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地元の人がツアーガイドになるベトナムの旅行テックスタートアップTriip、日本のガイアックスなどから資金を調達——さらにICOを準備中

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ホーチミンを拠点とするトラベルテックスタートアップの Triip は、日本のガイアックス(名証:3775)とベトナムのエンジェル投資家 Nguyen Duy 氏から、調達額非開示の資金調達を行なったと発表した。この調達は、同社が2016年2月に Gobi Partners から実施した50万米ドルのシードラウンド調達に続くものだ。 Triip は報道声明の中で、今回の調達により同社の評価額が201…

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Image credit: Triip

ホーチミンを拠点とするトラベルテックスタートアップの Triip は、日本のガイアックス(名証:3775)とベトナムのエンジェル投資家 Nguyen Duy 氏から、調達額非開示の資金調達を行なったと発表した。この調達は、同社が2016年2月に Gobi Partners から実施した50万米ドルのシードラウンド調達に続くものだ。

Triip は報道声明の中で、今回の調達により同社の評価額が2016年の250万米ドルから、今年1,000万米ドルにまで上昇したと述べている。調達した資金は、アクセラレーションの加速、ICO のローンチ、人材獲得の支援に使われる見込み。

今回の調達に加え、Triip は、Startup Vietnam Foundation(SVF)と Innovation Capital Management(ICM)との戦略的提携を発表した。ICM は今回、Triip と Nguyen Duy 氏からの調達の関係を取り持つ役割を果たしている。

Ha Lam 氏と Hai Ho 氏夫妻が2013年に設立した Triip は、地元市民にツアーガイドとしてサインアップしてもらい、主要な旅行代理店がカバーしてこなかった、イレギュラーでカスタマイズされたツアーパッケージを提供する。ツアーパッケージは、芸術、音楽、フード、歴史、風景といった地元の文化的要素から、冒険、技術、宝石、スポーツなどの体験まで、さまざまな内容に及ぶ。同社は、ツアーガイド全員が信頼に足ることを保証するために選抜を実施している。

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別の報道声明文で、Ha Lam 氏は次のように説明している。

我々の Triip のクリエイターたちは、彼らの経験を利益のためではなく、心から届けます。彼らは日常の仕事を持っているので、多くの従来のツアーガイドと違い、手数料欲しさで行動しているわけではありません。旅行者は Triip を通じてリアルな人々に出会い、情熱を共有し、友情を作り出すことで、より本物で楽しい旅行体験をすることができると思います。

(Ha Lam 夫妻は、Triip をブートストラップモードで存続するために、自分たちの家を売却したことで知られている。)

今回出資参加したガイアックスは、ベトナムで Triip と似たような内容を提供するスタートアップを運営している。

ICO については、Triip は2,000万米ドルの調達を目指しており、プライベートセールではすでに多くの既存投資家からの参加が得られている。

我々の ICO は2018年の旅行業界で、最大級の ICO になるとみられる。(同社)

【via e27】 @E27co

【原文】

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ベトナムのスタートアップ「Triip」は、アジア最高のツアーガイドをクラウドソーシングで提供する

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筆者は、AirbnbやZipcar、Courseraなどのコラボ消費を促すサービスを提供するスタートアップが大好きだ。 その理由は、既存の市場に大きな変革をもたらす可能性があることと——そして、特に、新しいことを経験するチャンスを消費者にもたらすからだ。 Triipもそんなスタートアップの1つで、観光ビジネスに取り組んでいる。Tiipでは、誰もが独自のツアープランを作り、興味のある観光客にそのプラ…

triip-vietnam筆者は、AirbnbやZipcar、Courseraなどのコラボ消費を促すサービスを提供するスタートアップが大好きだ。

その理由は、既存の市場に大きな変革をもたらす可能性があることと——そして、特に、新しいことを経験するチャンスを消費者にもたらすからだ。

Triipもそんなスタートアップの1つで、観光ビジネスに取り組んでいる。Tiipでは、誰もが独自のツアープランを作り、興味のある観光客にそのプランを販売することができる。

