょう、といったところでしょうか。

大きなユーザーベースを獲得してプラットフォーム側から決済を変えるか、決済ソリューションを構築してプラットフォーム化させるか、また第三の方法を模索するか、いろいろな見方があるでしょうが、この分野は国内でも前述のBASEやWebpay、Coiney、そしてメタップスのSPIKEと役者が揃っているので今後の動きが楽しみです。

 

----------[AD]----------

フリーミアムモデルの決済プラットフォーム「SPIKE」が日本でのオープンベータを開始

SHARE:

今回は本当に日本で開始だ。 Metaps Pte. Ltd.(以下、メタップス)は4月14日、オンライン決済プラットフォーム「SPIKE」の日本国内におけるオープンベータ提供を開始した。SPIKEはウェブベースでの決済が可能なサービスで、事業者はユニークなリンクURLを設置するだけで決済サービスを利用開始できる。 特徴的なのはビジネスモデルで、従来、決済システムには初期設定費用や決済ごとの数パーセ…

SPIKE(スパイク)_-_決済手数料0%のオンライン販売サービス

今回は本当に日本で開始だ。

Metaps Pte. Ltd.(以下、メタップス)は4月14日、オンライン決済プラットフォーム「SPIKE」の日本国内におけるオープンベータ提供を開始した。SPIKEはウェブベースでの決済が可能なサービスで、事業者はユニークなリンクURLを設置するだけで決済サービスを利用開始できる。

特徴的なのはビジネスモデルで、従来、決済システムには初期設定費用や決済ごとの数パーセントの手数料、および、トランザクションフィーという数十円の課金が発生するのが通常だった。SPIKEはこのモデルを「フリーミアム化」することにチャレンジしている。

具体的なプランは個人事業主や小規模事業者向けの「フリープラン」と中規模事業者向けの「ビジネスプレミアム」に分かれ、フリープランは初期費用、月額費用、決済手数料などが全て無料。月間100万円までの決済が利用可能になっている。

価格_-_SPIKE(スパイク)

ビジネスプレミアムは月額3,000円での提供になり、月間1,000万円までの決済は手数料無料、それを超える取引については2.5%の手数料と30円のトランザクションフィーが発生するとしている。今回のオープンベータではフリープランのみの開始となり、また、ビジネスプレミアム版では開発者向けのAPIの提供も予定されている。

さて、今回は日本での展開だ。もう少し詳しく掘り下げよう。メタップス代表取締役の佐藤航陽氏に話を聞いた。以下一問一答でお伝えする。(以下、敬称略)

筆者:どちらかというとStripeやBraintreeといったAPI指向の開発者向けツールよりも、PayPalの形式でビジネスモデルを変革している、という認識を持ってますがそれであってますかね?

佐藤:サービスを使ってもらいたい人は決済を簡単に使いたいけどプログラミングができない一般の方々です。意識しているわけではないですが、現在PayPalを使っている方やPayPalが複雑でわかりにくいと思っている方は対象になりますね。

筆者:細かい点をいくつか。リリースによるとフリープランは完全に無料を目指すとされています。この「完全無料」というのは決済上限がなくなることを意味してますか?

佐藤:サービスの拡大に比例させて決済上限額を引き上げて、最終的には上限なしで無料で使えるような形を目指しています。決済を起点に現実世界の「経済」をネット上で再現したいと思っているので、全体像が見える頃には実現は難しくないかなと思っています。

筆者:アツいですね。ところでフリープランとビジネスプレミアムには個人事業主、小規模事業者と中規模事業者を分けておられますが、この境界線ってどこに設定予定でしょうか。

佐藤:特に明確な分類は置いていないですが、月間数千万規模で事業が回せるあたり、スタートアップでいうとシードからアーリーぐらいから中規模と捉えています。中規模事業者向けのビジネスプレミアムはAPI提供などの別の付加価値なども用意していく予定です。

筆者:なるほど。まだフリープランのみの提供開始ということですからね。ではビジネスプレミアムの提供はどのぐらいの時期になりそうですか?

佐藤:来月(※2014年5月)には試験的にスタートし、夏にはオープンで提供できるようにしたいと考えています。

筆者:ありがとうございました。

SPIKEはかねてから噂の課金決済サービスだった。国内ではコイニーやSquareなどにみられるスマートフォン決済プレーヤーと、米Stripeに類似したWebPayなどの開発者向けAPI提供事業者が新たにスタートアップしており、その激しい戦いは徐々に目新しさやアイデアといったポイントから、決済手数料という数字にフォーカスが移りつつあった。

そんな中、SPIKEが完全無料を掲げてステルス的に準備を進めていたため、その全貌に興味を持っていた事業者も多いはずだ。もし、メタップスの戦略がしっかりワークすれば、これに流れる事業者は多いと予想される。

ちなみにメタップスの中心的な事業はAndroidアプリのマネタイズプラットフォームだ。2007年創業の同社の現在の状況を佐藤氏に聞いたところ、世界8拠点で事業を推進。顧客となるゲーム系デベロッパーの数は数千規模、SDKを導入しているAndroidアプリの累計ダウンロード数は12億から13億に到達するという。この数字はGoogle Playの累計ダウンロード数の60回に1回というのだからその規模感は分かるだろう。

シンガポールに本社拠点を構える同社の売上は2、3割が日本、それ以外が中華圏と東アジアとなり、その売上規模は数十億に到達しているとのことだった。

----------[AD]----------

【追記あり】メタップスが準備中の手数料無料の決済プラットフォーム「SPIKE」、クローズドベータを開始 【ピックアップ】

SHARE:

【ピックアップ】は世界のテク系スタートアップの資金調達やトレンド記事を概要と共にお届けします Metaps launches online payment service SPIKE in closed beta ※追記:メタップス代表取締役の佐藤航陽さんからこちらありましたので追記させて頂きます。USのみで静かに開始されたそうです。 ごめんなさい、まだ日本は未対応ですね。。。RT メタップスが準…

image

【ピックアップ】は世界のテク系スタートアップの資金調達やトレンド記事を概要と共にお届けします

Metaps launches online payment service SPIKE in closed beta

※追記:メタップス代表取締役の佐藤航陽さんからこちらありましたので追記させて頂きます。USのみで静かに開始されたそうです。

噂の「手数料ゼロ円」決済サービス、メタップスのSPIKEがクローズドベータを開始したそうです。

ウェブベースの送受金ができるサービスで、もうひとつ報じているTechnodeの記事をみると、サービス利用ができるユニークなURLかボタンを生成してくれるので、決済を利用したい側はそれを自分のウェブサービスに導入すればOKということらしいです。Paypalスタイルですね。

スマートフォン、タブレットなどのネット接続デバイスで利用可能で、SPIKEが狙っているのは個人やスモールビジネス、いわゆるロングテールの「右側」の層になります。元々そういう決済が使えなかった層とも言い換えられます。

そしてこれが最大の特徴、初期設費にさらに手数料が無料という、まさしく「どこでビジネスするのですか」状態のサービス…と思ったら記事の最後に「限定ユーザー向けに月次の流通額で1万ドル上限のフリープランはあるけど、高い確率で流通総額上限無しのプレミアムプランができるんでしょうね」とありました。

メタップスの提供するDirectAPIもフリーミアムモデルですので、そうなるのでしょう。妥当です。

いやしかし国産スタートアップで世界展開を着実に進めているメタップス、更なる驚きを与えてくれるものと堅く信じております。

Google翻訳でざっくり読む

via e27

----------[AD]----------