Triipのはじまり

Triipは共同設立者の1人Lam Ha女史のアイデアで始まった。当時、大学生だった彼女はSaigon Hotpotという学生サークルを作った。このサークルは、英語に精通した大学生が観光客を連れてホーチミンシティー周辺の有名な観光地を紹介しながら、外国人と話すことで英語の勉強ができるというものだった。

このツアーは無料で行われ、4年のうちに、Tripadvisorが紹介する現地で体験したいことのランキング1位に浮上した。学生たちは大学を卒業してから徐々に、この活動を辞めてしまうよりも、成長可能なビジネスにすることの方が筋が通っていると思い始めた。

Triipチームには9人のスタッフがいる——そのうちの5人が共同設立者だ。彼らは時間をかけて現在のTriipベータ版を構築した。現在、Triipは86種類のツアーを承認している。だが、同サービスがベータ版で、これまでマーケティングに資金を費やしていないこともあり、実際にツアーを体験した人はわずか7人。しかし、Triipが6月にベータ版を終了し、iPhone向けのアプリをリリースすれば、状況は必ず変わるだろう。

triip

Ha女史は、今後の戦略について次のように説明している。

「私たちは現在、素晴らしいカスタマーサービスを提供することに特に力を入れています。そこで、数週間のうちに、Triipbookをリリースする予定です。Triipbookは、Triipのツアークリエイターがどのようにして素晴らしいツアーを企画するかを学べるものです。ベトナムとカンボジアでワークショップを開催しましたが、今後ツアーを企画したいと思っている人はツアーを企画することに本当に胸を踊らせていましたが、企画案を練るのに苦労していました。」

Triipは既に、従来のパッケージツアーでは見られないようなとてもユニークなツアーをたくさん提供している。例えば、サイゴンの禅ツアーや砂絵体験ツアー、そしてフモング族の子供たちとサパの山を自転車で走るというような魅力的なツアーもある。Ha女史は、こういうツアーこそがTriipサービスの強みの中核だと見ている。

「プロのツアーガイドはスムーズなツアーをプロフェッショナルに提供しますが、私たちが提供している砂絵体験ツアーなどの非常にユニークなツアーを企画しているのは、自分たちの住む国や町が特に大好きな若いガイドたちです。」

Triipのしくみ

triip tour

Triipのしくみはこうだ。まず、ガイドはTriipが面白いと思いそうなツアーを提出する。すると、Triipの監修者がそのツアーの中に同社の方針にそぐわないものがあるかどうかをチェックする(同社はこの理由で、10~12件ほどのツアー企画案を既に却下している)。

それから、見込み客(つまり、観光客)がツアーの料金をTriipに支払う。この料金はツアーが完了し顧客が満足したことが分かるまでTriipが預かり、ツアーが無事完了すれば、料金の90%がガイドに支払われ、残りの10%がTriipの取り分となる。

Triipのツアークリエイターは、ツアーを実行できる日にちや、各ツアーの所要時間、そして料金を設定することができる。またTriipは、観光客がツアーガイドにツアーをリクエストできるというサービスも開発中だ。

実際、学校内を見学したいという観光客からの特別なリクエストが過去に1件あり、驚くことに、あるツアーガイドが名乗り出て、その観光客にホーチミンシティーにある中学校と高校を見せて回ったことがある。

今後のプラン

Triipの設立者らは、クラウドファンディングとマーケティングのため5月末にIndiegogoで同サービスのキャンペーンを行う予定で、6月にはベータ版が終了し、WikiTriipというiPhoneアプリもローンチする計画だ。

同アプリ(Wiki Vonyageのデータを利用)は、訪れる場所の情報をユーザが検索することができると同時に、ユーザが旅行中にどんな所に行きたいかを知るためにデータクローリングされる予定だ。このデータは旅行者向けのツアーを企画したり、提案したりするのに活用される。

Triipは現在、ベトナム、ミャンマー、ラオス、カンボジア、タイ、インドネシアの6か国でサービスを展開している。

Triipツアーの体験談は下のビデオで。




【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】

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